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科目名 平成27年度以前入学者 |
特別研究 | ||||
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教員名 | 澤田博司 | ||||
単位数 | 6 | 学年 | 4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 生命科学科 | ||||
学期 | 通年 | 履修区分 | 必修 |
授業概要 | 実験的研究手法を用いて,自然科学の研究を体験する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 自然界における生命現象を実験的に調べる手法の一端に触れさせることによって,実験的な研究の進め方を学ぶ。 原著論文の方法の項目を読み解き,実験方法を構築し実際に実験を行い,信頼できる実験結果が得られるようになることを到達目標とする。 この科目は文理学部(学士(理学))のディプロマポリシーDP1,DP3,DP6及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応しています。 |
授業の方法 | 研究室に配属し,生物多様性の分子基盤の解明に関する実験研究を行なう。 指定されている授業開講時間以外の時間で,実際の研究活動を行う。この研究活動が本質的なものであり,授業開講時間で行う内容の補助ではないことに注意されたい。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス:研究の立案 【事前学習】 当研究室のテーマ(動物の休眠,休眠覚醒,人工孵化,体色発現などのメカニズム)について調べておく。 【事後学習】 興味ある点をまとめておく。 |
2 |
研究計画のアウトラインの構築 【事前学習】 当研究室のテーマ(動物の休眠,体色など)の何を明らかにしたいかを考えておく。 【事後学習】 明らかにしたいことが実現可能かどうか,検討する。 |
3 |
研究計画の詳細の検討 【事前学習】 各自の研究テーマで主に使用する実験手法の原理について調べておく。 【事後学習】 実験手法が実施可能かどうか検討し,その結果をまとめておく。 |
4 |
生化学に関する文献の解読と発表・検証 【事前学習】 PubMedなどで生化学に関連する文献を探し,内容を調べておく。 【事後学習】 各自の研究テーマとの関連性について検討し,その結果をまとめておく。 |
5 |
研究テーマの主な実験手法の流れとタイムテーブルの作成 【事前学習】 各自の研究テーマで主に使用する具体的な実験手法について調べておく。 【事後学習】 実験手法の注意すべき点を検討し,まとめておく。 |
6 |
分子生物学に関する文献の解読と発表・検証 【事前学習】 PubMedなどで分子生物学に関連する文献を探し,内容を調べておく。 【事後学習】 各自の研究テーマとの関連性について検討し,その結果をまとめておく。 |
7 |
各自の主な実験手法を使っての実験準備 【事前学習】 各自の研究テーマで主に使用する器具や試薬などについて調べておく。 【事後学習】 研究室に使用予定の器具や試薬が有無を確認し,その準備をする。 |
8 |
細胞生物学に関する文献の解読と発表・検証 【事前学習】 PubMedなどで細胞生物学に関連する文献を探し,内容を調べておく。 【事後学習】 各自の研究テーマとの関連性について検討し,その結果をまとめておく。 |
9 |
各自の主な実験手法を使っての予備実験 【事前学習】 実験が失敗した場合の影響が最小になるように,その対策を検討しておく。 【事後学習】 予備実験の結果を検討し,次回の実験のためのまとめを行う。 |
10 |
各自の主な実験手法を使っての本格的な実験 【事前学習】 予備実験の結果から,信頼できるデータの取得法をまとめておく。 【事後学習】 調査サンプルを使用しての結果のまとめと,考察を行う。 |
11 |
各自の主な実験手法を使っての本格的な実験(再現性の確認) 【事前学習】 調査サンプルを使用しての前回の結果のまとめと考察について,更に検討をしておく。 【事後学習】 今回得られた結果の再現性について検討し,その結果をまとめておく。 |
12 |
各自の主な実験手法を使っての本格的な実験(比較検討) 【事前学習】 比較検討を行うためのサンプルについて調べておく。 【事後学習】 得られた結果と前回の結果との比較検討を行い,その相違点をまとめておく。 |
13 |
研究目標の到達度の確認と今後の研究の進め方 【事前学習】 研究目的を再確認し,得られた研究結果を基にして研究目的をどの程度達成できたかを把握しておく。 【事後学習】 研究目的を達成するために必要な事項をまとめておく。 |
14 |
研究目標達成のための研究の進め方 【事前学習】 研究目的を達成するために必要な研究手法を調べておく。 【事後学習】 得られた結果をまとめ,考察する。 |
15 |
研究結果の発表 【事前学習】 今までに行った実験結果をまとめ,発表用のパワーポイントファイルを作製しておく。 【事後学習】 次の研究の参考にするために発表後の質問や指摘をまとめ,論文の下書きを作製しておく。 |
16 |
研究の方向性の確認と修正
【事前学習】 発表会の質疑応答での意見を参考にして,研究の方向性について考えをまとめておく。 【事後学習】 研究の修正があれば修正し,更にデータを取る必要があるかをまとめておく。 |
17 |
研究の方向性の確認と修正(文献調査) 【事前学習】 PubMedなどで,今後の実験手法と同様な手法を取り入れている論文をいくつか見つけておく。 【事後学習】 自分の今後の研究のどの部分に有用かどうかまとめておく。 |
18 |
各自の主な実験手法を使っての実験準備
【事前学習】 新たな研究手法に使用する器具や試薬などについて調べておく。 【事後学習】 研究室に使用予定の器具や試薬が有無を確認し,その準備をする。 |
19 |
各自の新たな実験手法を使っての予備実験
【事前学習】 実験が失敗した場合の影響が最小になるように,その対策を検討しておく。 【事後学習】 予備実験の結果を検討し,次回の実験のためのまとめを行う。 |
20 |
各自の新たな実験手法を使っての本格的な実験
【事前学習】 予備実験の結果から,信頼できるデータの取得法をまとめておく。 【事後学習】 調査サンプルを使用しての結果のまとめと,考察を行う。 |
21 |
各自の新たな実験手法を使っての本格的な実験(再現性の確認) 【事前学習】 調査サンプルを使用しての前回の結果のまとめと考察について,更に検討をしておく。 【事後学習】 今回得られた結果の再現性について検討し,その結果をまとめておく。 |
22 |
各自の新たな実験手法を使っての本格的な実験(比較検討) 【事前学習】 比較検討を行うためのサンプルについて調べておく。 【事後学習】 得られた結果と前回の結果との比較検討を行い,その相違点をまとめておく。 |
23 |
研究結果の確認と文献調査
【事前学習】 同様な手法を取り入れている論文での結果と自分で得られた結果とを比較検討しておく。 【事後学習】 論文と得られた結果の相違点についてまとめておく。 |
24 |
再現性の確認実験(1) 【事前学習】 最適な実験結果を得られたと思われる実験過程を再構築しておく。 【事後学習】 以前のデータと矛盾がないか検討しまとめておく。 |
25 |
再現性の確認実験(2) 【事前学習】 最適な実験結果を得られたと思われる実験過程を再構築しておく。 【事後学習】 以前のデータと矛盾がないか検討しまとめておく。 |
26 |
実験結果のまとめ(1)
【事前学習】 再現性があった結果をまとめておく。 【事後学習】 最適な表やグラフを最終的にはPCで作製しておく。 |
27 |
実験結果のまとめ(2)
【事前学習】 再現性があった結果をまとめておく。 【事後学習】 最適な表やグラフを最終的にはPCで作製しておく。 |
28 |
卒業論文の作成と発表の準備(1)
【事前学習】 自分で行った研究の「緒言」や「方法」について考えをまとめておく。 【事後学習】 論文用の緒言と発表会用の緒言について,それぞれのアウトラインをまとめておく。 |
29 |
卒業論文の作成と発表の準備(2)
【事前学習】 自分で行った研究の「結果」や「考察」について考えをまとめておく。 【事後学習】 論文用の結果と考察,発表会用の結果と考察について,まとめておく。 |
30 |
卒業論文の作成と発表
【事前学習】 自分で行った研究の「緒言」「方法」「結果」「考察」をほぼ完成させておく。 【事後学習】 発表会での質問事項や指摘事項をまとめておき,論文修正時に該当箇所を修正しておく。 論文の添削箇所等の修正をし提出できうように完成させておく。 |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業参画度(60%)、実験遂行能力と結果のまとめ(20%)、研究発表と論文作成(20%) 研究テーマに関しての理解度、実験に取り組む熱意、研究発表,卒業論文表等を総合的に評価する。 特別研究では,研究室の滞在時間と研究の質が比例関係にあるように思います。 授業参画度は,主レポートの指摘箇所に関するリアクションペパーパーの質を評価する。 |
オフィスアワー | 月〜金 10時〜18時 本館6階 生命科学科 研究室603 |