文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 心理学科 > 卒業論文
日本大学ロゴ

卒業論文

このページを印刷する

科目名 卒業論文
教員名 河野千佳
単位数    8 学年    4 開講区分 文理学部
学期 通年 履修区分 選択
授業概要 本科目は、本学科の学びの集大成である卒業研究に求められる心理学の研究能力を養うために データを整理、解析し、論文を作成するまでの過程を学ぶ科目として位置づけられる。 1.研究テーマを設定する。2.データ収集のための方法を考え設定する。3.収集したデータを整理することができる。 4.目的や仮説にそって解析を行うことができる。 5.解析した結果を図表などにまとめることができる。 6.結果を考察し、論文にまとめることができる。
授業のねらい・到達目標 1.関連する資料や文献等を収集・検討して、自分が研究したいテーマを見出すことができる。 2.関心のあるテーマを心理学の学問領域に位置付けることができる 3.目的や仮説を構築し、適した研究方法を選択することができる 4.データを収集し、整理することができる 5.目的や仮説に見合った解析を行い、結果を図表にまとめることができる 6.結果を考察し、報告書にまとめることができる 7.成果を発表したり、ディスカッションを通して問題点を明確にしたりすることができる。

この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応しています。
授業の方法 少人数で構成されるゼミナール形式の授業である。受講者には毎回、課題が出され、これを授業において発表し、受講者全員でディスカッションする形で進められる。
本授業の事前・事後学習は、各5時間(平日1日1時間)の学習を目安とする。
授業計画
1 授業計画や発表までの流れを 理解し、説明できる。
【事前学習】卒論のテーマについて熟考してくる。
【事後学習】授業の進め方や授業計画、発表までの一連の流れについて理解できる。
2 心理学研究を理解する 心理学研究の流れを理解する。専門的な研究論文を読み、 研究の基本的な流れを理解できる。 全員でディスカッションを行い、理解を深める。
【事前学習】教員が指定した研究 論文の目的を理解し 研究方法について 調べておく。
【事後学習】心理学の研究の流れを理解できる。研究論文を読み、心理学研究がどのように進むのかについて発表する準備をする。
3 研究計画の立案―リサーチクエスチョン 各自関心のあるテーマを心理学研究として相応しいテーマなのかディスカッションできる。
【事前学習】絞り込まれたテーマについて調べ構想発表の準備をする。
【事後学習】テーマをまとめる。
4 研究計画の立案―構想発表 心理学研究論文の論理的展開について理解し、説明できる。全員の構想発表を聴き、研究目的、方法、研究の位置づけ等についてディスカッションし、問題点や課題を見出し、研究テーマを決定する。
【事前学習】研究テーマに関する先行研究を分担して調べ、発表する準備をする。
【事後学習】決定したテーマに関してまとめる。
5 研究計画の立案―データ収集の計画を立てる。 データ収集のためのステップを理解し、研究を進めることができる。データ収集の方法、対象者への配慮などディスカッションを通して、明らかにし、データ収集の計画を立てる。
【事前学習】手続きを各自具体化し文書にまとめる。
【事後学習】データ収集方法 についてまとめる。
6 データ収集のための準備 目的や仮説に沿った材料や課題を作成することができる。データ収集に必要な材料や課題を作成し、協力者の募集をする。
【事前学習】データ収集のための準備をする。
【事後学習】目的や仮説に沿って材料が作成、用意されているか確認する。データを収集する。
7 データの整理の仕方を決定する。データ整理について理解し、適切な整理の仕方について議論することができる。収集したデータをどのように整理するか、ディスカッションし、決定する。
【事前学習】データ整理に必要な資料を準備する。
【事後学習】データ整理の仕方についてまとめる。
8 データを整理することができる。前回のディスカッションしたデータ整理の内容を踏まえ、 集めたデータを整理する。
【事前学習】データ解析法について考え、まとめる。
【事後学習】解析できるまで データ整理を最後まで行う。
9 データ解析法を検討する。適切なデータ解析法を選択することができる。問題、仮説に沿ってどのような解析をしたらよいのか、全員でディスカッションし、決定する。
【事前学習】データ解析の手順を考える。
【事後学習】データ解析の仕方についてまとめる。
10 データ解析を行う。適切な分析法を決定し、統計解析することができる。
【事前学習】解析した結果をまとめる図表を考える。
【事後学習】必要なデータ 解析が行われたか確認する。
11 解析した結果を図表にまとめる。結果を適切な提示方法でまとめることができる。解析した結果をどのように提示するのか、必要な図表は何か、ディスカッションを通して決定し、作成する。
【事前学習】解析した結果をどのように文章でまとめるか考える。
【事後学習】必要な図表の作成がなされているか確認する。
12 解析した結果を図表にまとめる。結果を適切な提示方法でまとめることができる。解析した結果をどのように提示するのか、必要な図表は何か、ディスカッションを通して決定し、作成する。
【事前学習】解析した結果をどのように文章でまとめるか考える。
【事後学習】必要な図表の作成がなされているか確認する。
13 解析した結果を図表にまとめる。結果を適切な提示方法でまとめることができる。解析した結果を図表は明確に表しているか、ディスカッションを通して修正する。
【事前学習】解析した結果を文章でまとめる。
【事後学習】必要な図表の作成がなされているか確認する。
14 考察―研究結果の妥当性について考え検討することができる。得られた結果と従来の知見との一致、不一致な点について考え、不一致の場合にはそれをもたらした要因についてディスカッションを通して検討する。
【事前学習】結果の妥当性について考えまとめる。
【事後学習】妥当性についてまとめ、文章にする。
15 考察―研究結果の一般化について考え検討することができる。得られた結果と従来の知見との一致、不一致な点について考え、不一致の場合にはそれをもたらした要因についてディスカッションを通して検討する。
【事前学習】結果の一般化について考えまとめる。
【事後学習】一般化についてまとめ、文章にする。
16 考察―研究結果の限界性について考え検討することができる。得られた結果と従来の知見との一致、不一致な点について考え、不一致の場合にはそれをもたらした要因についてディスカッションを通して検討する。
【事前学習】結果の限界性について考えまとめる。
【事後学習】限界性についてまとめ、文章にする。
17 考察―研究結果の可能性について考え検討することができる。得られた結果と従来の知見との一致、不一致な点について考え、不一致の場合にはそれをもたらした要因についてディスカッションを通して検討する。
【事前学習】結果の可能性について考えまとめる。
【事後学習】妥当性・一般化・限界性・可能性についてまとめ、文章にする。
18 考察―研究結果の妥当性・一般化・限界性・可能性についてトータルで再度考え検討することができる。得られた結果と従来の知見との一致、不一致な点について考え、不一致の場合にはそれをもたらした要因についてディスカッションを通して検討する。
【事前学習】結果の妥当性・一般化・限界性・可能性について総合的に考えまとめる。
【事後学習】結果と考察について文章にする。
19 卒業論文の執筆要綱を確認する
【事前学習】日本心理学会が発行している執筆の手引きを再確認する。
【事後学習】執筆要綱の内容を理解する
20 卒業論文にまとめる―学術論文の体裁を整える。学術論文としての体裁を整え、執筆することができる。要約と文献一覧の作成。問題・目的、方法、結果、考察の要点について、 ディスカッションを通して明確にする。
【事前学習】卒業論文で引用したすべての論文を用意する。
【事後学習】卒業論文を執筆する。
21 卒業論文にまとめる―問題・目的、方法、結果、考察について、 ディスカッションを通して明確にする。
【事前学習】卒業論文を執筆する。
【事後学習】卒業論文の修正を行う。
22 卒業論文にまとめる―問題・目的、方法、結果、考察の要点について、 ディスカッションを通して明確にする。
【事前学習】卒業論文を執筆する。
【事後学習】卒業論文の修正を行う。
23 卒業論文にまとめる―学術論文としての体裁を整え、執筆することができる。問題・目的、方法、結果、考察の要点について作成する。
【事前学習】卒業論文を執筆する。
【事後学習】卒業論文の修正を行う。
24 卒業論文にまとめる―学術論文としての体裁を整え、執筆することができる。問題・目的、方法、結果、考察の要点について、ディスカッションを通して明確にする。
【事前学習】卒業論文で引用したすべての論文の表記の仕方を確認する。
【事後学習】卒業論文の修正を行う。
25 卒業論文にまとめる―学術論文としての体裁を整え、執筆することができる。目次を作成する。
【事前学習】卒業論文で引用したすべての論文を確認する。
【事後学習】卒業論文の作成を行う。
26 卒業論文にまとめる―要約と文献一覧を作成する。
【事前学習】卒業論文で引用したすべての論文を用意する。
【事後学習】卒業論文の作成を行う。
27 卒業論文にまとめる―質問紙等を綴じて最終チェックを行う。
【事前学習】卒業論文を作成する。
【事後学習】卒業論文の誤字脱字の修正を行う。
28 卒業論文にまとめる―学術論文の体裁を整える。
【事前学習】卒業論文を作成する。
【事後学習】卒業論文を完成させ提出する。
29 卒業論文の口頭試問での発表準備をする。
研究成果や主張を相手に伝えられるように工夫する。効果的なプレゼンテーションスキルの獲得できる。
【事前学習】発表の準備をする。
【事後学習】発表準備の議論より、プレゼンテーション方法の修正を行う。
30 卒業論文の口頭試問で発表する。
研究成果や主張を相手に伝え、相手の意見を聞き、ディスカッションを通して、研究成果の点検を行う。
効果的なプレゼンテーションスキルの獲得できる。
【事前学習】発表の準備をする。
【事後学習】発表の議論より、必要とあれば卒業論文の加筆・修正を行う。
その他
教科書 なし
参考書 必要に応じて示す
成績評価の方法及び基準 卒業論文(ディスカッション、研究実践課題への参加度を含む)(100%)
オフィスアワー 第1回の授業の中で知らせる。指導時間以外にはメールにて予約を取って設定することとする。

このページのトップ