心理学統計法２

科目名	心理学統計法２
教員名	羽生和紀
単位数	2	学年	1	開講区分	文理学部
学期	後期	履修区分	必修

授業概要	心理学で用いられる統計手法として，推論統計・検定の基礎をまなび，心理学研究において用いられる統計に関する基礎的知識を獲得する
授業のねらい・到達目標	【公認心理師受験資格取得に必要な科目】心理学的研究において，収集される限られたデータ（標本）に基づいて、その研究が求める，あるいは検討する一般的な特徴や傾向を推測し、判断を導く方法を理解し，またそのための具体的な統計手法を習得する。この科目は文理学部（学士（心理学））のディプロマポリシーDP1及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法	教科書に準拠して講義を行う。事前学習として、教科書の該当部分を読んでおくこと。事後学習として練習問題を解いてくることを求めることがある。例題を解くときや、授業内で問題を解くときには実際の計算をする必要があるので、ルートが計算できる電卓を持参すること。一度で統計を理解することは難しく，また理解したと思ってもすぐに忘れてしまうものであるため，履修後に思い出しや振り返りができるようなノートを作成することを目標としてほしい。本授業の事前・事後学習は，各２時間の学習を目安とする。
履修条件	特に「なし」だが，あらかじめ心理統計法1の内容の理解は必要になる。

授業計画
1	推論統計とは何か：記述統計との違い，および推論統計の意味と意義 [事前学習]記述統計について確認しておくこと。 [事後学習]ノートを整理し，授業内容を理解しておくこと。
2	統計に関する基礎知識としての母集団と標本　 [事前学習]教科書82頁～92頁を読んでおくこと。 [事後学習]ノートを整理し，授業内容を理解しておくこと。
3	心理学統計における統計的仮説の検定と区間推定（１）：ｚ検定 [事前学習]教科書93頁～99頁を読んでおくこと。 [事後学習]ノートを整理し，授業内容を理解しておくこと。
4	心理学統計における統計的仮説の検定と区間推定（２）：t検定 [事前学習]教科書104頁～110頁を読んでおくこと。 [事後学習]ノートを整理し，授業内容を理解しておくこと。
5	心理学統計における統計的仮説の検定と区間推定（３）：帰無仮説と対立仮説，自由度，第1種と第2種の誤謬 [事前学習]教科書99頁～104頁を読んでおくこと。 [事後学習]ノートを整理し，授業内容を理解しておくこと。
6	２つの平均値の差の推定と区間推定（１）：対応のないｔ検定 [事前学習]教科書111頁～116頁を読んでおくこと。 [事後学習]ノートを整理し，授業内容を理解しておくこと。
7	２つの平均値の差の推定と区間推定（２）：対応のあるｔ検定 [事前学習]教科書頁117～119頁を読んでおくこと。 [事後学習]ノートを整理し，授業内容を理解しておくこと。
8	２つの平均値の差の推定と区間推定（２）：計算の演習 [事前学習]教科書120頁～122頁を読んでおくこと。 [事後学習]ノートを整理し，授業内容を理解しておくこと。
9	分散分析入門：１要因と多重比較 [事前学習]教科書123頁～149頁を読んでおくこと。 [事後学習]ノートを整理し，授業内容を理解しておくこと。
10	より複雑な分散分析：要因計画と交互作用 [事前学習]教科書153頁～165頁を読んでおくこと。 [事後学習]ノートを整理し，授業内容を理解しておくこと。
11	カイ２乗検定 [事前学習]教科書189頁～197頁を読んでおくこと。 [事後学習]ノートを整理し，授業内容を理解しておくこと。
12	ピアソンのｒの検定とさまざまな相関係数 [事前学習]教科書199頁～227頁を読んでおくこと。 [事後学習]ノートを整理し，授業内容を理解しておくこと。
13	標本数デザイン，検定力，ベイズ統計などの新しいテーマに関しての紹介 [事前学習]12回の授業で支持する内容に関して，あらかじめ調べておく。 [事後学習]ノートを整理し，授業内容を理解しておくこと。
14	学習内容の整理 [事前学習]ノート全体を整理し，授業内容を理解しておくこと。 [事後学習]授業内容をよい理解し，理解不足の事柄を補っておくこと。。
15	これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める [事前学習]授業全体の内容を振り返り，整理しておくこと。 [事後学習]この授業で何を学んだかについて自分なりによく整理・消化しておくこと。

その他
教科書	山内光哉『心理・教育のための統計法』サイエンス社 2009年第3版
参考書	なし
成績評価の方法及び基準	授業内テスト(100%) 授業内テスト（１回）は学期末の時期に行います。
オフィスアワー	水 1230-1300 羽生研究室