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科目名 | 臨床心理学特講1 | ||||
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教員名 | 津川律子 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 現役の臨床心理士として30年以上の臨床実践の経験を有する教員(公認心理師資格及び精神保健福祉士資格も有する)が、その経験を活かして臨床心理学の基礎を講義する。 臨床心理学は広範囲であり、知っておくべき基礎知識も多い。そのため、授業の前半は、著名な臨床心理学者の理論をその人の歴史を含めて学び、授業の後半は、主要な悩みや障がいについて、その特徴や心理支援のあり方を含めて学ぶ。 |
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授業のねらい・到達目標 | 臨床心理学で用いられる基本的な心理支援の理論と方法が述べられるようになる。 臨床心理学が対象とすることが多い主要な悩みや障害について、その特徴や心理支援のあり方について述べられるようになる。 この科目は文理学部(学士(心理学))のディプロマポリシーDP2,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | 講義形式。板書、基本的に毎回、資料の配布あり。DVDなど視覚教材による講義も含まれる。 基本的に毎回、授業の終わりにミニレポートの記入と提出がある。 本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
オリエンテーション、臨床心理学とは 臨床心理学の現状と近未来について論じる。資格(公認心理師と臨床心理士)についても解説する。 [事前学習]シラバスを事前に確認すること。 [事後学習]第2回以降の授業に備え、参考図書などを読む。 |
2 |
臨床心理学の歴史 西洋における臨床心理学の歴史だけでなく、日本における臨床心理学の歴史についても論じる。 [事前学習]心理学の歴史を復習しておくこと。 [事後学習]配付資料をもとに学修した内容を再確認する。 |
3 |
フロイトの生涯とその理論の特徴 フロイトの理論と実践を論じ、現在の精神分析に至るまでについても論じる。 [事前学習]心理学の歴史を復習しておくこと。 [事後学習]配付資料をもとに学修した内容を再確認する。 |
4 |
ユングの生涯とその理論の特徴 ユングの理論と実践を論じ、現在の深層心理学についても論じる。 [事前学習]心理学の歴史を復習しておくこと。 [事後学習]配付資料をもとに学修した内容を再確認する。 |
5 |
ロジャーズの生涯とその理論の特徴 ロジャーズの理論と実践を論じ、現在の心理カウンセリングの基礎についても論じる。 [事前学習]心理学の歴史を復習しておくこと。 [事後学習]配付資料をもとに学修した内容を再確認する。 |
6 |
エリクソンの生涯とその理論の特徴、ここまでのまとめ エリクソンの理論と実践を論じる。また、前半(第1回から第6回)の授業内容について整理する。 [事前学習]心理学の歴史を復習しておくこと。 [事後学習]配付資料をもとに学修した内容を再確認する。 |
7 |
統合失調症入門 統合失調症の概念、用語、心理支援の方法、現在の日本における課題について論じる。 [事前学習]精神障がい者に対する差別や偏見について自分の考えを整理しておくこと。 [事後学習]配付資料をもとに学修した内容を再確認する。 |
8 |
うつ病入門 うつ病概念の変遷、関係用語、心理支援の方法、現在の日本における課題について論じる。 [事前学習]うつ病をどのようなものであると認識しているかに関して整理しておくこと。 [事後学習]配付資料をもとに学修した内容を再確認する。 |
9 |
神経症及び人格障害入門 神経症及び人格障害の概念、用語、心理支援の方法について論じる。 [事前学習]ノイローゼとはどのようなものであるかに関して自分の考えを整理しておくこと。 [事後学習]配付資料をもとに学修した内容を再確認する。 |
10 |
器質性障害入門 器質性障害及び症状精神障害の概念、用語について論じ、意識障害についても論じる。 [事前学習]身体的な病気が心理面に直接的に及ぼす影響について考えておくこと。 [事後学習]配付資料をもとに学修した内容を再確認する。 |
11 |
神経心理学初歩の初歩 失語、失読、失行などの神経心理学の概念、用語について論じる。 [事前学習]脳の機能は何かについて自分の考えを整理しておくこと。 [事後学習]配付資料をもとに学修した内容を再確認する。 |
12 |
臨床発達心理学入門 周産期から高齢期まで発達に沿った課題について、臨床心理学の視点から論じる。 [事前学習]生涯発達とは何かについて調べておくこと。 [事後学習]配付資料をもとに学修した内容を再確認する。 |
13 |
理解度の確認(授業内試験)、ここまでのまとめ 授業内試験を実施する。また、後半(第7回から第12回)の授業内容を整理する。 [事前学習]第1回~第12回の内容を復習すること。 [事後学習]授業内試験で分からなかったことを振り返って学修する。 |
14 |
現在の心理臨床実践 現在の心理臨床実践は多岐にわたっているが、その内容を整理して論じる。 [事前学習]普段、目にする社会的ニュースと臨床心理学の関係を考えておくこと。 [事後学習]配付資料をもとに学修した内容を再確認する。 |
15 |
まとめ これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める [事前学習]これまでに学修した内容で疑問に思ったことを3個以上ノートにまとめておく。 [事後学習]これまでの配付資料をもとに学修した内容を再確認する。 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 津川律子・安齊順子 『インタビュー臨床心理士1』 誠信書房 2007年 津川律子・安齊順子 『インタビュー臨床心理士2』 誠信書房 2007年 特に『インタビュー臨床心理士1』の最初の章(成瀬悟策先生の章)が参考になります。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(25%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(25%) 授業参画度は、毎回のミニレポート等で授業参画度を評価します。 |
オフィスアワー | 対応場所(津川研究室)。随時可能。但し、事前に予約を取ること(講義の後に予約を取りたいと声をかけてください)。 |