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科目名 | 自主創造の基礎1 | ||||
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教員名 | 広田照幸 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 必修 |
授業概要 | 教育学を学ぶための基礎的知識を習得させつつ、大学でのアカデミックな学修に必要なスキルを併せて修得させる。なお、自治体での教員の研修講師や組合での研修講師をたくさんこなしてきた経験を踏まえて、知識やスキルの修得に関しては、現場の教員に必要になる知識やスキルが何であるかを重視しつつ、授業を進める。 |
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授業のねらい・到達目標 | この授業では、初年次導入教育として、“自主創造型パーソン”としての資質を身につけ、「日本大学の歴史」を学ぶとともに、教育学を体系的に学んでいくための基礎を習得することをめざす。次の項目について十分習得することが期待される。 大学の授業と高校の授業の違い/大学生の生活と学業の関係/ノートの取り方/論述式の試験問題への答え方/レジュメの書き方(形式や工夫)/小論文・レポートの書き方/文献の引用ルールや註の付け方/剽窃や盗用の問題性/図書館の図書利用の仕方/図書館の図書の分類/図書館での端末利用の仕方/日大文理のOPACの利用法。また、独力で教育学関係の本を読んでいくことができるようになることが期待される。 この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP1,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP1,CP4,CP7に対応しています。 |
授業の方法 | 受講者をいくつかのグループに分け、単独作業とグループでの作業を組み合わせて進める。講義を行う回もある。本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とします。 |
履修条件 | なし。 |
授業計画 | |
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1 |
スタートアップ:自主創造型パーソン 高校と大学の違いという点をスタートに、大学生として学んでいく時の心構えや、教育学を学ぶにあたって考えておくべきことに気づかせる。グループ分けと自己紹介を行い、ノートをとる取り方について指導する。 【事前学習】 シラバスを事前に確認する。 【事後学習】 授業の中で考えたことを、今後の大学生活にどう生かすかを更に情報を集めながらイメージする。 |
2 |
講義を聴く1――日本大学の歴史 日本大学の歴史に関するDVDを観て、日本大学の理念・目的と実態について考え、説明できるようにする。 【事前学習】日本大学で学ぶことの意味や意義について、自分の受験を振り返って考える。 【事後学習】DVDを観ながら考えたことやグループワークで気づいたことを今後の大学生活にどう生かすかを、更に情報を集めながらイメージする 。 |
3 |
講義を聴く2――要約力を教育学の学修に活用できるようにする。 「若者と青年」についての講義を聴いて、論点を要約しながら把握し、自らの生き方と教育の意義について考える。 【事前学習】自分のこれまでの生き方を言葉にしてみる。 【事後学習】講義やグループワークの中に出てきた論点をたどり直して、現代の若者の生き方に関する自分なりの考え方をまとめるため、情報を集めて整理してみる。 |
4 |
図書館を使いこなして教育学を学ぶ 情報の集積場所である図書館に慣れて、教育学及び関連分野の本や雑誌を検索し、現物を確認し、必要に応じて取り寄せるための基礎的なスキルを身に付ける。 【事前学習】自分で読書計画を立てて、それを読み進め始める。 【事後学習】「教育学とは何か」を調べるという課題に沿って、図書館で作業を行う。 |
5 |
講義を聴く3――論述式の問いへの答え方に慣れる 習得した知識をコンパクトに表現することに慣れて、論述式の問い(定期試験や小論文)への答え方のポイントを理解する。 【事前学習】「教育学とは何か」を調べるという課題に沿って、図書館でおこなった作業の成果をまとめる。 【事後学習】 模擬答案をもとにして、論述式の試験問題への答え方のポイントを理解する。 |
6 |
講義を聴く4――情報の集め方(初歩編) アカデミックな作業に欠かせないさまざまな種類の情報の区別を理解し、情報を収集するノウハウやスキルを身に付ける 【事前学習】模擬答案の模擬採点を行ってみる。 【事後学習】アカデミックな情報のさまざまなタイプに触れてみる。 |
7 |
教育学の本を読む1――本の使い方 『ヒューマニティーズ 教育学』(岩波書店、2009年)の第1章を講読し、適切な読み取りに向けてグループワークで討議して、理解を深める。レジュメとは何かを理解する。 【事前学習】指定されたテキストの第1章を読んでおく。 【事後学習】レジュメを作る際の工夫を自分でやってみる。 |
8 |
教育学の本を読む2――レジュメを作りながら読んで議論する 『ヒューマニティーズ 教育学』(岩波書店、2009年)の第2章を講読し、適切な読み取りに向けてグループワークで討議して、理解を深める。よいレジュメとは何かを理解する。【事前学習】指定されたテキストの第2章を読んで、要約レジュメを作る。 【事後学習】実践的教育学と教育科学との違いを理解し、それらに関する情報を集めて自分なりに整理する。 |
9 |
教育学の本を読む3――考えながら読むこと 『ヒューマニティーズ 教育学』(岩波書店、2009年)の第3章を講読し、読みながら考えたことをグループワークで報告・討議して、理解を深める。 【事前学習】指定されたテキストの第3章を書き込みをしながら読む。特定の担当者は、全員向けに要約レジュメを作りコピーしてくる。 【事後学習】教育方法の歴史的変化について、情報を集めて自分なりに整理する。 |
10 |
教育学の本を読む4――コメントを考える 『ヒューマニティーズ 教育学』(岩波書店、2009年)の第4章を講読し、コメントメモをグループワークで報告・討議して、理解を深める。 【事前学習】指定されたテキストの第4章を読み、コメントメモを作ってくる。特定の担当者は、全員向けに要約レジュメを作りコピーしてくる。 【事後学習】教育学が何を目指しているのかについて、情報を集めて自分なりに整理する。 |
11 |
学術論文のスタイルを学ぶ 易しめの学術論文を読んで教育学の初歩を理解するとともに、学術論文の形式や文体に慣れる。小論文・レポートのプロットとは何かを理解する。 【事前学習】指定された論文を書き込みをしながら読んで、コメントメモを作ってくる。 【事後学習】「教育学を学ぶ意義」を小論文にするためのプロットを作ってくる。 |
12 |
小論文・レポートを書く1――材料を集める 特定の担当者がプロットをまとめたレジュメを準備・報告し、よいプロットのポイントを探る。グループワークで相互に報告・討議して、バージョンアップのポイントを考える。 【事前学習】「教育学を学ぶ意義」を小論文にするためのプロットを作ってくる。 【事後学習】 どういうプロットがよいのかを振り返って、自分の作業に反映させる。 |
13 |
小論文・レポートを書く2――プロットの検討 特定の担当者がプロットをまとめたレジュメを準備・報告し、よいプロットのポイントを探る。グループワークで相互に報告・討議して、バージョンアップのポイントを考える。 【事前学習】「教育学を学ぶ意義」を小論文にするためのプロットを充実させて第2版を作る。 【事後学習】 どういうプロットがよいのかを振り返って、自分の作業に反映させる。 |
14 |
ここまでの振り返り レポート作成のための個別相談を行う。 【事前学習】各自で図書館やWEBを使いこなしながら、レポート作成に向けた情報の収集と吟味を進め、疑問点や困った点を洗い出しておく。 【事後学習】教員が指摘した点を踏まえて、レポートを書き始める。 |
15 |
グループワーク、各自の作業と個別相談 レポート作成のためのグループ作業と個別相談を行う。 【事前学習】自分が作ったプロットをもとに文章化していく。グループまたは各自で図書館やWEBを使いこなしながら、レポート作成に向けた情報の収集と吟味を進め、疑問点や困った点を洗い出しておく。 【事後学習】教員が指摘した点を踏まえて、レポートを完成させていく。 |
その他 | |
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教科書 | 広田照幸 『ヒューマニティーズ 教育学』 岩波書店 2009年 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度(40%) レポートは、この授業の最後までに各自で準備を進め、執筆、提出してもらいます。ディスカッション、意見発表、課題報告等で、授業参画度を評価します。 |
オフィスアワー | 月曜日12:15~13:00 本館04380室 事前アポは原則として不要 |