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科目名 平成31年度入学者 |
教職論 | ||||
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科目名 平成30年度以前入学者 |
教師教育論 | ||||
教員名 | 杉森知也 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 教育学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 「教師の成長」をキーワードに、養成・採用・研修を通して見通すとともに、教職のもつ特性と課題を歴史的・国際的な視点も含めて把握する。また、教員へのヒアリングを含むレポート課題を通して、自己の進路選択の機会を提供する。これらの知見を総合して、自らの教職観を構築することを試みる。 また、高校教員および学校関係者評価委員長・学校協議会委員の経験をもとに、学校や教員が抱える諸課題や生徒・保護者・地域を巡る状況の変化、チーム学校の実態を講義する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 1) 教職の意義、教員の役割と職務内容、研修、服務上・身分上の義務と身分保障、教職の専門性などについて、総合的に理解し、それらを含めて求められる役割・資質能力について説明することができる。 2) 近年の学校・教員を巡る状況の変化(チーム学校を含む)について、国際的な動向を踏まえて説明することができる。 3) 講義内容とレポート課題とを合わせて、進路選択の機会とし、教職の職業的特徴を理解するとともに、自己の進路決定の機会の一つとする。 この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP1,DP3,DP4及びカリキュラムポリシーCP3,CP7に対応しています。 |
授業の方法 | (1)プレゼンテーションの方法 印刷配布物、板書 (2)授業形態 原則として、講義形式による解説を中心とするが、適宜、グループワークと個人作業を組み込んで実施する。 指定教科書に基づきながら、学校現場での実例を含めて解説する。本講の性質上、教育上の理論の紹介よりも学校現場で生起している問題・課題をベースに解説する。採用・研修段階で求められることに関しては、自らの教職観を紡ぎだす作業や他者と議論するワークを通して、マッチングを意識しながら開発する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス: 教師との出会いを振り返る 【事前学習】これまでに出会った教師、受けた授業を思い返し、簡単なメモを作成する。 【事後学習】「良い」教師、「良い」授業の要件をまとめる。 |
2 |
教員の職務内容とその意義 【事前学習】教科書第3章を読んで、質問事項をまとめておく。 【事後学習】授業を振り返り、テスト対策をしておく。 |
3 |
教員の地位と身分①: 教員の地位 【事前学習】教科書第5章1を読んで、質問事項をまとめておく。 【事後学習】授業を振り返りテスト対策をしておく。 |
4 |
教員の地位と身分②: 教員の義務と身分保障の意味 【事前学習】教科書第5章2、3を読み、扱われている法令の判例と解説を『解説教育六法』で調べる。 【事後学習】授業を振り返り、テスト対策をしておく。 |
5 |
教員の地位と身分③: 教員の待遇 【事前学習】教科書第5章4、5を読んで、質問事項をまとめておく。 【事後学習】授業を振り返り、テスト対策をしておく。 |
6 |
教員研修の意義と種類 【事前学習】教科書第4章1、2と第6章を読んで、質問事項をまとめておく。 【事後学習】授業を振り返り、テスト対策をしておく。 |
7 |
教員の免許制度①: 日本の教員免許制度 【事前学習】教科書第2章を読んで、質問事項をまとめておく。 【事後学習】授業を振り返り、テスト対策をしておく。 |
8 |
教員の免許制度②: 世界の教員免許制度と日本の改革動向 【事前学習】「教員養成6年制」がなぜ議論されたのかについて、インターネット等で調べておく。 【事後学習】教員免許が教員の質の維持・向上に寄与しているのか、寄与する要件は何かまとめておく。 |
9 |
教員のやりがいとバーンアウト 【事前学習】教科書第7章1、2、3、5を読んで、質問事項をまとめる。 【事後学習】配布資料と教科書該当箇所、ノートをもとに授業の振り返りをおこなう。 |
10 |
価値多様化社会の中の専門職①: 価値多様化社会の中の教員 【事前学習】配布資料に目を通す。 【事後学習】配布資料と授業内容を自分なりにまとめる。 |
11 |
価値多様化社会の中の専門職②: 反省的実践家・反省的思考 【事前学習】配布資料に目を通す。 【事後学習】配布資料と授業内容2回分を合わせて振り返り、現代の教員に求められている専門家としての能力とは何か、自分なりの解を得ておく。 |
12 |
新しい教師の力量①: 日本における政策動向とその対応 【事前学習】配布資料に目を通す。 【事後学習】授業内容を踏まえて、教員を巡る政策評価を自分なりにおこなってみる。。 |
13 |
新しい教師の力量②: OECDの政策動向から考える 【事前学習】OECDの教育とのかかわりについて、インターネット等で調べておく。 【事後学習】国際的な動向をもとに、現代の教員に求められていることを自分なりに表現できるようにしておくこと。 |
14 |
チーム学校について学校調査を実施する 【事前学習】出身小学校または中学校のホームページを閲覧し、チーム学校としてどのような活動をしているか調査する。 【事後学習】調査した結果を、レポートにまとめて提出できるように準備する(A4×1枚以上、授業最終回に提出)。 |
15 |
授業の振り返り(教職観についてのアウトプット作成)と教員へのヒアリングから見る教職の特性 【事前学習】自己の指導観の「軸」を、主に教科の側面から確認しておく。確認すべき点は、13回目の授業で伝達する。 【事後学習】提出したアウトプットについて振り返り、次の自分のアクションにどのように生かすか考える。 |
その他 | |
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教科書 | 羽田積男・関川悦雄 『現代教職論』 弘文社 2016年 解説教育六法編修委員会 『解説教育六法2019』 三省堂 2019年 その他、授業時に配布するプリント資料も適宜、使用する。 |
参考書 | 日本教師教育学会 『教師教育学Ⅲ 教師として生きる』 学文社 2002年 ドナルド・ショーン著/佐藤学・秋田喜代美訳 『専門家の知恵』 ゆみる出版 2001年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(20%) レポートは、教員へのヒアリングに基づくA4×4枚以上のアウトプットの質で評価する。テストは、授業内で数回に分けて実施する。授業の参加姿勢は、質問や各種ワークでの積極的な姿勢を評価する。 |
オフィスアワー | 火曜日・水曜日・木曜日の授業以外の時間帯でおこなう。本館4F 04350研究室。 このほか、レポートの作成等を中心に、随時、質問をe-mailで受け付ける。アドレスは、授業時に伝える。 |