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ジェンダーと教育

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科目名 ジェンダーと教育
教員名 尾崎博美
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 教育学科
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 ジェンダーの視点から「教育」を問い直し、現代社会のよりよい形を構築する視点としての「ジェンダー」について学ぶ。
授業のねらい・到達目標 1.「ジェンダー」と教育の関連性について、家庭、学校、社会、国際などの多角的観点から基礎知識を習得し、自分自身の「ジェンダー」的視点を構築する。
2.「ジェンダー」を通して、社会制度や人間の権利に関する現代の教育的課題について、自らの視点や知識を活用して問題解決的思考方法を獲得する。
3.男女共同参画、多様性、社会的公正を目指す社会を目指す教育の在り方について「ジェンダー」の視点から意見を構築し、他者と意見を交わすスキルを得る。

この科目は文理学部(学士(教育学))のディプロマポリシーDP3,DP4,DP6及びカリキュラムポリシーCP4,CP6,CP7に対応しています。
授業の方法 講義を中心にし、適宜、グループディスカッションやワーク等を取り入れる。
授業計画
1 ジェンダーと現代教育―ジェンダーについて学ぶことの意義
事前学習:授業概要と「ジェンダー」に関する基礎知識の確認
事後学習:ジェンダーと教育の関係性についての考察
2 社会における「ジェンダー」とは何か―生物学的性・社会学的性
事前学習:社会におけると「ジェンダー」に関する基礎知識の確認
事後学習:ジェンダーの生物学的観点・文化的観点についての考察
3 「ジェンダー」と公平・公正・平等―ジェンダー・バイアス
事前学習:「ジェンダー」と公平・公正・平等に関する基礎知識の確認
事後学習:ジェンダー・バイアスの考察
4 家庭教育とジェンダー(1)家庭のしくみ、性別役割分業観
事前学習:家庭教育に関する基礎知識の確認
事後学習:ジェンダーと家庭教育の関係性に関する考察
5 家庭教育とジェンダー(2)子育て、ドメスティック・バイオレンス
事前学習:現代の子育て事情に関する基礎知識の確認
事後学習:ジェンダーと現在の子育て問題に関する考察
6 学校教育とジェンダー(1)教育の目的、理想の人間像を問い直す
事前学習:教育における理想の人間像に関する基礎知識の確認
事後学習:ジェンダーと教育における理想の人間像との関連性に関する考察
7 学校教育とジェンダー(2)女性・男性の社会的地位、職業選択、学歴
事前学習:現代の教育と社会的地位・職業選択に関する基礎知識の確認
事後学習:ジェンダーと社会的地位・職業選択の考察
8 社会教育とジェンダー(1)社会階層、キャリア形成、自由と平等
事前学習:現代の教育とキャリア形成に関する基礎知識の確認
事後学習:ジェンダーとキャリア形成の関連性についての考察
9 社会教育とジェンダー(2)法におけるジェンダー、政治参加、市民形成
事前学習:現代の法及び政治参加・市民形成に関する基礎知識の確認
事後学習:ジェンダーとシティズンシップの関連性についての考察
10 国際教育とジェンダー(1)発展途上国・新興国のジェンダー、宗教、文化
事前学習:発展途上国・新興国の教育に関する基礎知識の確認
事後学習:ジェンダーと発展途上国・新興国の教育に関する考察
11 国際教育とジェンダー(2)世界のジェンダー的慣習と制度
事前学習:国際教育に関する基礎知識の確認
事後学習:ジェンダーの国際比較についての考察
12 ジェンダーと教育の課題(1)ジェンダーからみる災害・環境、社会的弱者
事前学習:教育と社会的弱者に関する基礎知識の確認
事後学習:ジェンダーの視点からの包括性を持つ教育についての考察
13 ジェンダーと教育の課題(2)経済格差とジェンダー教育、社会保障制度
事前学習:現代の教育と経済格差に関する基礎知識の確認
事後学習:ジェンダーと経済格差に関する考察
14 ジェンダーと教育の課題(3)多様な「生」としてのLGBT、寛容、包括
事前学習:現代の教育と多様性に関する基礎知識の確認
事後学習:ジェンダーと多様性を確保する教育の関連性についての考察
15 総括―多様化社会へ向けて「ジェンダー」が問いかけること
事前学習:14回までの授業テーマのふりかえりと自分のテーマの設定
事後学習:ジェンダーと教育に関する総合的なテーマ設定と考察
その他
教科書 授業時に適宜資料を配布する
参考書 『ジェンダーで考える教育の現在 (木村亮子、古久保さくら)』 解放出版社 2008年
生田久美子 『ジェンダーと教育―理念・歴史の検討から政策の実現にむけて』 東北大学出版会 2005年
下司晶編、須川公央 関根宏朗 櫻井 歓 富田純喜 小山裕樹 尾崎博美著 『『「甘え」と「自律」の教育学』』 世織書房 2015年
授業時に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(30%)
授業参画度は、毎回のリアクションペーパー等で授業参画度を評価します。
オフィスアワー 授業終了時、当該授業の教室にて受け付けます。

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