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情報資源組織論1

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科目名 情報資源組織論1
教員名 村上郷子
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 情報資源組織化に関する基礎的知識、技術の修得
授業のねらい・到達目標 数多くの情報のなかから必要なものを検索、利用するためには、それを整理(組織化)することが欠かせない。本科目では、特に図書館で扱う情報資源の組織化について、目録法を中心にその意義、目的、理論、および方法について扱う。したがって、次の目標を達成してもらいたい。
1) 情報資源組織化の概念およびその方法について理解し、説明できる。
2) 目録法に関する基礎的知識、技術を身につけ、これを実践できる。
3) コンピュータ技術を利用した情報資源組織化に関する基礎的知識、技術を理解し、説明できる。
授業の方法 授業は講義形式で行う。必要に応じて映像資料も活用する。
 授業で扱う内容については、テキストの該当箇所を指示するほか、事前に授業のレジュメ(穴埋めあり)等の配付資料をBlackboardに掲載する予定である。事前学習を行うとともに、毎回授業の初めに、前回の復習を兼ねた重要事項の確認をしていくことで、自らの知識、技術の定着を図っていく。
授業計画
1 ガイダンス、情報資源の組織化とはなにか
【準備】Blackboardに第1回目レジュメを掲載予定。『情報資源組織論』のテキスト(以下『組織論』)1-5頁を読み、『図書館資料の目録と分類』(以下『目録』)を用意してでおくこと。授業の事後学習では、第1回目の授業の復習をすること。
2 書誌コントロール
【準備】『組織論』167-179頁まで読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第2回目レジュメの穴埋めをしておくこと。授業の事後学習では、第2回目の授業の復習をすること。
3 情報資源組織化の方法:なにを・どのように組織化するのか
【準備】『組織論』6-15頁読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第3回目レジュメの穴埋めをしておくこと。授業の事後学習では、第3回目の授業の復習をすること。
4 目録法の基礎(1):目録法の意義、目録法の基本的な考え方、他
【準備】『組織論』16-29頁まで読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第4回目レジュメの穴埋めをしておくこと。授業の事後学習では、第4回目の授業の復習をすること。
5 目録法の基礎(2):目録法と目録規則
【準備】『組織論』29-41頁まで読み、『目録』の用語解説、総則(7-15頁)、記述・標目の欄、を参照し、Blackboardに掲載した第5回目レジュメの穴埋めをしておくこと。授業の事後学習では、第5回目の授業の復習をすること。
6 目録法の歴史的展開
【準備】『組織論』41-45頁まで読み、『目録』の用語解説、第1部記述の欄を参照し、Blackboardに掲載した第6回目レジュメの穴埋めをしておくこと。授業の事後学習では、第6回目の授業の復習をすること。
7 日本目録規則(NCR):記述の諸相
【準備】『組織論』45-51頁まで読み、『目録』の用語解説、記述・標目の欄を参照し、Blackboardに掲載した第7回目レジュメの穴埋めをしておくこと。授業の事後学習では、第7回目の授業の復習をすること。
8 目録法の新しい動向
【準備】『組織論』51-62頁まで読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第8回目レジュメの穴埋めをしておくこと。授業の事後学習では、第8回目の授業の復習をすること。
9 オンライン閲覧目録(OPAC)と機械可読目録
【準備】『組織論』63-74頁まで読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第9回目レジュメの穴埋めをしておくこと。授業の事後学習では、第9回目の授業の復習をすること。
10 MARCと集中目録作業(NDL)
【準備】『組織論』63-74頁まで読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第10回目レジュメの穴埋めをしておくこと。授業の事後学習では、第10回目の授業の復習をすること。
11 分担目録作業と書誌ユーティリティ(NACSIS CAT/ILL)
【準備】『組織論』74-76頁まで読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第11回目レジュメの穴埋めをしておくこと。授業の事後学習では、第11回目の授業の復習をすること。
12 電子資料の記述とメタデータ、目録データとメタデータの高度利用
【準備】『組織論』77-89頁まで読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第12回目レジュメの穴埋めをしておくこと。授業の事後学習では、第12回目の授業の復習をすること。
13 インターネット上の情報資源のメタデータ
【準備】『組織論』89-95頁まで読み、『目録』の用語解説を参照し、Blackboardに掲載した第13回目レジュメの穴埋めをしておくこと。授業の事後学習では、第13回目の授業の復習をすること。
14 総復習(これまでの復習:試験と解説を行い授業の理解を深める)
【準備】全授業のレジュメの見直しをすること。
15 まとめ(これまでの復習:理解度の確認と解説を行う)
【準備】全授業のレジュメの見直しをしておくこと。授業の事後学習では、全ての授業の総復習をすること。
その他
教科書 田窪直規編集 『情報資源組織論 (現代図書館情報学シリーズ, 9)』 樹村房 2016年 第改訂版
参考書 日本図書館協会目録委員会編 『日本目録規則 2018年版』 日本図書館協会 2018年
日本図書館協会目録委員会編 『「日本目録規則(NCR)2018年版」(仮称)全体条文案概要』 日本図書館協会 2017年
エナジクス 『インターネットはいかに知の秩序を変えるか:デジタルの無秩序がもつ力 (デビッド・ワインバーガー著, 柏野零訳)』 2008
谷口祥一著 『メタデータの「現在」:情報組織化の新たな展開 (ネットワーク時代の図書館情報学)』 勉誠出版 2010年
上田修一、蟹瀬智弘著 『RDA入門 (JLA図書館実践シリーズ 23)』 日本図書館協会 2014年
入手可能であれば、日本図書館研究会編集、『図書館資料の目録と分類』、増訂5版、日本図書館研究会、2015を教科書と併用されたい。
このほかは、授業中に指示する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(80%)、授業参画度(20%)
授業参画度は、毎回のリアクションペーパー等で授業参画度を評価します。
オフィスアワー 授業終了時。
備考 「情報資源組織論1」を受講したのち、「情報資源組織論2」を受講することが望ましい。なお、次の段階の「情報資源組織演習」は、「情報資源組織論1」および「情報資源組織論2」の単位取得者を対象とするので、履修計画を立てる際は注意すること。

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