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科目名 | 道徳教育の理論と方法 | ||||
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教員名 | 飛田仁 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | コース科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | ◇ 子どもを取り巻く社会の急激な変化や家庭の教育力が弱まっている状況の中、学校における道徳教育の充実が強く求められています。授業前半は道徳教育の目標・内容・方法等の基本的事項について、講義形式で学びます。授業後半は、道徳教育の要である特別の教科道徳の指導について、学習指導案の作成や授業実践等を演習形式で行い、実践的な指導力を養います。 |
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授業のねらい・到達目標 | ◇「中学校学習指導要領」(平成29年3月)に示された道徳の意義、道徳教育の目標・内容・方法及び特別の教科道徳の目標・内容・指導方法等、学校における道徳教育の基礎的理論を概説できる。 ◇ 道徳科の授業の「ねらいや学習指導過程を明確にした学習指導案の作成及び学習指導案に基づいた授業が展開できる。 |
授業の方法 | ◇ 第1回から第8回及び第13回・第15回は、主に講義形式で授業を行います。 ◇ 第9回から第11回は演習として道徳学習指導案の作成、第12回は模擬授業を取り入れて授業を行います。 ◇ 第14回は、講座内容の確認として授業内試験を行います。 ◇ 道徳学習指導案及び毎回の講座後に講座課題の提出します。 ◇ 本授業の事前・事後学修は、各2時間の学修を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(到達目標及び授業計画・内容の説明) 特別の教科道徳の新設の背景と学校における道徳教育の位置付け 改訂の背景と道徳の意義 [事前学修]「中学校学習指導要領解説 総則編」(平成29年7月)P7~9の内容を確認しておく。 [事後学修] これまでの道徳教育の実態をまとめる。 |
2 |
学習指導要領と道徳教育の変遷 道徳の時間が設置された背景 [事前学修]「学習指導要領の変遷について調べておく。 [事後学修]戦後、道徳の時間が設置された理由をまとめる。 |
3 |
道徳の意義と道徳教育の目標 道徳教育の目標である道徳性の育成 [事前学修]「中学校学習指導要領解説 総則編」(平成29年7月) P29~30の内容を理解しておく。 [事後学修]「道徳性」の捉え方についてまとめる。 |
4 |
道徳教育(特別の教科道徳)の内容と道徳性の発達 道徳教育(特別の教科道徳)の内容の捉え方と内容の構成 [事前学修]「中学校学習指導要領解説 総則編」(平成29年7月)P57~59、「中学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編」(平成29年7月)P19~22の内容を理解しておく。 [事後学修]道徳内容の中で自分が重視したい内容についてまとめる。 |
5 |
道徳教育の指導体制と全体計画 学校の教育活動全体を通じて行う道徳教育の全体計画 [事前学修]「中学校学習指導要領解説 総則編」(平成29年7月)P128~132の内容を理解しておく。 [事後学修]道徳教育全体計画作成の意義についてまとめる。 |
6 |
特別の教科道徳の目標と年間指導計画 特別の教科道徳の目標である道徳的判断力、心情、実践意欲と態度 [事前学修]「中学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編」(平成29年7月)P8~18、P69~73の内容を理解しておく。 [事後学修]道徳教育の目標が内面的資質を育てることにあることについてまとめる。 |
7 |
特別の教科道徳の指導1 特別の教科道徳の指導と学習指導案 特別の教科道徳の指導の基本方針 [事前学修]「中学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編」(平成29年7月)P74~101の内容を理解しておく。 [事後学修]特別の教科道徳における指導の基本方針についてまとめる。 |
8 |
特別の教科道徳の指導2 道徳用教材(資料)の役割と活用・特別の教科道徳における評価 道徳教材の活用による指導方法と特別の教科道徳の評価の在り方 [事前学修]「中学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編」(平成29年7月)P102~116の内容を理解しておく。 [事後学修]道徳教材活用の意義についてまとめる。 |
9 |
特別の教科道徳の指導3 演習1 特別の教科道徳の学習指導案作成 前半 道徳学習指導案のねらいの設定 [事前学修]前回配布された道徳教材を分析し、ねらいとする道徳的価値についての理解を深めておく。 [事後学修]ねらいの設定の方法をまとめる。 |
10 |
特別の教科道徳の指導4 演習2 特別の教科道徳の学習指導案作成 後半 発問を含めた学習指導過程の構想 [事前学修]ねらいに迫る発問(主人公の心の動きなど)を設定しておく。 [事後学修]学習指導過程を完成させる。 |
11 |
特別の教科道徳の指導5 演習3 模擬授業の視聴と道徳授業に対する評価 特別の教科道徳の指導に対する評価 [事前学修]道徳学習指導案作成上の課題をまとめておく。 [事後学修]道徳授業の評価の観点をまとめる。 |
12 |
特別の教科道徳の指導6 演習4 道徳授業の実践 模擬授業を実践して見えた課題 [事前学修]導入の発問を吟味しておく。 [事後学修]道徳の授業の指導方法についてまとめる。 [事前学修] |
13 |
教育活動全体を通じて行う道徳教育 免許取得予定教科における道徳教育 [事前学修]「中学校学習指導要領解説 総則編」(平成29年7月)P133~137内容を理解しておく。 [事後学修]免許取得予定教科における道徳教育についてまとめる。 |
14 |
定期試験と解説 [事前学修]講座の内容を整理し、ポイントをまとめておく。 [事後学修]試験内容について、配付資料を活用して確認する。 |
15 |
道徳教育の現状と諸課題 道徳教育の課題(いじめの問題など)への対応 [事前学修]「中学校学習指導要領解説 総則編」(平成29年7月)P138~144、「中学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編」(平成29年7月)P1~4の内容を理解しておく。 [事後学修]道徳教育の課題についてまとめる。 |
その他 | |
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教科書 | 文部科学省 『中学校学習指導要領解説 総則編(平成29年7月)』 東山書房 文部科学省 『中学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編(平成29年7月)』 教育出版 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(50%)、授業参画度(50%) 授業参画度は、毎回の「講座課題」及び「学習指導案」の内容から、授業への関心・意欲、理解力、思考力を等を評価します。 授業内テストは、期末試験等により講座内容についての知識力・理解力、思考力・応用力等を評価します。 |
オフィスアワー | 授業終了後、教室にて適宜時間を設けます。 |