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科目名 | 社会学概論2 | ||||
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教員名 | 松岡雅裕 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業概要 | 社会学概論2(後期)では、社会学研究の発展形態ともいうべき集団と組織の社会学、および社会の構造(社会階層・階級)とその変動を学びます。 |
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授業のねらい・到達目標 | 前期で習得した社会学の基本原理(行為理論)を踏まえ、「集団と組織の社会学」、そしてマクロな「社会構造のメカニズム(社会階層・階層変動・階級理論等)」を学び、理解できるようになることを目指します。 つまり、人々が集合することによって生じる、一個人の行為には還元できない集団・組織が持つ独自の力学、そしてちょうど敷かれたレールのように人々の行為を運んで行く社会の構造的な仕組みとその問題点について考えます。 この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。 |
授業の方法 | 前期(社会学概論1)同様、講義形式が中心となります。授業内容に則した教科書を使用するので、毎回必ず教科書を持参するようにしてください。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(行為の集合的創発性と社会の構造について) 【事前学習】シラバスを事前に確認すること。 【事後学習】第2回以降の授業に備え、行為理論の概要を復習しておくこと。 |
2 |
集合現象の三状態(集団・組織・未組織集団)と集団類型論(テンニース、クーリー、マッキーヴァー、高田保馬の諸理論) 【事前学習】教科書のpp40-44を熟読すること。 【事後学習】集合現象の三状態と集団類型論の考え方を整理する。 |
3 |
実証的小集団論(ホーソーン実験、ソシオメトリー)が教えるもの 【事前学習】教科書のpp44-49を熟読すること。 【事後学習】小集団研究の概要を整理する。 |
4 |
集団研究は何を明らかにしてきたか(認知的バランス理論、認知的不協和の理論、リーダーシップ論等) 【事前学習】教科書のpp49-54を熟読すること。 【事後学習】集団研究の諸命題を整理する。 |
5 |
マックス・ヴェーバーの『支配の社会学』と近代官僚制組織理論 【事前学習】教科書のpp54-58を熟読すること。 【事後学習】支配の三類型の考え方を整理する。 |
6 |
現代の官僚制組織理論(マートン、ブラウ、グールドナーの諸見解とコンティンジェンシー理論) 【事前学習】教科書のpp58-63を熟読すること。 【事後学習】近代官僚制理論に関する現代的展開の諸相を整理する。 |
7 |
近代組織理論(バーナード=サイモン理論)と意思決定の科学 【事前学習】教科書のpp63-69を熟読すること。 【事後学習】社会学的組織論の系譜と近代組織理論の関連を整理する。 |
8 |
未組織集団論の歴史的意義と大衆社会の病理(中間集団無力説と過剰同調説) 【事前学習】教科書のpp69-74を熟読すること。 【事後学習】大衆社会論の二類型を整理する。 |
9 |
現代の集合行動論(スメルサーの「価値付加の論理」) 【事前学習】教科書のpp74-78を熟読すること。 【事後学習】スメルサーの集合行動論を整理する。 |
10 |
社会階層の理論(社会的資源の配分、機会の公平さと格差、社会移動等) 【事前学習】教科書のpp114-119を熟読すること。 【事後学習】社会階層の概念を整理する。 |
11 |
階層構造の変動(産業化と脱工業化)とエリート理論(エリート=マス図式と多元的権力理論) 【事前学習】教科書のpp118-125を熟読すること。 【事後学習】階層変動理論、エリート理論および多元的権力論の概要を整理する。 |
12 |
階級の理論(生産手段の所有・非所有と階級意識) 【事前学習】教科書のpp126-131を熟読すること。 【事後学習】階級概念、社会構成体論を整理する。 |
13 |
資本主義社会の未来像(帝国主義とイデオロギー) 【事前学習】教科書のpp131-134を熟読すること。 【事後学習】資本主義の発展段階論と帝国主義論を整理する。 |
14 |
まとめ(全般的な総括と質疑応答) 【事前学習】教科書に基づき疑問点を確認しておくこと。 【事後学習】解消された疑問点を整理する。 |
15 |
試験と解説 【事前学習】第2回~第13回の内容を復習すること。 【事後学習】学修した内容の整理をする。 |
その他 | |
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教科書 | 松岡雅裕ほか 『行為、構造、文化の社会学』 学文社 教科書に沿って授業を進行させるので、毎回必ず教科書を持参してください。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 試験(70%)、授業参画度(30%) 学期末試験の得点だけではなく、授業参画度、つまり授業中の問いかけに対する回答の適切さ、また、ディスカッションにおける発言の適切さも重要な評価基準となります。 |
オフィスアワー | 社会学科松岡雅裕研究室。原則水・木・金曜日。 |