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科目名 | 社会学史2 | ||||
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教員名 | 好井裕明 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業概要 | 社会学史1の内容と連動する。ヨーロッパからアメリカへ移り、アメリカにおいて経験科学としての社会学がどのように始まり、展開していったのか。現代社会の諸問題との関連で、その多様なアプローチを平易に説明する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 現代社会学が調査を基本とする科学として成立していった過程を中心として、アメリカ社会学がいかに現代社会学理論に大きな影響を与えているのかを理解すること、さらに意味を生きる存在としての人間を捉えるアプローチとしても社会学が存立していることを理解することを目標とする。 この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。 |
授業の方法 | 講義形式で進める。重要事項は、板書する。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
人種のるつぼ、シカゴから考える:トマス&ズナニエッキ『ポーランド農民』など 【事前学習】私の「社会学史Ⅰ」で学んだ知識を復習しておく。 【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の第6章前半を読む。 |
2 |
社会的実験室としての都市:バージェスの人間生態学 【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の第6章後半を読む。 |
3 |
人種問題・民族問題の社会学:パークの偏見論など 【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の第6章全体を今一度読む。 |
4 |
アーバン・エスノグラフィーの豊かさ:質的調査研究の萌芽 【事前学習】前回の講義内容をまとめておく。 【事後学習】指示されたエスノグラフィーの文献を読んでみる。 |
5 |
アーバン・エスノグラフィーの豊かさ:量的調査研究の萌芽 【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 【事後学習】指示されたエスノグラフィーの文献を読んでみる。 |
6 |
機能主義理論としての社会学:マートンの機能主義概念整理 【事前学習】シカゴ社会学について講義内容を整理しておく。 【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の第7章の後半を読む。 |
7 |
機能主義理論としての社会学:「中範囲の理論」 【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の第7章の後半を今一度読む。 |
8 |
構造機能分析:パーソンズ「行為の一般理論」 【事前学習】マートンの社会学を講義内容をもとに整理しておく。 【事後学習】テキスト『社会学の歴史Ⅰ』の第7章の前半を読む。 |
9 |
意味を生きる存在として人間社会を考える:意味学派へ 【事前学習】1年次で学習した社会学の質的理論について整理しておく。 【事後学習】意味を生きる存在としての人間の姿を日常生活の事例から考えてみる。 |
10 |
シンボルと社会を考える:ブルーマー「シンボリック相互作用論」 【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 【事後学習】指示された文献を読んでみる。 |
11 |
人びとが共に在ることを読み解く:ゴフマン「相互行為秩序論」 【事前学習】1年次でゴフマンについて学習した内容を整理しておく。 【事後学習】「人が共に在ること」がつくりあげる秩序の具体例を考えてみる。 |
12 |
共に在ることをめぐる問題を考える:「スティグマの社会学」「アサイラム」 【事前学習】前回の講義内容を整理しておく。 【事後学習】スティグマと日常的な差別や排除の現実を考えてみる。 |
13 |
日常生活世界という社会学的主題の発見:シュッツの多元的現実論・生活世界の構造論 【事前学習】ゴフマンの社会学について整理しておく。 【事後学習】社会学の主題としての「日常生活世界」とは何かを具体例から考えてみる。 |
14 |
「人びとの方法」を読み解く社会学:エスノメソドロジーとは何か 【事前学習】シュッツの日常生活世界論を整理しておく。 【事後学習】エスノメソドロジーとは何か、具体例から考えてみる。 |
15 |
現代社会の固有さをいかに捉えるのか:「排除型社会」など 【事前学習】セウノメソドロジーについて講義内容をもとに整理しておく。 【事後学習】これまで講義で学んだ社会学のものの見方を整理しておく。 |
その他 | |
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教科書 | 奥村隆 『社会学の歴史Ⅰ』 有斐閣 2014年 第1版 好井裕明 『「今、ここ」から考える社会学』 筑摩書房 2017年 第1版 本講義は「社会学史1」と連動している。そのためテキストも同じで、講義で使用するので、受講生は必ず購入すること。 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | レポート(90%)、授業参画度(10%) 講義内容の理解度を確認するための課題レポート(2000字)を3回実施します。このレポートで成績評価します。 |
オフィスアワー | 毎週火曜日・水曜日の12時15分~12時45分 |
備考 | 本講義は「社会学史1」と連動している。「社会学史1」の受講生は、本講義も履修する必要がある。 |