文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 社会学科 > 現代日本の社会構造
日本大学ロゴ

現代日本の社会構造

このページを印刷する

科目名 現代日本の社会構造
教員名 工藤豪
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 人口高齢化と少子化に関する基本的な概念を明らかにし、時代的な変化や国際比較を通じて日本の特質を明示するとともに、少子高齢化が現代日本の社会へどのような影響を与えているのかについて講義する。
授業のねらい・到達目標 (1)人口高齢化と少子化の推移・要因・影響について理解し、日本の特徴について説明できるようになることを目的とする。
(2)なぜ日本は少子化を克服することができないのかについて自身の考えを整理し、説明できるようになることを目的とする。

この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP2に対応しています。
授業の方法 板書を中心とした講義と併せて、資料の考察作業やグループワークなどを行います。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 講義への集中と積極的な参加を望みます。
授業計画
1 講義のねらいと進め方についての説明
【事前学習】シラバスを確認しておく。
【事後学習】第2回以降の授業に備え、テキストや参考文献の用意等をしておく。
2 少子高齢化と日本社会の動向
【事前学習】人口ピラミッドを確認しておく。
【事後学習】講義を振り返り、人口減少社会について説明できるようにしておく。
3 人口高齢化(1)―人口高齢化の定義と老年人口割合の推移-
【事前学習】日本の老年人口割合の推移を確認しておく。
【事後学習】配付資料を踏まえ、他の先進諸国と比較した日本の特質を説明できるようにしておく。
4 人口高齢化(2)―長寿化の背景とライフサイクルへの影響-
【事前学習】日本の平均寿命の推移を確認しておく。
【事後学習】グループ考察を踏まえ、長寿化による社会への影響を説明できるようにしておく。
5 人口高齢化(3)―人口移動と老年人口割合の地域差-
【事前学習】都道府県別老年人口割合の推移を確認しておく。
【事後学習】配付資料を踏まえ、老年人口割合の地域差について説明できるようにしておく。
6 少子化(1)―少子化の定義と合計出生率の推移-
【事前学習】テキスト第1章の1.1と1.2を通読し、疑問点をメモしておく。
【事後学習】講義を振り返り、少子化に関する概念について説明できるようにしておく。
7 少子化(2)―少子化の要因と先進諸国の動向-
【事前学習】テキスト第1章の2.1と2.2を通読し、疑問点をメモしておく。
【事後学習】配付資料とテキストの図1ー2を振り返り、日本における少子化の要因の特質を説明できるようにしておく。
8 少子化(3)―少子化対策の展開-
【事前学習】テキスト第1章の3.1を通読し、疑問点をメモしておく。
【事後学習】テキストの図1ー3を振り返り、少子化対策の傾向を説明できるようにしておく。
9 少子化(4)―少子化を克服できない要因・背景-
【事前学習】テキスト第1章の3.2から5.2までを通読し、疑問点をメモしておく。
【事後学習】講義を振り返り、日本の少子化における課題について説明できるようにしておく。
10 少子化(5)-未婚化の推移と現状-
【事前学習】テキスト第3章の1を通読し、疑問点をメモしておく。
【事後学習】配付資料を踏まえ、未婚率の現状と地域差について説明できるようにしておく。
11 少子化(6)―未婚化の要因と仮説において想定されている未婚者像-
【事前学習】テキスト第3章の2、3、4を通読し、疑問点をメモしておく。
【事後学習】講義を振り返り、未婚化に関する研究の到達点を説明できるようにしておく。
12 少子化(7)―未婚者像の妥当性と未婚化対策の関係性―
【事前学習】テキスト第3章の5、6を通読し、疑問点をメモしておく。
【事後学習】テキストの表3ー5を振り返り、未婚化対策における課題について説明できるようにしておく。
13 少子高齢化と社会保障(1)-少子高齢化と医療保障-
【事前学習】健康保険と国民健康保険の差異について確認しておく。
【事後学習】講義を振り返り、少子高齢化が医療制度に与える影響について説明できるようにしておく。
14 少子高齢化と社会保障(2)-少子高齢化と公的年金制度-
【事前学習】国民年金と厚生年金の差異について確認しておく。
【事後学習】講義を振り返り、少子高齢化が年金制度に与える影響について説明できるようにしておく。
15 確認作業と総括
【事前学習】第2回から第14回の内容を復習しておく。
【事後学習】学習した内容を整理し、知識として身につける。
その他
教科書 清水浩昭ほか編著 『少子高齢化社会を生きる』 人間の科学新社 2019年 第2版
2016年に第1版が刊行されていますが、2019年3月に第2版が刊行予定となっています。そのため、事前学習におけるテキストのページは記載していません。
参考書 清水浩昭編著 『日本人口論』 放送大学教育振興会 1998年 第1版
松田茂樹 『少子化論』 勁草書房 2013年 第1版
筒井淳也 『仕事と家族』 中公新書 2015年 第1版
成績評価の方法及び基準 授業参画度(25%)、確認作業(50%)、授業貢献度(25%)
受講態度などの授業参画度、リアクションペーパーやグループ考察への参加姿勢などの授業貢献度、ノート・テキスト・配付資料等を参照しながら取り組む確認作業、以上から総合的に評価します。
オフィスアワー 授業終了後、また授業日の12時30分から12時50分まで、本館2Fの講師室にて対応します。

このページのトップ