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マス・メディア論

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科目名
平成28年度以降入学者
マス・メディア論
教員名 中森広道
単位数    2 学年 2・3 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 マス・メディア(新聞・ラジオ・テレビ・映画)の展開と特性
授業のねらい・到達目標 マス・メディアの歴史を踏まえて、メディア・情報を学ぶために必要な基礎知識と情報を社会学やその関連分野から考究する方法を習得することが目的である。マス・メディアが概観できるようにが理解できるようになることを目標とする。後期開講の「社会情報論」に連続する授業である。

この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP4に対応しています。
授業の方法 テレビ・ラジオ・新聞・映画などのマス・メディアの展開とその特性について、その社会的背景を踏まえて講義を行う。なお、前期のこの講義では、インターネットやSNS、通信メディアは、ここではほとんど扱わない。

本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 なし(ただし、履修希望者多数の場合は先着順とします)。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標および授業の方法について説明する)(以下、予定)。
【事前学習】マス・メディア関係の資料を読む
【事後学習】マス・メディアとインターパーソナル・メディア、超域メディアの違いを説明できるように復習する。
2 マス・メディアとは何か
【事前学習】マス・メディア関係の資料を読む
【事後学習】「マス・メディア」という言葉や考え方の成り立ちについて、まとめておく。
3 新聞(1) 新聞のはじまり
【事前学習】新聞に関する資料を読む
【事後学習】(特に日本の)近・現代史について考える。
4 新聞(2) 新聞の普及過程
【事前学習】前回の内容を復習しておく
【事後学習】日本の現代史について考える
5 放送(1) ラジオのはじまり なぜ日本では「公共放送」でラジオ放送が始まったのか
【事前学習】ラジオに関する資料を読む
【事後学習】(特に日本の)近・現代史について考える
6 放送(2) ラジオの普及過程 民間放送の誕生
【事前学習】前回の授業の復習をする
【事後学習】日本の現代史について考える
7 放送(3) テレビのはじまり テレビジョンの開発からテレビ本放送開始まで
【事前学習】テレビに関するの資料を読む
【事後学習】日本の近・現代史について考える
8 放送(4) テレビの普及とビデオテープの開発・民間放送のネットワーク
【事前学習】前回の授業の復習をする
【事後学習】日本の戦後史を考える
9 映画(1) 日本映画の黄金時代
【事前学習】映画に関する資料を読む
【事後学習】日本の戦後史を考える
10 映画(2) テレビが映画に及ぼした影響
【事前学習】前回の授業の復習をする
【事後学習】昭和30年代から高度経済成長期の日本について考える
11 放送(5) オリンピックと衛星中継
【事前学習】第7回・第8回の授業内容を復習しておく
【事後学習】昭和39年の「東京オリンピック」を振り返る
12 放送(6) カラーテレビのはじまりと普及
【事前学習】前回の授業を復習しておく
【事後学習】テレビの普及率など、放送に関する統計データを検討する。
13 テレビ・ラジオ・新聞のそれぞれの独自性と今日のマス・メディア(1) ラジオの生き残り 
【事前学習】マス・メディアの歴史について復習する
【事後学習】テレビ・ラジオ・新聞の、それぞれの特性について整理する。
14 テレビ・ラジオ・新聞のそれぞれの独自性と今日のマス・メディア(2) テレビ・新聞と「ニュース戦争」 
【事前学習】新聞社と放送局との関係について考える
【事後学習】新聞社・放送局のニュースの特性を考える
15 テレビ・ラジオ・新聞のそれぞれの独自性と今日のマス・メディア(3) マス・メディア離れ
【事前学習】前回までの授業を復習する
【事後学習】これまでの授業内容を整理する
その他
教科書 使用せず
参考書 藤竹 暁・竹下俊郎 『図説 日本のメディア 〔新版〕 (NHKブックス)』 NHK出版 2018年
藤竹 暁 『環境になったメディア―マスメディアは社会をどう変えているか 改訂版 』 北樹出版 2008年
そのほかは、授業中に紹介する。
成績評価の方法及び基準 試験(80%)、授業参画度(20%)
基本的には試験の結果で評価する。授業参画度は、授業のコメントシートの内容等で評価する(ただし、コメントシートの配布は毎回ではない)。
オフィスアワー 授業中に伝える
備考 ・初学者向けの授業。後期の「社会情報論」とあわせて1年で完結する内容ですので、できるだけ「社会情報論」を続けて履修すること。
・後期の「社会情報論」については、受講希望者が多い場合、「マス・メディア論」の単位取得者を優先する。
・上記のとおり、内容は「マス・メディア史」が中心。(歴史に興味のない学生には退屈な内容かもしれない)。テレビ・ラジオ・新聞・映画についての講義で、インターネットやSNSなどについては、ここでは、ほとんど触れない。

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