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科目名 | 観光社会学 | ||||
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教員名 | 堀内進之介 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3・4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 1990年代後半に「グローバル化」という言葉が広く知られるようになってから、20年余りが経過した。その間、モノや情報だけでなく、人間もかつてない規模で移動するようになった。世界の観光客数は、昨年は13.2億人に達しており、この20年で2.5倍強になっている。こうした推移は、とりわけ渡航先の社会や経済に、正と負の両面で多大な影響をもたらしている。 そこで、この講義では、観光という社会現象を中心としながらもそれに捉われることなく、社会学や政治学などの理論的、実践的な研究を広く踏まえ、それらの影響について講義する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 観光という社会現象に伴う正と負の影響について理解し、それらの影響を改善または促進するための方策について説明できるようになることを目的とする。 この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP2及びカリキュラムポリシーCP4に対応しています。 |
授業の方法 | 講義形式で行う。パワーポイントや動画等を活用する。 本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業テーマ・目標・授業方法などについて説明する) 【事前学習】シラパスをよく確認すること。また、できればシラパスに記載の入門書など、どれか一冊に眼を通しておくことが望ましい。 【事後学習】『よくわかる観光社会学』を通読することが望ましい。 |
2 |
構造と変遷 ―観光という社会現象について 【事前学習】『よくわかる観光社会学』p.16-24を通読することが望ましい。 【事後学習】配布資料を基に、質問事項の有無を確認の上、観光がなぜ社会現象たり得るのかについて要点を再確認のこと。 |
3 |
構造と変遷① ―観光の歴史について 【事前学習】『観光学の基礎』の「観光史外国編」を通読することが望ましい。 【事後学習】配布資料を基に、質問事項の有無を確認の上、観光の歴史について要点を再確認のこと。 |
4 |
構造と変遷② ―観光の現在について 【事前学習】『よくわかる観光社会学』の第二部を通読することが望ましい。 【事後学習】配布資料を基に、質問事項の有無を確認の上、観光の諸形態について要点を再確認のこと。 |
5 |
構造と変遷③ ―アクターについて 【事前学習】『よくわかる観光社会学』p.16-24を通読することが望ましい。 【事後学習】配布資料を基に、アクターとは誰かについて要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
6 |
構造と変遷④ ―観光の資源について 【事前学習】『観光学の基礎』の「観光資源と観光地の定義」を通読することが望ましい。 【事後学習】配布資料を基に、観光資源の社会的な意味について要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
7 |
利点と政策① ―地域と経済の振興について 【事前学習】『観光政策論』の「観光政策の意義と役割」を通読することが望ましい。 【事後学習】配布資料を基に、観光と地域経済の関わりについて要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
8 |
利点と政策② ―誘客政策について 【事前学習】『観光政策論』の「実施された観光政策の分析・評価」を通読することが望ましい。 【事後学習】配布資料を基に、国際観光政策の展開に関する要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
9 |
弊害と対策① ―自然・社会環境の悪化について 【事前学習】持続可能な開発に関して、『開発社会学』の該当項目を通読することが望ましい。 【事後学習】配布資料を基に、観光と環境の関係に関する要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
10 |
弊害と対策② ―社会・経済的基盤の改悪について 【事前学習】持続可能な開発に関して、『開発社会学』の該当項目を通読することが望ましい。 【事後学習】配布資料を基に、地域経済の観光依存の弊害に関する要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
11 |
映画 『南の島の大統領-沈みゆくモルディブ-』 を観る。 【事前学習】モルディブについて、下記のサイト等で理解を深めておくこと。 https://www.maldivesembassy.jp/index.php/jp/ 【事後学習】映画の主題と要点をまとめること。 |
12 |
理論と実践① ―観光への視座について 【事前学習】『よくわかる観光社会学』p.82-110を通読することが望ましい。 【事後学習】配布資料を基に、社会学の主要概念と観光の関係について要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
13 |
理論と実践② ―観光への応用について 【事前学習】『よくわかる観光社会学』p.114-122を通読することが望ましい。 【事善学習】配布資料を基に、隣接領域での議論について要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
14 |
理論と実践③ ―開発援助と評価について 【事前学習】『観光政策論』の第四章を通読することが望ましい。 【事後学習】配布資料を基に、持続可能性に関する要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
15 |
第15回 まとめ(これまでの学習内容を整理し、授業の理解を深める) 【事前学習】すべての配布資料を通読しておくこと。 【事後学習】筆記試験に備え、特に第2回から第14回までの要点整理を行うこと。 |
その他 | |
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教科書 | 教科書は指定しない。 |
参考書 | 恩田 守雄 『開発社会学―理論と実践』 ミネルヴァ書房 安村 克己ほか 『よくわかる観光社会学』 ミネルヴァ書房 溝尾良隆 『観光学の基礎』 原書房 寺前秀一 『観光政策論』 原書房 橋本俊矢哉 『観光行動論』 原書房 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(100%) 期末試験にて評価します。 |
オフィスアワー | 授業終了時に対応する。 |