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科目名 | 理論・学説特殊研究Ⅱ | ||||
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教員名 | 堀内進之介 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | ハーバーマスの思想の基本的な要点について、彼のいくつかの主要な業績を取り上げながら、特に民主主義との関わりを念頭に講義する。 |
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授業のねらい・到達目標 | ハーバーマスの思想の要点およびその軌跡を理解し、民主主義に対する不信が増大している理由について説明できるようになることを目的とする。 この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP5に対応しています。 |
授業の方法 | 講義形式で行う。パワーポイントや配布資料を活用する。 本授業の事前・事後学習は,各1時間の学習を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
第1回 ガイダンス(授業テーマ・目標・授業方法などについて説明する) 【事前学習】シラパスをよく確認すること。また、できれば、シラパスに記載の入門書(『ユルゲン・ハーバーマス』『ハーバーマス』『ハーバーマスの社会理論』)など、どれか一冊に眼を通しておくことが望ましい。 【事後学習】配布資料に記載の専門用語の意味を、『社会学辞典』等を用いて再度確認のこと。 |
2 |
第2回 社会理論とはなにか 【事前学習】任意の社会学の入門教科書の理論の項目を読んでおくこと。 【事後学習】配布資料を基に、理論とは何かについて要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
3 |
第3回 批判試論とはなにか 【事前学習】『ハーバーマスの社会理論』の序章に眼を通しておくことが望ましい。 【事後学習]配布資料を基に、伝統理論と批判理論がどのように違うのかを整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
4 |
第4回 ハーバーマス思想の諸特徴 【事前学習】第二回、第三回で配布した資料を再度通読のこと。 【事後学習】要点を整理し、コミュニケーションに関して要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
5 |
第5回 ハーバーマス思想の軌跡 【事前学習】第四回で配布した資料を通読のこと。 【事後学習】『公共性の構造転換』の「1990年新版への序言」を読んでおくこと。 |
6 |
第6回 ①『公共性の構造転換』(時代背景について把握する) 【事前学習】『ハーバーマスの社会理論』の2章に眼を通しておくことが望ましい。 【事後学習】特に福祉国家の台頭に関して要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
7 |
第7回 ②『公共性の構造転換』(議論の要点を把握する) 【事前学習】東欧(民主化)革命について、ネット等を用いて調べておくこと。 【事後学習】配布資料を基に、公共圏の変遷について再度確認のこと。 |
8 |
第8回 ①『コミュニケーション的行為の理論』(時代背景について把握する) 【事前学習】『ハーバーマス』(小牧・村上)の「コミュニケーション的行為の理論」の項を読んでおくことが望ましい。 【事後学習】配布資料の要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
9 |
第9回 ②『コミュニケーション的行為の理論』(議論の要点を把握する) 【事前学習】『ハーバーマス』(小牧・村上)の「コミュニケーション的行為の理論」の項を再度読んでおくことが望ましい。 【事後学習】配布資料を基に、コミュニケーション的行為について再度確認のこと。 |
10 |
第10回 ①『新たなる不透明性』(時代背景について把握する) 【事前学習】『ハーバーマス』(小牧・村上)の「歴史家論争とドイツ統一」の項を読んでおくことが望ましい。 【事後学習】福祉国家の衰退に関して要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
11 |
第11回 ②『新たなる不透明性』(議論の要点を把握する) 【事前学習】第10回の配布資料を通読しておくこと。 【事後学習】配布資料を基に、新しい社会運動について再度確認のこと。 |
12 |
第12回 ①『事実性と妥当性』(時代背景について把握する) 【事前学習】『ハーバーマス』(小牧・村上)の「法と道徳」の項を読んでおくことが望ましい。 【事後学習】法と道徳の関係について要点を整理し、質問事項の有無を確認のこと。 |
13 |
第13回 ②『事実性と妥当性』(議論の要点を把握する) 【事前学習】第12回の配布資料を通読しておくこと。 【事後学習】配布資料を基に、民主的法治国家論について再度確認のこと。 |
14 |
第14回 ハーバーマスの諸議論が抱える難点について 【事前学習】『ユルゲン・ハーバーマス』(ピュージ)を通読しておくことが望ましい。 【事前学習】配布資料を元に、特に第4回、第5回の内容を再度確認のこと。 |
15 |
第15回 まとめ(これまでの学習内容を整理し、授業の理解を深める) 【事前学習】『一冊で分かる ハーバーマス』を通読しておくことが望ましい。 【事後学習】筆記試験に備え、特に第4回から第13回までの要点整理を行うこと。 |
その他 | |
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教科書 | 教科書は指定しない。 |
参考書 | 豊泉周治 『ハーバーマスの社会理論』 世界思想社 ジェームズ・ゴードン・フィンリースン 『一冊で分かる ハーバーマス』 岩波書店 マイケル・ピュージ 『ユルゲン・ハーバーマス』 岩波書店 ユルゲンハーバーマス 『公共性の構造転換』 未来社 ユルゲンハーバーマス 『コミュニケイション的行為の理論』 未來社 ユルゲンハーバーマス 『新たなる不透明性』 松籟社 ユルゲンハーバーマス 『事実性と妥当性』 未來社 小牧治 村上隆夫 『ハーバーマス』 清水書院 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(100%) 期末試験にて評価します。 |
オフィスアワー | 授業終了時に対応する。 |