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社会学演習１

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科目名 社会学演習１
教員名 後藤範章
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 前期 履修区分 必修
授業概要 演習のテーマは、「ビジュアル社会学と都市社会学のシンクロナイズ ―映像フィールドワークの方法と実践―」です。学部のある下高井戸・桜上水地域で、社会学的映像フィールドワークをチームで行い、映像ドキュメンタリー作品（社会学的映像モノグラフ）を制作し発表します。
授業のねらい・到達目標 後学期の「社会学演習2」で映像作品を制作・発表することにつなげていくために、1年次に養った社会学的リテラシー(社会学的に読み･書き･討論する作法や能力)のブラッシュアップを図ると共に、映像フィールドワークの術(すべ)を修得することを最終目標とします。

この科目は文理学部（学士（社会学））のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP5に対応しています。
授業の方法 発表と討論を積み重ねていきます。教室での授業とは別に、現場（フィールド）へ出向いての撮影やインタビュー、研究室その他での作業などを行います。また、映像を用いた「世田谷」の社会学的研究を行うための諸準備にも取り組みます。ビジュアル社会学と都市社会学の視点･方法･理論を学んだ上で(映像作品の鑑賞も行う)、取材・撮影・編集のノウハウ／テクニックに関しても身につけます。

本授業の事前・事後学習は，合わせて１時間の学習を目安とします。
授業計画
1 ガイダンス――演習の進め方と年間スケジュールの決定
2 「下高井戸／桜上水」の社会学的研究のために――2018年度「下高井戸／桜上水物語」の視聴と制作にあたった学生（2018年度の演習生）との交流
【事前学修】指定教科書の該当箇所を必ず読んでおくこと。
【事後学修】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
3 「世田谷」の社会学的研究のために――都市社会学と映像(視覚)社会学の視点・方法・理論
【事前学修】指定教科書の該当箇所を必ず読んでおくこと。
【事後学修】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
4 映像表現とドキュメンタリー――TVドキュメンタリー番組やドキュメンタリー映画の視聴と討議
【事前学修】指定教科書の該当箇所を必ず読んでおくこと。
【事後学修】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
5 映像作品づくりのプロセス(1)――①企画：提案・採択・仮構成―→②取材：リサーチ・再構成・本取材・撮影・追加撮影
【事前学修】指定教科書の該当箇所を必ず読んでおくこと。
【事後学修】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
6 企画案のコンペ――社会学的視点や実現可能性等も加味して2,3点を選考し、ディレクター（＝企画者）を決定
【事前学修】企画案を制作し発表の準備をしておくこと。
【事後学修】チームの編成と作品の制作に向けて、あれこれを考えを巡らせること。
7 チーム編成（ディレクターのドラフト制を採用）とチーム別会議――仮構成、役割分担（ディレクター以外に、撮影担当、音声担当、照明＆ナレーション担当、音響効果担当、編集担当など）、行程表などを決定
【事前学修】もろもろの準備にあたっておくこと。
【事後学修】チームでよく話し合うこと。
8 映像作品づくりのプロセス(2)――③編集と仕上げ：キャプチャから書き出しまで―→④発表：作品の公開
【事前学修】指定教科書の該当箇所を必ず読んでおくこと。
【事後学修】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
9 ビデオ撮影のイロハとテクニック及び撮影実習（ガンマイクやレフ板などの使い方を含む）
【事前学修】指定教科書の該当箇所を必ず読んでおくこと。
【事後学修】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
10 現地に入っての調査（取材・撮影）開始
【事前学修】調査できるように下準備しておくこと。
【事後学修】調査を振り返って、今後に生かすこと。
11 映像作品づくりのソフト(Adobe Premiere Pro)の使い方とノウハウ（実習を含む）(1)――映像・音声データの取り込み（キャプチャ／入力）、編集：素材の吟味とシーケンスの構成・トリミングなど
【事前学修】指定教科書の該当箇所を必ず読んでおくこと。
【事後学修】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
12 映像作品づくりのソフト(Adobe Premiere Pro)の使い方とノウハウ（実習を含む）(2)――演出：トランジション・エフェクト・モーション設定・合成・カラー補正など、タイトル・テロップ・エンドロールの作成、BGM・ナレーションの作成、作品の書き出し（出力）
【事前学修】指定教科書の該当箇所を必ず読んでおくこと。
【事後学修】毎回の演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
13 映像制作実習（ビデオ撮影・編集）(1)
【事前学修】指定教科書の該当箇所を必ず読んでおくこと。
【事後学修】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
14 映像制作実習（ビデオ撮影・編集）(2)
【事前学修】指定教科書の該当箇所を必ず読んでおくこと。
【事後学修】演習を振り返って理解を深め、欠を補うこと。
15 チーム別の会議と合宿に向けての諸準備
【事前学修】もろもろの準備にあたっておくこと。
【事後学修】チームでよく話し合うこと。
その他
教科書 山中速人 『ビデオカメラで考えよう―映像フィールドワークの発想―』 七つ森書館 2009年
白石草 『ビデオカメラでいこう　ゼロから始めるドキュメンタリー制作』 七つ森書館 2008年
教科書は必須です。2冊とも、必ず入手して下さい。
参考書 南出和余・秋谷直矩 『フィールドワークと映像実践－研究のためのビデオ撮影入門－』 ハーベスト社 2013年
キャロライン・ノウルズほか（後藤範章監訳） 『ビジュアル調査法と社会学的想像力ー社会風景をありありと描写するー』 ミネルヴァ書房 2012年
山登義明 『ドキュメンタリーを作る―テレビ番組制作・授業と実践』 京都大学学術出版会 2006年
成績評価の方法及び基準 レポート(20%)、授業参画度(30%)、演習への貢献度(50%)
演習への参画度・貢献度、レポートなどを総合して評価します。
オフィスアワー 毎週水曜日の午後6時以降、会議の入っていない木曜日の昼休みか5時以降。本館4階の後藤研究室。なお、可能な限り、メールで事前に予約を取るように心がけてください。メールアドレスは、第1回の授業時にお知らせします。
備考 MLを組んで、メールでの連絡ややり取りを行います。9月14日(土)～16日(月)に、国立オリンピック記念青少年総合センター（代々木）で後藤ゼミとの合同ゼミ合宿（2泊3日）を実施しますので、都合を付けて参加するようにして下さい。

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