文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 社会学科 > 社会学演習2
日本大学ロゴ

社会学演習2

このページを印刷する

科目名 社会学演習2
教員名 石岡丈昇
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
科目群 社会学科
学期 後期 履修区分 必修
授業概要 「移民」というトピックを設定して、そこから社会学的方法とその特徴を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 「移民」について社会学の文献や資料を読み、また学外にも出かけながら、考えます。元ドイツ代表 のサッカー選手、メスト・エジルは「勝てばドイツ人、負ければ移民」として自身が扱われる境遇に対 して、怒りの声をあげました。彼を「移民」としてアウトサイダーに割り振ることで、「ドイツ人」は 自らの側に秩序を確保します。「移民」について考えることは、オーダー(秩序)とボーダー(境界線) の関係を考えることでもあります。こうした点を広く議論したり、調査したりします。

この科目は文理学部(学士(社会学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP5に対応しています。
授業の方法 ・ ドキュメンタリー映像の視聴とディスカッション
・ 社会学の基礎文献の読解とレジュメの作成法の習得
・ 学外に出かけて、現場から社会学のありようを考える
・ 小レポートを論理的に作成する技法の習得

事前学習では、教科書とは別に、担当教員が配布する資料を読解してくることを求めます。事後学習では、その回の内容を振り返る小レポートを毎回提出してもらいます。

本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とします。
授業計画
1 ガイダンスとグループ分け
2 夏休み宿題の報告と議論(1)
3 夏休み宿題の報告と議論(2)
4 夏休み宿題の報告と議論(3)
5 「移民」をめぐるフィールド調査の構想と実施(1)
6 「移民」をめぐるフィールド調査の構想と実施(2)
7 「移民」をめぐるフィールド調査の構想と実施(3)
8 「移民」をめぐるフィールド調査の構想と実施(4)
9 フィールド調査の報告と議論(1)
10 フィールド調査の報告と議論(2)
11 フィールド調査の報告と議論(3)
12 オーダーとボーダーをめぐる理論的考察(1)
13 オーダーとボーダーをめぐる理論的考察(2)
14 オーダーとボーダーをめぐる理論的考察(3)
15 「移民」という社会学的トピックをめぐるさらなる課題
その他
教科書 エミール・デュルケム 『社会学的方法の基準 ( )』 岩波文庫 1978年
佐藤成基 『国家の社会学』
参考書 ネルソン松原 『生きるためのサッカー』 サウダージブックス 2014年
ロイック・ヴァカン 『貧困という監獄』 新曜社 2008年
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
オフィスアワー 授業終了時

このページのトップ