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ドイツ文学演習2

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科目名 ドイツ文学演習2
教員名 大羅志保子
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 ドイツ文学科
学期 後期 履修区分 必修
授業概要 グリム、ゲーテ、リルケ、カフカ、マン、ジュースキントの『香水』、そしてツェランの『死のフーガ』等々、ドイツ語圏古今東西作家たちの名高い作品を読む。
授業のねらい・到達目標 授業内容が「一般ドイツ文学」と規定されている本授業では、これまで多くの場合、ドイツ語圏の一作家の作品を扱っていましたが、今回は少し趣向を変えて、ドイツ語圏を時と場所を問わず縦横無尽に駆け巡ることで、古今東西のドイツ語で書かれた有名なテキストに接し、時代やジャンルや作家などの要因によってテキストがいかに異なっているかを考えるのが、授業の目指すところとなります。ドイツのことわざ、アフォリズム、手紙、童話、モーツァルト、アルプスの少女ハイジ、1985年ヨーロッパの終戦40周年記念日に行われた、あの有名なR.ヴァイツゼッカーの演説にいたるまで盛りだくさんのテキストの深い理解が、到達目標として掲げられていることになります。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 初回ガイダンス時に、授業の進め方や受講に際しての注意事項、並びに評価方法や基準について説明します。受講者は毎回必ず「充分な下調べをして(テキストの音読練習、語句や文法事項を丹念に調べ、説明・使用できるようにする、内容の大まかな把握など)」授業に臨んでください。その前提のもと、なるべく多くの人に発表してもらいます。発表者以外の受講生も全員、質問に答えるという形で授業に参加してもらいます。また、本授業の事前・事後学習は、合わせて1時間の学習を目安とします。
履修条件 学科の履修規定による
授業計画
1 オリエンテーション:後期授業内容概説と使用教科書46-47頁: Sprichwörter の音読並びに暗唱練習 [事前学習] 前半にテキスト本文、後半巻末部に文法事項の説明がある使用教科書構成の仕組みをよく理解し、46-47頁の音読練習をしてくること。 [事後学習] 音読・暗唱練習をしたドイツの諺を暗記し、対応する日本の諺を調べてくること。
2 Otfried Preußler: Krabat (1971), Inhaltsangabe, Wörter, Otfried Preußler. [事前学習] テキスト24−25頁、62−63頁を予習しておくこと。 [事後学習] テキスト24−25頁、62−63頁を復習しておくこと。
3 Otfried Preußler: Krabat (1971), Übungen, 発展問題: 接続法Ⅱ式、参考情報。 [事前学習] テキスト26−27頁を予習しておくこと。 [事後学習] テキスト24−27頁、62−63頁を復習しておくこと。
4 Franz Kafka: Die Verwandlung (1912), Inhaltsangabe, Wörter, Franz Kafka. [事前学習] テキスト28−29頁、64頁を予習しておくこと。 [事後学習] テキスト28−29頁、64頁を復習しておくこと。
5 Franz Kafka: Die Verwandlung (1912), Übungen, 発展問題: 定関係代名詞、参考情報。 [事前学習] テキスト30−31頁、65頁を予習しておくこと。 [事後学習] テキスト28−31頁、64−65頁を復習しておくこと。
6 Paul Celan: Todesfuge (1952), Inhaltsangabe, Wörter, Paul Celan. [事前学習] テキスト32頁を予習しておくこと。 [事後学習] テキスト32を復習しておくこと。
7 Paul Celan: Todesfuge (1952), ツェランの詩の特徴、 韻 (Reim)について、参考情報。 [事前学習] テキスト33頁を予習しておくこと。 [事後学習] テキスト32-33頁を復習しておくこと。
8 Richard von Weizsäcker: Rede vom 8. Mai 1985, Inhaltsangabe, Wörter, Richard von Weizsäcker. [事前学習] テキスト34−35頁、65-66頁を予習しておくこと。 [事後学習] テキスト34−35頁、65-66頁を復習しておくこと。
9 Richard von Weizsäcker: Rede vom 8. Mai 1985, Übungen, 発展問題: 再帰動詞、参考情報。 [事前学習] テキスト36−37頁を予習しておくこと。[事後学習] テキスト34−37頁、65−66頁を復習しておくこと。
10 Patrick Süskind: Das Parfum (1985), Inhaltsangabe, Wörter, Patrick Süskind. [事前学習] テキスト38−39頁、67-68頁を予習しておくこと。 [事後学習] テキスト38−39頁、67-68頁を復習しておくこと。
11 Patrick Süskind: Das Parfum (1985), Übungen, 発展問題: 不定関係代名詞、参考情報。 [事前学習] テキスト40−41頁を予習しておくこと。 [事後学習] テキスト38−41頁、67−68頁を復習しておくこと。
12 Thomas Mann: Der Tod in Venedig (1911). [事前学習] テキスト42−45頁、68−69頁を予習しておくこと。 [事後学習] テキスト42−45頁、68−69頁を復習しておくこと。
13 到達度の確認と解説 [事前学習] テキスト24−45頁、62−72頁を予習しておくこと。 [事後学習] テキスト24−45頁、62−72頁を復習しておくこと。
14 1回から13回目までの授業内容について質疑応答を行う。 [事前学習] テキスト24−45頁、62−72頁を予習しておくこと。 [事後学習] テキスト24−45頁、62−72頁を復習しておくこと。
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。 [事前学習] テキスト24−45頁、62−72頁を予習しておくこと。 [事後学習] テキスト24−23頁、62−72頁を復習しておくこと。
その他
教科書 Susanne Schermann/相原 剣 『ドイツ語を読む (Lesebuch Deutsch)』 朝日出版社 2015年 第2版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(60%)、授業参画度(40%)
第13週目に授業内試験を行う。ただし、12週目までの授業参画度(事前・事後学習に基づいた授業時での成果)で十分評価可能な場合は、課題等で試験にかえる場合がある。授業内試験は、中間試験、期末試験、小テスト等を合わせて評価します。また、授業参画度は、毎回のテキスト音読を伴う発表や練習問題の解答、質疑応答等が予測されます。
オフィスアワー ドイツ文学科事務室に申し出てもらい、面談日を決めます。

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