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平成28年度以降入学者 | 英語学演習2 | ||||
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平成27年度以前入学者 | 英語学基礎演習2 | ||||
教員名 | 保坂道雄 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 英文学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業概要 | 日英語の文法を探る:機能文法的アプローチーに基づき、日英語の文法について議論を行う。 |
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授業のねらい・到達目標 | 本講座では、英語と日本語の言語事実を比較・対照しながら、両言語の奥に潜む普遍的原理を、機能的統語論の理論に基づき、探求するものである。特に、機能的統語論が何を目指し、現在の言語研究に如何なる貢献を為してきたかを、日英語の言語データを通じて実証的に検証し、言語研究の奥深さを学ぶことを目標とする。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP4,DP5,DP6及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応しています。 |
授業の方法 | 授業の方法は、受講者全員を数グループに分け、それぞれ担当の章を決めて、授業内で発表を行って頂き、その後発表内容について議論を行う。毎回授業の初めに、前回の授業内容について、復習チェックの小テストも行う。また、電子メール等のメディアを補助的に利用する。なお、授業中の私語・携帯電話使用等の迷惑行為は減点の対象とする。本授業の事前・事後学習は、合わせて1時間の学習を目安とする。 |
履修条件 | なし |
授業計画 | |
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1 |
機能的統語論とは何か:言語の機能的側面に焦点をあて、生成文法による説明ではカバーできない言語現象について、どのようなアプローチが可能であるかを考察する。 [事前学習] 本シラバスをよく読み、受講に必要な要件を整えること [事後学習] 授業中に作成したノートを整理し、「機能的統語論とは何か」について十分理解すること |
2 |
後置文(第1章):日英語の後置文の現象に見られる機能的制約について考察する。 [事前学習] テキストの第1章を読んでおくこと [事後学習] 授業中に作成したノートを整理し、後置文について理解すること |
3 |
省略(第2章):日英語の省略現象に見られる機能的制約について考察する。 [事前学習] テキストの第2章を読んでおくこと [事後学習] 授業中に作成したノートを整理し、省略について理解すること |
4 |
結果構文(第3章):日英語の結果構文に見られる機能的制約について考察する。 [事前学習] テキストの第3章を読んでおくこと [事後学習] 授業中に作成したノートを整理し、結果構文について理解すること |
5 |
受身文(第4章):日英語の受身文に見られる機能的制約について考察する。 [事前学習] テキストの第4章を読んでおくこと [事後学習] 授業中に作成したノートを整理し、受身文について理解すること |
6 |
Tough構文(第5章):日英語のtough構文に見られる機能的制約について考察する。 [事前学習] テキストの第5章を読んでおくこと [事後学習] 授業中に作成したノートを整理し、Tough構文について理解すること |
7 |
中間態と可能態(第6章):英語の中間態と日本語の可能態に見られる機能的制約について考察する。 [事前学習] テキストの第6章を読んでおくこと [事後学習] 授業中に作成したノートを整理し、中間態と可能態について理解すること |
8 |
視点 (第7章):日英語の視点表現に見られる機能的制約について考察する。 [事前学習] テキストの第7章を読んでおくこと [事後学習] 授業中に作成したノートを整理し、視点について理解すること |
9 |
再帰代名詞(第8章):日英語の再帰代名詞に見られる機能的制約について考察する。 [事前学習] テキストの第8章を読んでおくこと [事後学習] 授業中に作成したノートを整理し、再帰代名詞について理解すること |
10 |
数量詞の作用域(第9章):日英語の数量詞の作用域に見られる機能的制約について考察する。 [事前学習] テキストの第9章を読んでおくこと [事後学習] 授業中に作成したノートを整理し、数量詞の作用域について理解すること |
11 |
機能的統語論のまとめ(1):テキストの第1章から第3章までの内容について議論を深める。 [事前学習] テキストの第1章〜第3章を再度読み直すこと [事後学習] 授業後にまとめ直したノートを再度確認し、後置文、省略、結果構文について更に理解を深めること |
12 |
機能的統語論のまとめ(2):テキストの第4章から第6章までの内容について議論を深める。 [事前学習] テキストの第4章〜第6章を再度読み直すこと [事後学習] 授業後にまとめ直したノートを再度確認し、受身文、Tough構文、中間態と可能態について更に理解を深めること |
13 |
機能的統語論のまとめ(3):テキストの第7章から第9章までの内容について議論を深める。 [事前学習] テキストの第7章〜第9章を再度読み直すこと [事後学習] 授業後にまとめ直したノートを再度確認し、視点、再帰代名詞、数量詞の作用域について更に理解を深めること |
14 |
期末試験とその解説 [事前学習] 第1回 〜 第13回までの内容を中心に復習しておくこと [事後学習] 解けなかった試験問題を解き直すこと |
15 |
まとめ(試験の総括及びこれまでの復習を行い、授業の理解度を深める) [事前学習] テキストの第1章から第9章及びプリントを再度読み直すこと [事後学習] 英語学演習2で学んだ内容を復習し、整理すること |
その他 | |
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教科書 | 高見健一 『機能的統語論』 くろしお出版 1997年 |
参考書 | 使用しない |
成績評価の方法及び基準 | 試験(60%)、授業内テスト(20%)、授業参画度(20%) 授業参画度は、学期中に行う発表を中心に評価を行う。また、授業内テストは、毎回行う小テストを中心に評価する。 |
オフィスアワー | 授業終了時にアポイントメントを取ること |