文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 英文学科 > 英語コーパス演習1
日本大学ロゴ

英語コーパス演習1

このページを印刷する

科目名 英語コーパス演習1
教員名 塚本聡
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業概要 コンピュータを利用した言語研究、計量言語学の方法論を実習する。
授業のねらい・到達目標 現在、キーワードは2つのC(Corpus & Collocation)といわるように、多くの辞典では、コーパス利用が謳われている。また、インターネット上には、そのページ自身を含めて電子化された文字データが多数存在している。これらのデータを利用し、以下の点を実習する。
電子データであるコーパスやデータを活用することができる。
コーパス言語学の特徴やその分析手法を実践することができる。
客観的な分析の基礎となる計量分析について実践することができる。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP4,DP5,DP6及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応しています。
授業の方法 PCを利用した演習・実習形式。各段階ごとにレポート課題が課される。
本授業の事前・後学習は、合わせて1時間の学習を目安とします。
履修条件 コンピュータ・情報リテラシーを履修し、文理学部のコンピュータ使用アカウントを有すること。
授業計画
1 導入:コーパス言語学で明らかにできることを理解する。

【事前学習】シラバスを確認し、授業の全体像をとらえておくこと。

【事後学習】今後必要なPCの技能を確認すること。
2 コーパスの定義を確認し、実例にに触れる。

【事前学習】テキストにより、定義を事前に確認しておくこと。

【事後学習】授業内で触れられなかったコーパスを実際に確認すること。
3 コーパスデザインについて学ぶ。

【事前学習】テキストにより、コーパスで残の定義、実例を確認しておくこと。

【事後学習】多様なデザインのコーパス、コーディング方法の実際例を観察すること。
4 検索ソフトウエアダウンロードおよびその使用。

【事前学習】コーパスに利用可能なソフトウェアについて確認しておくこと。

【事後学習】実際にダウロードしたソフトウェアを使用し、その使用方法に習熟しておくこと。
5 単語リスト作成する。Type-Token Ratioを理解する。

【事前学習】第4回で使用したソフトウェアの使用方法を確認しておくこと。

【事後学習】各自、電子データをダウンロードし、各種テキストの単語リストさくせいおよびType-Token Ratioを計算しておくこと。
6 大規模コーパスの構成・使用方法について学ぶ。そのテキストカテゴリー(レジスター)の特質・差異について理解する。

【事前学習】第2・3回に学習したコーパスの定義、デザインについて確認しておくこと。

【事後学習】異なるレジスターから単語リスト作成、Type-Token Ratioなどを計算しておくこと。
7 コンコーダンス作成およびその利用方法について学ぶ。

【事前学習】Excelおよびコーパス検索ソフトウェアの使用方法について確認しておくこと。

【事後学習】実習例以外のコンコーダンスを作成作成し、観察しておくこと。
8 コロケーションが示す特質、MI-score, t-scoreが持つ意味を理解する。

【事前学習】Excelとりわけ関数の使い方、およびコーパス検索ソフトウェアの使用方法について確認しておくこと。

【事後学習】実習例以外のコロケーションを探し、MI-score, t-scoreを計算しておくこと。
9 コンコーダンスラインから意味を読み取ることを実習し、理解する。

【事前学習】コロケーションの定義を確認し、実例を観察を復習しておくこと。

【事後学習】コロケーションに表れやすい言語表現を観察しておくこと。
10 コンコーダンスとコロケーションを組み合わせた活用例を学ぶ。

【事前学習】第7回~9回の概念の理解、操作方法を確認しておくこと。

【事後学習】実習例以外を各自観察し、まとめておくこと。
11 映画コーパスを編纂する:作成に必要なデザインを設定する。

【事前学習】テキスト処理に便利なソフトウェアについて調べておくこと。

【事後学習】エディターの使用法に習熟しておくこと。
12 映画コーパスを編纂する:正規表現を学ぶ。

【事前学習】第11回で使用したエディターの使用法を確認しておくこと。

【事後学習】様々なパターンの正規表現を実際に使用しておくこと。
13 映画コーパスを活用する。

【事前学習】第12回までに作成した映画コーパスの利用方法を確認しておくこと。

【事後学習】映画コーパスを利用した言語研究を実践しておくこと。
14 コーパスを利用した言語研究の実例に触れる。

【事前学習】先行研究で行われた研究事例を調べておくこと。

【事後学習】各自、研究課題を設定し、コーパスを利用して事例研究を行っておくこと。
15 まとめ:コーパスの定義、ソフトウェアの使用方法を確認し、実際の言語研究に利用できるの力を培う。

【事前学習】コーパスの定義、ソフトウェアの使用方法を確認しておくこと。

【事後学習】コーパス言語学の利点を生かした言語研究を行っておくこと。
その他
教科書 齊藤俊雄 他 『改訂新版 英語コーパス言語学-基礎と実践』 研究社 2005年
参考書 石川 慎一郎 『ベーシックコーパス言語学』 ひつじ書房 2012年 第1版
成績評価の方法及び基準 レポート(70%)、授業参画度(30%)
授業参画度は、指名時の発表、ディスカッション等により評価します。
レポートは、授業時6~8回の課題レポート及び期末のレポートにより評価します。
オフィスアワー 月・火 12:20~13:00 研究室

このページのトップ