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卒業論文研究ゼミ1

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科目名 卒業論文研究ゼミ1
教員名 吉良文孝
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 英文学科
学期 前期 履修区分 必修
授業概要 ことばの世界には、言語普遍の大原則があります。言語学者D. Bolingerのいう「かたち(表現形式)が異なれば、必ず意味に違いがある」というものです。例えば、語彙レベルでいえば、「警察官」と「おまわりさん」とでは受ける感じ(ニュアンス)に違いがあります。本演習では、ことばの織りなす(意味という)細かな「ひだ」の一本一本を味わうことになります。同時に、英語英文学専攻の学生が当然知っていなければならない知識・素養を身につけ、また、英語(とりわけて英語学関連の英語)を読むということはどういうことなのかを実感するような授業となります。
授業のねらい・到達目標 言うまでもなく、英語法助動詞に関する専門知識を身につけることができます。と同時に、当該領域の英語を読むことによって、英語を読むとはどういったことなのかその意味合いを実感し、そこで得られた英語読解力がさらなる英語学関連領域の専門書・論文を読む際に応用できます。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP2,DP4,DP5,DP6及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応しています。
授業の方法 演習形式(輪読)。上記の「ねらい」と「到達目標」を達成するための好著であるG. LeechのMeaning and the English Verbをアトランダムに指名し輪読します。具体的には、同署の第5章の「法助動詞」を読みます。例えば、次のやりとりを考えてみましょう。X: Will you answer the phone? Y: It {may/*can} be your mother.ここでcanを用いることができないのはなぜでしょうか。mayもcanもともに「可能性」を表わしているにもかかわらず、canは容認されません。本演習では、法助動詞(Modal Auxiliaries)の意味用法、その使用メカニズム(環境)について学び、法助動詞に関する素朴な疑問について考えます。本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とします。
履修条件 なし。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
【事前学習】教科書の§114を熟読する。
【事後学習】授業内容のまとめと整理。
2 モダリティ(Modality)に関する専門用語の解説(1)
【事前学習】教科書の§114を改めて熟読する。
【事後学習】授業内容のまとめと整理。
3 モダリティ(Modality)に関する専門用語の解説(2)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。
【事後学習】授業内容のまとめと整理。
4 CAN-possibility (§115, A.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。
【事後学習】授業内容のまとめと整理。
5 CAN-ability (§115, B.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。
【事後学習】授業内容のまとめと整理。
6 CAN-permission (§115, C.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。
【事後学習】授業内容のまとめと整理。
7 MAY-possibility (§116, A.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。
【事後学習】授業内容のまとめと整理。
8 MAY-permission (§116, B.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。
【事後学習】授業内容のまとめと整理。
9 MAY-quasi-subjunctive (§116, C.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。
【事後学習】授業内容のまとめと整理。
10 MUST-obligation (§117, A.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。
【事後学習】授業内容のまとめと整理。
11 MUST-requirment/logical necessity (§117, B/C.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。
【事後学習】授業内容のまとめと整理。
12 HAVE TO-obligation (§118, A.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。
【事後学習】授業内容のまとめと整理。
13 HAVE TO-requirment/logical necessity (§118, B/C.)
【事前学習】教科書当該箇所の予習。
【事後学習】授業内容のまとめと整理。
14 前学期授業内容の総復習(1)
【事前学習】前学期授業内容(ノート)の熟読。
【事後学習】前学期授業内容(ノート)の総まとめと整理。
15 前学期授業内容の総復習(2)
【事前学習】前学期授業内容(ノート)の熟読。
【事後学習】前学期授業内容(ノート)の総まとめと整理。
その他
教科書 G.Leech/澤田治美編注 『Meaning and the English Verb』 ひつじ書房 2011年 第3版
江川泰一郎 『英文法解説(改訂三版)』 金子書房 1991年 第3版
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 試験(70%)、授業参画度(30%)
授業参画度は,授業態度等で評価します。
オフィスアワー 吉良研究室(7312)にて、火曜日・水曜日・木曜日。

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