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中国文化研究1

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科目名 中国文化研究1
教員名 平澤歩
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
(他学部生相互履修可)
科目群 中国語中国文化学科
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 五行説とは、様々な事物を木・火・土・金・水に分類して、それらの相互関係を論じる考え方である。例えば、味では酸っぱさは木、苦さは火、甘さは土、辛さは金、塩辛さは水に当たり、臓器では肝臓は木、心臓は火、脾臓は土、肺は金、腎臓は水に分類される。そこで心臓を強くするには、同じ火に当たる苦いものを食べるべきだとか、あるいは「木が火を生む」という論理に基づいて、木に当たる酸っぱいものを食べるべきだとかと言われる。
古代中国の学者たちは五行説を積極的に活用し、五行の論理によって人体・社会・世界の構造を記述した。そして、その説は日本にも伝わり、現在でも様々な習俗にその残滓が見られる。
事物を類比し、関連づける五行説の考え方が如何に生じ、如何に発展したのか。本講義では、この問題について論じる。
授業のねらい・到達目標 古代中国の知識人たちが森羅万象をどのように理解しようとしたのか、その思考の大まかな傾向に触れ、現代の我々との異同について考え、説明できるようになる。また、講義を通じて、基本的な古典籍を理解する。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3,DP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 講義形式
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標および授業方法について説明する)

【事前学習】シラバスを読むこと。

【事後学習】履修するか否か考えること。
2 五行説の概要

【事前学習】事前に配布されるシラバスを読むこと。

【事後学習】授業内容をまとめ、理解を深めること。
3 『尚書』『左伝』に見える五行

【事前学習】事前に配布されるシラバスを読むこと。

【事後学習】授業内容をまとめ、理解を深めること。
4 先秦諸文献に見える時令

【事前学習】事前に配布されるシラバスを読むこと。

【事後学習】授業内容をまとめ、理解を深めること。
5 五徳終始説について

【事前学習】事前に配布されるシラバスを読むこと。

【事後学習】授業内容をまとめ、理解を深めること。
6 漢王朝が五行の何に当たるのかという問題について

【事前学習】事前に配布されるシラバスを読むこと。

【事後学習】授業内容をまとめ、理解を深めること。
7 五行説を用いた災害解釈

【事前学習】事前に配布されるシラバスを読むこと。

【事後学習】授業内容をまとめ、理解を深めること。
8 前漢諸文献に見える雑説

【事前学習】事前に配布されるシラバスを読むこと。

【事後学習】授業内容をまとめ、理解を深めること。
9 中間試験

【事前学習】試験に向けて復習すること。

【事後学習】試験で満足に回答できなかった部分について復習すること。
10 劉向による整理事業

【事前学習】事前に配布されるシラバスを読むこと。

【事後学習】授業内容をまとめ、理解を深めること。
11 劉歆による五行説改造

【事前学習】事前に配布されるシラバスを読むこと。

【事後学習】授業内容をまとめ、理解を深めること。
12 緯書に見える予言と五行説

【事前学習】事前に配布されるシラバスを読むこと。

【事後学習】授業内容をまとめ、理解を深めること。
13 レポートの書き方について

【事前学習】引用・参照・剽窃について基礎的な事項を調べて来ること。

【事後学習】レポートを書くこと。
14 参考資料紹介

【事前学習】レポートを書く準備を行うこと。

【事後学習】レポートを書くこと。
15 まとめ

【事前学習】レポートを書くこと。

【事後学習】授業内容を振り返ること。
その他
教科書 使用しない
参考書 吉野裕子 『陰陽五行と日本の民俗』 人文書院 1983年 第1版
岡野玲子著/夢枕獏原作 『陰陽師 6 貴人』 白泉社 1999年 第1版
成績評価の方法及び基準 レポート(70%)、授業内テスト(30%)
授業内テストは、中間試験、期末試験、小テスト等を合わせて評価する。
オフィスアワー 木曜16時半以降。
ただし、事前に連絡すること。

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