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メディア論

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科目名 メディア論
教員名 井原あや
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
学期 後期 履修区分 選択
授業概要 時代とともに変遷するメディアの概要を示し、その特徴や問題点を明らかにする。
主として、授業の前半では幕末から1940年代のメディアを検討し、後半では1950年代以降のメディア、なかでも雑誌を分析する。
授業のねらい・到達目標 メディアの特性やメディアが発信する情報の意味、およびメディア自体を取り巻く言説を、その折々の社会状況やジェンダーの視点を取り入れて読み解くことを目的とする。そうした積み重ねにより、メディアと時代との関わりを批評的に検討する力を身につけることを目指す。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP3及びカリキュラムポリシーCP6に対応しています。
授業の方法 配付プリントを中心に、適宜板書を用いた講義形式で行う。
中間と期末に試験を実施する(日程や内容については、授業中に説明する)。
授業の後半では理解を深めるために適宜パワーポイントや視聴覚資料も利用する予定である。
【注意】毎時間忘れずにプリントを持参すること。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 ・WEB抽選を行う。
・試験の日程を説明するので、第1回目授業に出席すること。
授業計画
1 ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する)
[事前学習]シラバスを確認しておくこと。
[事後学習]第1回目の授業で説明したキーワードを調べる。
2 メディアとは何か
[事前学習]身のまわりのメディアの長所と短所を説明できるようにしておく。
[事後学習]配付プリントを見直し、ノートを整理しておく。
3 新聞・雑誌の概要と特徴
[事前学習]1860年代~1920年代の時代および社会状況を理解しておくこと。
[事後学習]新聞・雑誌がどのような時代背景のもとに誕生し求められたのか、配付プリントを見直し、説明できるようにする。
4 ラジオの概要と特徴
[事前学習]1930年代~1940年代の時代および社会状況を理解しておくこと。
[事後学習]新聞・雑誌とラジオの違いを説明できるよう、配付プリントに示したキーワードを確認しノートを整理しておく。
5 「サラリーマン」と雑誌
[事前学習]1950年代~1960年代の時代および社会状況を理解しておくこと。
[事後学習]配付プリントを振り返り、「サラリーマン」と呼ばれる人々の特徴をおさえ、雑誌との関わりを説明できるようにする。
6 学習内容の整理・授業内試験
[事前学習]これまでの授業内容を復習し、授業前半の要点を整理しておく。
[事後学習]配付プリントやノートを見直し、解けなかった問題の復習を行うこと。
7 試験の返却と解説
[事前学習]試験返却に備えて、配付プリントを読み直しておくこと。
[事後学習]解説を踏まえて試験問題を振り返る。
8 「OL」と雑誌
[事前学習]1950年代~1960年代の女性たちの働き方について、配付プリントを読んでおくこと。
[事後学習]「OL」と呼ばれた人々が誕生した社会背景を理解し、雑誌との関わりを説明できるようにする。
9 「アンノン族」の登場とセゾン文化
[事前学習]1970年代~1980年代の時代および社会状況を理解しておくこと。
[事後学習]「アンノン族」「セゾン文化」の特徴を、授業内容や配付プリントを踏まえてノートにまとめておく。
10 新たな大学生の登場と若者文化
[事前学習]配付プリントを読み、〈若者〉の特徴を述べられるようにしておく。
[事後学習]授業内容や配付プリントを振り返り、若者と雑誌との関わりを整理しておくこと。
11 雑誌のなかの〈若者〉と消費
[事前学習]1980年代の時代および社会状況を理解しておくこと。
[事後学習]若者と消費の関係を述べられるよう、配付プリントや授業内容を振り返ること。
12 学習内容の整理・授業内試験
[事前学習]これまでの情業内容を復習し、要点を整理しておくこと。
[事後学習]配付プリントやノートを見直し、解けなかった問題の復習を行う。
13 試験の返却と解説
[事前学習]これまでに配付したプリントを読み直しておくこと。
[事後学習]解説を踏まえて試験問題を振り返る。
14 メディアの現在
[事前学習]これまでの授業内容を踏まえて、現在のメディアの特徴をまとめておくこと。
[事後学習]メディアと時代の関係について、要点を整理する。
15 まとめ(これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める)
[事前学習]第5回~第14回までの授業内容を見直しておくこと。
[事後学習]パワーポイントで示した内容を復習し、要点を整理すること。
その他
教科書 なし。
参考書 難波功士 『族の系譜学―ユースサブカルチャーズの戦後史』 青弓社 2007年
佐藤卓己 『青年と雑誌の黄金時代―若者はなぜそれを読んでいたのか』 岩波書店 2015年
上記以外にも授業中に紹介するので、事前学習・事後学習等の時間に積極的に読み、理解を深めるようにしてほしい。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(20%)、授業内試験(中間試験)(40%)、授業内試験(期末試験)(40%)
授業参画度は、毎時間提出するリアクションペーパーから判断する。
授業内試験の日程および内容については、授業中に説明する。
オフィスアワー 授業終了時、教室にて。

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