文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 教職コース > 国語科教育法Ⅱ(他学科)
日本大学ロゴ

国語科教育法Ⅱ(他学科)

このページを印刷する

科目名 国語科教育法Ⅱ(他学科)
教員名 林教子
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
学期 前期 履修区分 選択
授業概要 前半の回では学習指導要領に準拠した単元指導計画の作成を通じて、国語科教員として必要な学力を養成する。その後、指導実践例を検討しながら授業指導計画を作成する。
授業のねらい・到達目標 国語科教育を実践するための基礎・基本を身に付け、それに基づいた教材研究をすることができる。
授業の方法 授業指導計画の作成に当たっては、教材作品の内容や教材の指導法をグループワーク等で検討し、高等学校・中学校国語科の教材研究と、その授業構築に関する理解を深める。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 国文学科の学生とそれ以外の学科の学生とに分け、授業時間の指定を行う。詳細は時間割で確認の上、受講すること。原則として指定以外の時間は、受講不可とする。
国文学科の学生はこの講義を履修できないので、もう一方の国語科教育法Ⅱを履修すること。
授業計画
1 ガイダンス―シラバスの説明、国語教育の現代的課題、国語に関する意識調査
【事前学習】「高等学校学習指導要領解説 国語編」の第1章「総説」を読む
【事後学習】「国語に関するアンケート」まとめ
2 現代社会に求められる国語教育の役割―「アクティブ・ラーニング」の視点と「授業指導計画」、ICT教育など―
【事前学習】「高等学校学習指導要領解説 国語編」の目標・内容を読む
【事後学習】「アクティブ・ラーニング」の視点と授業改善のまとめ
3 学習指導計画作成の要点①「単元の設定」と「評価規準」
【事前学習】レポート課題「ことばの変化について」を読む
【事後学習】「アクティブ・ラーニング」の視点と「学習指導要領」のまとめ
4 学習指導計画作成の要点②「教材研究の実際」、「国語に関する世論調査」の分析など
【事前学習】ブックトークに備える①「弟子」(中島敦)
【事後学習】「アクティブ・ラーニング」の視点と「カリキュラムマネジメント」のまとめ
5 「読むこと」の指導法-文学的教材による授業実践分析-
【事前学習】現代文教材を読み、語句の意味確認と内容の要約
【事後学習】グループ学習のテーマと教材の確認
6 「話すこと・聞くこと」の指導法―グループ学習の目的と課題-
【事前学習】「国語表現」の教材を読み、内容の確認と要約
【事後学習】「話すこと・聞くこと」の単元の目標と評価規準についてまとめる
7 「書くこと」の指導法―文体、語彙、修辞法など―
【事前学習】「書くこと」の教材を読み、内容の確認
【事後学習】「書くこと」の単元の目標と評価規準についてまとめる。レポート課題「ことばの変化について」提出準備
8 文学的教材による授業実践分析―読書活動との関連―、レポート課題「ことばの変化について」提出
【事前学習】文学的教材(現代文)「指導案」作成例を読む
【事後学習】グループ学習の振り返り①-小説教材-
9 論理的教材による授業実践分析―論理的思考力の育成―、「音読み・訓読み」について
【事前学習】論理的教材(現代文)の「指導案」作成例を読む
【事後学習】グループ学習の振り返り②-評論教材-
10 古文教材による授業実践の分析-小中高の重複教材の指導法「枕草子」「おくの細道」など-
【事前学習】古文教材「指導案」作成例を読む
【事後学習】グループ学習の振り返り③-古文教材-
11 漢文教材による授業実践の分析-小中高の重複教材の指導法『論語』「春望」など―
【事前学習】ブックトークに備える②「阿部一族」(森鴎外)
【事後学習】グループ学習の振り返り④-日本文学に影響を与えた教材-
12 学習指導案の作成①-単元の目標と評価規準の設定―
【事前学習】教材別「単元の目標」と「評価規準」の作成
【事後学習】グループ学習の振り返り⑤-中国古典の受容と教材-
13 学習指導案の作成2-授業計画と本時案-
【事前学習】教材別「本時の授業計画」の作成
【事後学習】「指導案」完成版の提出準備、授業内配布プリントのまとめ
14 授業内試験―授業のまとめと理解度の確認、課題レポート「指導案」提出
【事前学習】「授業内試験」に備え、配布プリントの内容を確認する
【事後学習】授業内配布の「振返りプリント」のまとめ
15 試験解説と課題レポートのフィードバック。授業の総括
【事前学習】「授業内試験」の自己採点と自己の課題を分析する
【事後学習】授業内配布の「総括・今後の課題プリント」のまとめ
その他
教科書 文部科学省 『高等学校学習指導要領解説 国語編』 2019年
その他、授業で資料プリントを配布する。
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(40%)、授業内テスト(50%)、授業参画度(10%)
期間途中でレポートの提出が2回あります。
授業参画度は授業内で配布する「読書活動リスト」で評価します。
オフィスアワー 授業終了後、講師室で対応します。その他、授業内で配布する授業感想シートに記入・提出してください。回答は次回授業時とします。

このページのトップ