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基礎演習2

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科目名 基礎演習2
教員名 久米依子
単位数    1 学年    2 開講区分 文理学部
学期 後期 履修区分 必修
授業概要 近代の小説を読む(水曜3限)
授業のねらい・到達目標 近現代の小説を読解するための、基本的な研究方法・調査方法を学ぶ。1920-30年代の小説を取り上げ、作家の情報、同時代の社会・文学状況、先行研究などを考慮しながら、小説のメッセージを読み解く。テーマや語りの特色、登場人物の役割、物語の構造などを理解し、多様な分析ができるようになることを目標とする。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 作品ごとに担当グループを決め、読解のための資料(作家情報、先行研究、同時代状況など)を収集し、調査・分析し、解釈を発表する。発表について、クラスでディスカッションを行う。担当作品の調整のため、第1回目の授業には、必ず出席すること。
受講者数によって、取り上げる小説が変化することがある。発表者は発表のための資料の収集、調査を進めて準備し、レジュメを作成する。受講者は授業毎の発表作品を必ず読んだ上で、授業に参加すること。発表後、聞き手は意見を発言し、感想をまとめる。
本授業の事前・事後学習は,合わせて1時間の学習を目安とします。
履修条件 人数調整を行うため、受講希望者はガイダンス時に希望調査用紙を受け取り、必要事項を記入の上、4月6日(土)12時00分までに国文学科前のレポートボックスに提出すること。受講許可は、4月8日(月)8時50分頃、国文学科掲示板に示す。
授業計画
1 全体ガイダンス(グループ分け、担当作品の決定、スケジュール確認など)
【事前学習】教科書の目次を確認する
【事後学習】担当作品を確認する
2 文学状況・同時代状況の説明
【事前学習】時代状況を調査しておく
【事後学習】時代状況をまとめておく
3 資料調査・文献調査方法
【事前学習】担当作品に関する調査すべき点を確認しておく
【事後学習】調査を開始する
4 資料・文献の使い方
【事前学習】担当作品の先行論を調べておく
【事後学習】発表準備を始める
5 梶井基次郎を読む
【事前学習】教科書の梶井作品を読んで意見を書いてくる
【事後学習】作品の問題点をまとめておく
6 島崎藤村を読む
【事前学習】教科書の島崎作品を読んで意見を書いてくる
【事後学習】作品の問題点をまとめておく
7 黒島伝治を読む
【事前学習】教科書の黒島作品を読んで意見を書いてくる
【事後学習】作品の問題点をまとめておく
8 夢野久作を読む
【事前学習】教科書の夢野作品を読んで意見を書いてくる
【事後学習】作品の問題点をまとめておく
9 林芙美子を読む
【事前学習】教科書の林作品を読んで意見を書いてくる
【事後学習】作品の問題点をまとめておく
10 尾崎翠を読む
【事前学習】教科書の尾崎作品を読んで意見を書いてくる
【事後学習】作品の問題点をまとめておく
11 堀辰雄を読む
【事前学習】教科書の堀作品を読んで意見を書いてくる
【事後学習】作品の問題点をまとめておく
12 大佛次郎を読む
【事前学習】教科書の大佛作品を読んで意見を書いてくる
【事後学習】作品の問題点をまとめておく
13 広津和郎を読む
【事前学習】教科書の広津作品を読んで意見を書いてくる
【事後学習】作品の問題点をまとめておく
14 各作家の特色を比較し時代状況を考える
【事前学習】各作家の問題点を考えておく
【事後学習】レポートの準備を始める
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める
【事前学習】レポートのミスがないか確認する
【事後学習】レポートを提出し反省点を考える
その他
教科書 池内紀・川本三郎・松田哲夫 『日本文学100年の名作 第2巻 幸福の持参者 (新潮文庫)』 新潮社 2014年
参考書 使用しない
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業参画度(70%)
授業参画度には、発表、ディスカッションの参加、コメントシートを含む。
オフィスアワー 水曜4限 木曜3限 7号館4階研究室

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