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特殊研究ゼミナール2

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科目名 特殊研究ゼミナール2
教員名 鈴木晴彦
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
学期 後期 履修区分 必修
授業概要 日本の能書家とその書跡の探求のために、第1回はガイダンス、第2回は選定項目の概説と分担の決定を行なう。第3回以降は口頭発表と討議を進めていく。なお、通年目標を『書の古典と理論』によって前・後期それぞれ発表テーマを決定し、卒論題目決定につなげる。前期目標としては、4月中旬ごろまでに前期発表テーマを決定させ、後日、資料調査をして発表する。夏合宿で後期発表テーマを再提出し、テーマ決定に至る理由と梗概を発表する。後期目標としては、前期発表をふまえ、かつ卒論題目決定を想定した完成度の高い発表をする。1月末に卒論題目決定発表会(発表5分・質疑1分)を開催し、4年生からアドバイスを受ける。
授業のねらい・到達目標 日本書道史に関わる能書家論、作品論、書論などを検討し、学術的にその位置づけを確認する。本講座は2年間を通して、日本書道の流れをゼミ生一人ひとりが把握し、そこに内在する諸問題や疑問点をテーマとして徐々に絞り込み、各自が「卒業論文」にまとめあげることを最終目的とする。
この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 ゼミ生全員が選定項目を分担し、その研究成果を口頭発表する。その口頭発表を討議し、ゼミ生全員の共通認識として理解を深めること。また、理論の裏づけという意味から、必要に応じて現地調査や博物館などへ行き、理論と実技、および鑑賞との整合性をはかりたい。
本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とします。
履修条件 受講を許可された3年生のみ履修可。それ以外で受講を希望する者は、第1回目の授業で申し出ること。
授業計画
1 ガイダンス(授業の概要と進め方について説明)
[事前学習]シラバスを事前確認してくること。
[事後学習]発表研究計画書への記入
2 発表とディスカッション(書は芸術かについて)
[事前学習]発表担当者における資料作成
[事後学習]書は芸術かについて理解を深めること。
3 発表とディスカッション(起筆について)
[事前学習]発表担当者における資料作成
[事後学習]起筆について理解を深めること。
4 発表とディスカッション(送筆について)
[事前学習]発表担当者における資料作成
[事後学習]送筆について理解を深めること。
5 発表とディスカッション(終筆について)
[事前学習]発表担当者における資料作成
[事後学習]終筆について理解を深めること。
6 発表とディスカッション(多折法について)
[事前学習]発表担当者における資料作成
[事後学習]多折法について理解を深めること。
7 発表とディスカッション(無限微動法について)
[事前学習]発表担当者における資料作成
[事後学習]無限微動法について理解を深めること。
8 発表とディスカッション(縦画と横画について)
[事前学習]発表担当者における資料作成
[事後学習]縦画と横画について理解を深めること。
9 発表とディスカッション(筆脈について)
[事前学習]発表担当者における資料作成
[事後学習]筆脈について理解を深めること。
10 発表とディスカッション(空間美について)
[事前学習]発表担当者における資料作成
[事後学習]空間美について理解を深めること。
11 発表とディスカッション(時間美について)
[事前学習]発表担当者における資料作成
[事後学習]時間美について理解を深めること。
12 発表とディスカッション(平仮名の形状について)
[事前学習]発表担当者における資料作成
[事後学習]平仮名の形状について理解を深めること。
13 発表とディスカッション(片仮名の形状について)
[事前学習]発表担当者における資料作成
[事後学習]片仮名の形状について理解を深めること。
14 発表とディスカッション(書学・書道の問題提示)
[事前学習]発表担当者における資料作成
[事後学習]書学・書道の問題提示について理解を深めること。
15 発表とディスカッション(書学・書道の総括)
[事前学習]発表担当者における資料作成
[事後学習]書学・書道の総括について理解を深めること。
その他
教科書 発表担当者によるレジュメ。
参考書 全国大学書道学会編 『書の古典と理論』 光村図書出版 2018年 第6版
書学書道史学会編 『書道史年表事典』 萱原書房 2007年
井垣清明ほか編 『書の総合事典』 柏書房 2010年
小松茂美編 『二玄社版 日本書道史辞典』 二玄社 1987年
開講時、もしくは授業の内容に応じて参考資料などを配布する。
成績評価の方法及び基準 授業参画度(40%)、発表(60%)
授業参画度は,毎回のディスカッション等で授業参画度を評価します。
オフィスアワー 授業終了後、講師室で対応する。

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