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科目名 | 歴史学1 | ||||
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教員名 | 高井康行 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 歴史学の方法ー史料批判と情報の整理・総合 |
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授業のねらい・到達目標 | 本講義では歴史研究の基礎である史料批判を中心に、その具体的な方法を習得することを目的とする。史料批判はたんに歴史研究のみに必須というだけでなく、メディアリテラシーの技術でもあり、現代におけるさまざまな情報分析に応用が可能である。本講義では、10世紀から12世紀にかけての東部ユーラシア地域(主に五代・遼・宋を扱う)の歴史を題材として史料批判の様々な段階、及びそれにもとづく情報の整理・分析の方法について紹介していくが、その方法が現代社会・政治等の分析とどのように関連づけられるかを念頭において授業を進めていきたい。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1, DP3及びカリキュラムポリシーCP2, CP6に対応しています。 |
授業の方法 | 授業は基本的に一つのテーマを3回に分けて扱う。1回目はそのテーマについての概括的な説明を行い、2回目の授業に向けての課題を提示する。2回目の授業では、前回提示した課題について受講者と議論を行いながら授業を進め、3回目の授業で現代における情報分析への応用について検討する。 なお、本授業の事前・事後学習は、各2時間の学習を目安とする。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する) 歴史学の方法論ー特に史料批判についてー 【事前学習】シラバスを事前に確認すること。 【事後学習】授業を振り返り歴史学における史料批判の意義についてまとめ、説明できるようにしておく。 |
2 |
史料批判(1)テキストを確定するー概説編ー 【事前学習】事前に配布する資料を通読し、疑問点などをメモしておく。 【事後学習】授業を振り返りテキスト確定の意義についてまとめ、説明できるようにしておく。 |
3 |
史料批判(2)テキストを確定するー実践編ー 【事前学習】事前に指示した課題(テキストの校訂作業)を実践しておく。 【事後学習】授業を振り返り課題の添削を行う。 |
4 |
史料批判(3)テキストを確定する—応用編— 【事前学習】事前に配布する資料を通読し、疑問点などをメモしておく。 【事後学習】授業を振り返りテキスト確定(校正)の現代的意義についてまとめ、説明できるようにしておく。 |
5 |
史料批判(4)史料源をさぐる—概説編— 【事前学習】事前に配布する資料を通読し、疑問点などをメモしておく。 【事後学習】授業を振り返り史料源をさぐることの意義についてまとめ、説明できるようにしておく。 |
6 |
史料批判(5)史料源をさぐる—実践編— 【事前学習】事前に指示した課題(史料源についての考察)を実践しておく。 【事後学習】授業を振り返り課題の添削を行う。 |
7 |
史料批判(6)史料源をさぐる—応用編— 【事前学習】事前に配布する資料を通読し、疑問点などをメモしておく。 【事後学習】授業を振り返り史料(資料・情報)源をさぐることの現代的意義についてまとめ、説明できるようにしておく。 |
8 |
史料批判(7)史料の性格をさぐる—概説編— 【事前学習】事前に配布する資料を通読し、疑問点などをメモしておく。 【事後学習】授業を振り返り史料の性格を検討する意義についてまとめ、説明できるようにしておく。 |
9 |
史料批判(8)史料の性格をさぐる—実践編— 【事前学習】事前に指示した課題(史料の性格についての考察)を実践しておく。 【事後学習】授業を振り返り課題の添削を行う。 |
10 |
史料批判(9)史料の性格をさぐるー応用編— 【事前学習】事前に配布する資料を通読し、疑問点などをメモしておく。 【事後学習】授業を振り返り史料(資料・情報)の性格を検討する現代的意義についてまとめ、説明できるようにしておく。 |
11 |
史料批判(10)事実を確定する—概説編— 【事前学習】事前に配布する資料を通読し、疑問点などをメモしておく。 【事後学習】授業を振り返り事実を確定することの意義についてまとめ、説明できるようにしておく。 |
12 |
史料批判(11)事実を確定するー実践編— 【事前学習】事前に指示した課題(史実の確定についての考察)を実践しておく。 【事後学習】授業を振り返り課題の添削を行う。 |
13 |
史料批判(12)事実を確定するー応用編— 【事前学習】事前に配布する資料を通読し、疑問点などをメモしておく。 【事後学習】授業を振り返り「事実」を確定することの現代的意義についてまとめ、説明できるようにしておく。 |
14 |
情報の整理・総合:確定した「事実」(または確定できなかった「事実」)の歴史的意義について 【事前学習】これまでの授業で行なった史料批判をふまえて、そこで確定された「事実」の意義について自分なりに考察しておく 【事後学習】授業を振り返り史料批判によって確定した(あるいは確定できなかった)「事実」の考察の方法についてまとめ、説明できるようにしておく |
15 |
授業のまとめ(これまでの学習内容の復習・解説を行い授業の理解を深める) 【事前学習】これまでのノートや配布資料などによって授業内容を振り返り、疑問点などをメモしておく。 【事後学習】これまでの授業内容を振り返り、歴史学の方法論、特に史料批判の方法と意義について説明できるようにしておく |
その他 | |
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教科書 | 使用しない |
参考書 | 島田正郎 『契丹国遊牧の民キタイの王朝【新装版】 (東方選書147)』 東方書店 2014年 第1版 その他の参考文献は各回の授業において適宜提示する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度(40%) ・授業参画度は、授業内でのディスカッション参画の積極性および小レポートなどにより評価する。 ・小レポート(4回実施予定)は対応する授業回の内容に即したものになっているか否か、期末レポートは史料批判の方法論を踏まえたものになっているか否かにより評価する。 |
オフィスアワー | 質問などは授業終了後の教場などで適宜受け付けます。 |