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科目名 | 考古学2 | ||||
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教員名 | 小泉龍人 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 総合教育科目 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択 |
授業概要 | 考古学の方法論とフィールド |
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授業のねらい・到達目標 | 本授業は、考古学の基本的な方法論と世界のフィールドにおける実際の発掘調査などについて学ぶことをねらいとしている。まず、考古学の方法論を構成している層位論と型式論について、基礎的な内容を説明できることを目標とする。つぎに、相対的編年論と絶対年代の具体的な方法について、おおまかに概説できる程度の知識を身に付ける。同時に、さまざまな考古学的アプローチや、メソポタミアやエジプトのフィールドにおける発掘調査などの解説を通して、世界の考古学的研究の実情について理解することを目指す。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP1, DP3及びカリキュラムポリシーCP2, CP6に対応しています。 |
授業の方法 | 本授業はパワーポイントによる講義形式で行い、考古学の基本的な方法論と、オリエントを中心とした遺跡における発掘調査について解説していく。毎回BlackBoardに授業レジュメ(PDF等)をアップロードする。順番・内容の変更もあり得る。講師の海外出張(発掘調査、国際学会)等により休講になる場合は、補講もしくは博物館見学レポートを実施する予定。 なお、本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 |
履修条件 | 世界の歴史や考古学に興味を持つ学生向き。考古学1を履修済みであることが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
受講ガイダンス−対象地域・時代等の概説 【事前学習】シラバスを事前に確認しておく。 【事後学習】第2回以降の授業に備え、対象地域・時代の名称について慣れるようにする。 |
2 |
考古学の黄金期−ツタンカーメンと「ウルの王墓」 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、ツタンカーメンやウルの王墓の概略について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、ツタンカーメンやウルの王墓の発掘調査の成果をノートなどに整理する。 |
3 |
科学的発掘と文化編年−M.ウィーラーとG.チャイルド 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、M.ウィーラーやG.チャイルドは誰か確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、ウィーラーとチャイルドの業績をノートなどに整理する。 |
4 |
地質学と層位論−化石から遺物へ 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、地質学の概略について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、考古学的層位論の形成をノートなどに整理する。 |
5 |
テル型遺跡の層位的発掘−テル・コサック・シャマリ遺跡(シリア) 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、遺跡の位置について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、現地での発掘調査の様子をノートなどに整理する。 |
6 |
生物学と型式論−種から型式へ 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、生物学の概略について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、おもな分類方法と考古学的型式論の形成をノートなどに整理する。 |
7 |
フィールドにおける土器分類−シリア、エジプトの発掘現場 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、遺跡の位置について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、発掘現場での土器の分類作業の様子をノートなどに整理する。 |
8 |
相対的編年論−モノの時間的配列 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、相対編年の種類について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、層位編年と型式編年の違いをノートなどに整理する。 |
9 |
最古の都市文明のルーツを求めて−メソポタミアの遺跡踏査 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、遺跡の位置について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、現地でのフィールド調査の様子をノートなどに整理する。 |
10 |
絶対年代−マヤ暦から放射性炭素年代まで 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、絶対年代の種類について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、歴年代と測定年代の違いをノートなどに整理する。 |
11 |
ティグリス川に沈む遺跡−サラット・テペ遺跡の発掘調査(トルコ) 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、遺跡の位置について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、現地での発掘調査や生活の様子をノートなどに整理する。 |
12 |
生態考古学の芽生え−モノから人へ 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、生態考古学とは何か確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、モノから人への研究対象の推移をノートなどに整理する。 |
13 |
実験考古学(1)−メソポタミアの彩文土器を復元する 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、実験考古学とは何か確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、彩文土器の復元実験の様子をノートなどに整理する。 |
14 |
実験考古学(2)−現地での新たな挑戦 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、実験考古学の概略について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、現地での復元実験の様子をノートなどに整理する。 |
15 |
まとめ(レポート提出、リアクションペーパー講評) 【事前学習】これまでの学習内容で気になった箇所を整理しておく。 |
その他 | |
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教科書 | とくに指定しない。 |
参考書 | 小泉龍人 『都市の起源−古代の先進地域=西アジアを掘る (選書メチエ)』 講談社 2016年 第1版 ほかは適宜プリントにて知らせる。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度(20%)、リアクションペーパー(20%) レポート:授業内容を理解した上で論述しているかどうかを評価。リアクションペーパー:小テストとして適宜実施して授業の理解度を評価。 |
オフィスアワー | 質問等は授業直後、もしくはメール(ガイダンスにて伝える予定)。 |
備考 | 私語・飲食等の授業の妨げとなる言動や、授業に関係のない内職等の行為に対しては厳正に対処。 |