文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 史学科 > 日本考古学概説２
日本大学ロゴ

日本考古学概説２

このページを印刷する

科目名 日本考古学概説２
教員名 濱田晋介
単位数    2 学年    1 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 後期 履修区分 選択必修
授業概要 考古学は過去の人びとが製作し、使用したものを材料に、その当時の人びとの社会・文化・交流・集団組織など解明していく学問である。そのため文献の有無にかかわらず、モノ資料が存在すれば成立する学問であり、発掘調査によって研究材料を得るとことに特徴がある。こうした特徴を持つ日本考古学研究のこれまでの成果の概要を、古墳時代から江戸時代までを対象に紹介する。
授業のねらい・到達目標 日本における考古学の方法とその研究理論を学ぶことによって、古墳時代、奈良・平安時代、中世・近世の考古学研究が、これまでどのように研究されてきたか。これらの遺跡から何が導き出されてきたのか。遺跡の発掘調査から、各時代の社会をどのように推測してきたのかについて､調査の具体的な事例を通して、概要を理解することができる。

この科目は文理学部（学士（文学））のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 毎回使用するプリントと、プロジェクターに写す発掘調査や出土遺物などの画像・動画をもとに、プロジェクターに出す説明分をノートに書き取りながら、説明を加えていく授業形態をとる。プリントはブラックボードからダウンロードして印刷して、毎回持参すること。毎回配る出席票の裏面に、授業や考古学に関する質問を記入してもらう方式をとる。本授業の事前・事後学習は，各２時間の学習を目安とします。
授業計画
1 ガイダンス（授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する）
〔事前学習〕第１回目のプリントを事前に読んで、内容を把握するとともに､考古学について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
2 古墳時代以降の考古学研究方法 （古墳時代以降に増加する文献・紀年銘・絵画などを援用することで、年代や使用法が把握できることを理解する）
〔事前学習〕第２回目のプリントを事前に読んで、内容を把握し、関連する事項について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
3 古墳時代像（古墳時代の研究の歴史と、そこから得られた古墳時代像について理解する）
〔事前学習〕第３回目のプリントを事前に読んで、内容を把握し、関連する事項について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
4 古墳時代の集落（古墳時代の生活を物語る集落について、その特徴と時期的な変化を理解する）
〔事前学習〕第４回目のプリントを事前に読んで、内容を把握し、関連する事項について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
5 古墳時代前期の墓と出土遺物（古墳時代前期における古墳と出土品の特徴を理解する）
〔事前学習〕第５回目のプリントを事前に読んで、内容を把握し、関連する事項について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
6 古墳時代中期の墓と出土遺物（古墳時代中期における古墳と出土品の特徴を理解する）
〔事前学習〕第６回目のプリントを事前に読んで、内容を把握し、関連する事項について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
7 古墳時代後期の墓と出土遺物（古墳時代後期における古墳と出土品の特徴を理解する）
〔事前学習〕第７回目のプリントを事前に読んで、内容を把握し、関連する事項について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
8 古墳時代終末期の墓と出土遺物（古墳時代終末期における古墳と出土品の特徴を理解する）
〔事前学習〕第８回目のプリントを事前に読んで、内容を把握し、関連する事項について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
9 古墳時代の遺物　（古墳の代表的な出土品である埴輪について、その出現と変化、意味について理解する）
〔事前学習〕第９回目のプリントを事前に読んで、内容を把握し、関連する事項について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
10 古墳時代の遺物（古墳の代表的な出土品である武器・武具について、その出現と意味について理解する）
〔事前学習〕第10回目のプリントを事前に読んで、内容を把握し、関連する事項について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
11 奈良・平安時代の考古学（奈良時代と平安時代の遺跡の出土品によって、どのような研究成果があるのかを理解する）
〔事前学習〕第11回目のプリントを事前に読んで、内容を把握し、関連する事項について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
12 中世の考古学（武士の政権となる鎌倉時代〜戦国時代までの遺跡の出土品によって、どのような研究成果があるのかを理解する）
〔事前学習〕第12回目のプリントを事前に読んで、内容を把握し、関連する事項について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
13 近世の考古学（幕藩体制となる時期の遺跡の出土品によって、どのような研究成果があるのかを理解する）
〔事前学習〕第13回目のプリントを事前に読んで、内容を把握し、関連する事項について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
14 理解度の確認と解説（これまで行ってきた古墳時代から江戸時代までの内容を振り返り、それぞれの時代の内容や特性を理解する）
〔事前学習〕第１〜13回目のプリントを事前に読んで、内容を把握し、関連する事項について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
15 現代と考古学（現在行われている発掘調査が、行政の行う調査であることを把握し、埋蔵文化財と考古学の関係について理解する）
〔事前学習〕第15回目のプリントを事前に読んで、内容を把握し、関連する事項について調べておくこと。
〔事後学習〕授業で利用したプリントとノートを整理し、今回の授業を要約しておくこと。
その他
教科書 なし
参考書 なし
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、授業内テスト(50%)
全回出席することを前提として、授業内テストと試験で成績評価します。
試験は半期の内1回実施する。
授業内テストは2回以上実施する。
オフィスアワー 初回授業時にe-mailアドレスを伝えるので、メールにて行う。また、質疑も毎回用紙を配布し、次回に回答する。
備考 日本考古学概説１を履修していることが望ましい

↑このページのトップ