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科目名 | 外国考古学概説2 | ||||
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教員名 | 小泉龍人 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 1 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 現代都市文明のルーツ |
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授業のねらい・到達目標 | オリエントでは、5千年前までに世界最古の都市が誕生した後、シュメール都市国家をへて、約4千年前のウル第三王朝で領域国家が完成した。そして、約3千年前になると、新アッシリアをはじめとした世界帝国の段階に入り、新バビロニアやアケメネス朝ペルシアといった帝国が栄華を極めた。この間、西アジアを中心としたオリエントは、兵器開発、演劇、コイン鋳造、道路網整備などつねに世界をリードして、現代文明の基礎をかたちづくってきた。本授業では、古代オリエントにおいて、現代の都市文明につながるさまざまなルーツがどのように形成されていったのかを考古学的な目線で学ぶことをねらいとしている。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | 本授業はパワーポイントによる講義形式で行い、オリエントの歴史時代について詳しく解説していく。毎回BlackBoardに授業レジュメ(PDF等)をアップロードする。順番・内容の変更もあり得る。講師の海外出張(発掘調査、国際学会)等により休講になる場合は、補講を実施する予定。 なお、本授業の事前・事後学習は,各2時間の学習を目安とする。 |
履修条件 | オリエントの歴史や海外の考古学に興味のある学生向き。外国考古学概説1を履修済みであることが望ましい。 |
授業計画 | |
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1 |
受講ガイダンス−対象地域・時代等の概説 【事前学習】シラバスを事前に確認しておく。 【事後学習】第2回以降の授業に備え、対象地域・時代の名称について慣れるようにする。 |
2 |
集落から都市まで-オリエントにおける都市誕生 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、オリエントの都市の概略について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、集落から都市への変遷の特徴をノートなどに整理する。 |
3 |
都市国家から領域国家まで-オリエントにおける都市発展 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、都市国家や領域国家の概略について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、オリエントの都市から領域国家への変遷の特徴をノートなどに整理する。 |
4 |
兵器の開発-新アッシリア帝国の拡大 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、新アッシリア帝国の概略について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、新アッシリア帝国の特徴をノートなどに整理する。 |
5 |
都市の知-アッシュルバニパル王の図書館 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、アッシュルバニパル王の概略について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、アッシュルバニパル王の図書館の特徴をノートなどに整理する。 |
6 |
バベルの塔-新バビロニア帝国の栄華 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、バベルの塔について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、新バビロニア帝国の特徴をノートなどに整理する。 |
7 |
オリエントの世界遺産 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、オリエントの代表的な世界遺産について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、オリエントの世界遺産の特徴をノートなどに整理する。 |
8 |
都市の祭りと演劇-マルドゥク神の新年祭 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、マルドゥク神の概略について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、マルドゥク神や新年祭の特徴をノートなどに整理する。 |
9 |
インゴットからコインへ-リディアの発明した硬貨 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、リディア王国の概略について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、インゴットからコインへの変遷の特徴をノートなどに整理する。 |
10 |
多民族の融和-アケメネス朝の「王の道」 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、アケメネス朝の概略について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、アケメネス朝ペルシア帝国の特徴をノートなどに整理する。 |
11 |
オリエント最後の帝国-ペルセポリスとペルシア戦争 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、ペルセポリスの概略について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、ペルセポリスやペルシア戦争の特徴をノートなどに整理する。 |
12 |
アッシリア、バビロニア、アケメネス-オリエントの都市文明 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、オリエント諸文明の名称について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、新アッシリアからアケメネス朝への変遷の特徴をノートなどに整理する。 |
13 |
「ノアの箱船」のルーツ-ワインの起源を探る 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、ノアの箱船について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、ワインの起源の特徴をノートなどに整理する。 |
14 |
メソポタミアにおける世界遺産の現状 【事前学習】当該レジュメをBlackBoardからダウンロードして、イラクの世界遺産の概略について確認しておく。 【事後学習】授業内容を振り返り、メソポタミアの世界遺産の現状をノートなどに整理する。 |
15 |
まとめ(レポート提出、リアクションペーパー講評) 【事前学習】これまでの学習内容で気になった箇所を整理しておく。 |
その他 | |
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教科書 | とくに指定しない。 |
参考書 | 小泉龍人 『都市の起源−古代の先進地域=西アジアを掘る (選書メチエ)』 講談社 2016年 第1版 ほかは適宜プリントにて知らせる。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(60%)、授業参画度(20%)、リアクションペーパー(20%) レポート:授業内容を理解した上で論述しているかどうかを評価。リアクションペーパー:小テストとして適宜実施して授業の理解度を評価。 |
オフィスアワー | 質問等は授業後、もしくはメール(ガイダンスにて伝える予定)。 |
備考 | 私語・飲食等の授業の妨げとなる言動や、授業に関係のない内職等の行為に対しては厳正に対処。 |