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日本史特講1

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科目名 日本史特講1
教員名 古川隆久
単位数    2 学年 2~4 開講区分 文理学部
科目群 史学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業概要 近代日本における建国神話の社会史
 2年前、関西地方のある幼稚園で教育勅語を暗唱させていた事実が大きな問題となったことを皆さん覚えているだろうか?なぜ問題となったのか、背景をたどっていくと、『古事記』『日本書紀』にある建国神話に行き当たる。建国神話を大前提として作られた教育勅語が発布されたのは1890年。どうしてそうなったか。その後はどうなって今に至るのか。建国神話をめぐる国家、学者、人々のせめぎ合いから日本の近現代史を考えてみたい。
授業のねらい・到達目標 日本の近現代史をどう見るかについて考える材料を提供すると共に、具体的な事例をもとに日本近現代史の研究方法や研究テーマの発想法について学ぶ。

この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 事前配布のプリントを用いる講義中心だが、発言を求めたり討論の時間を設けることもある。授業の最後に感想や質問をコメントカードに書いて提出。毎回事前学習・事後学習に2時間程度が必要。特にプリントは予習しておかないと授業についていけない。
授業計画
1 はじめに―どうして神話が事実とされたのか、人々はそれをどう受け止めたか
【事前学習】教育勅語の内容について、日本史辞典、高校の史料集などで確認しておく。
【事後学習】本日の授業内容を整理して次回の予習に備える。
2 日本の建国神話とは?
【事前学習】前回配布のプリントを指示した方法で予習してくる。
【事後学習】本日の授業内容を整理して次回の予習に備える。
3 建国神話はいつ、なぜ「事実」になったのか?
【事前学習】前回配布のプリントを指示した方法で予習してくる。
【事後学習】本日の授業内容を整理して次回の予習に備える。
4 義務教育(小学校)の教科書はどうなったのか? 
【事前学習】前回配布のプリントを指示した方法で予習してくる。
【事後学習】本日の授業内容を整理して次回の予習に備える。
5 「事実」化に学者はどう対処したか?
【事前学習】前回配布のプリントを指示した方法で予習してくる。
【事後学習】本日の授業内容を整理して次回の予習に備える。
6 教師はどう対処すべきとされたか?
【事前学習】前回配布のプリントを指示した方法で予習してくる。
【事後学習】本日の授業内容を整理して次回の予習に備える。
7 子供たちはどう受け止めたか?
【事前学習】前回配布のプリントを指示した方法で予習してくる。
【事後学習】本日の授業内容を整理して次回の予習に備える。
8 政治・経済にどう利用されたか?
【事前学習】前回配布のプリントを指示した方法で予習してくる。
【事後学習】本日の授業内容を整理して次回の予習に備える。
9 学者まで「事実」としていくのはなぜか?
【事前学習】前回配布のプリントを指示した方法で予習してくる。
【事後学習】本日の授業内容を整理して次回の予習に備える。
10 なぜ、どのように政府に活用されていくのか?
【事前学習】前回配布のプリントを指示した方法で予習してくる。
【事後学習】本日の授業内容を整理して次回の予習に備える。
11 人々はどう受け止めたのか?
【事前学習】前回配布のプリントを指示した方法で予習してくる。
【事後学習】本日の授業内容を整理して次回の予習に備える。
12 戦時下の教室ではどうなったのか?
【事前学習】前回配布のプリントを指示した方法で予習してくる。
【事後学習】本日の授業内容を整理して次回の予習に備える。
13 戦後はどう扱われてきたのか?
【事前学習】前回配布のプリントを指示した方法で予習してくる。
【事後学習】本日までの授業内容を整理して次回の授業内試験に備える。
14 授業内試験と解説
【事前学習】前回までの授業内容を復習しておく。
【事後学習】解説をもとに復習しておく。
15 結論―討論をふまえて考える
【事前学習】結論について考えてくる。
【事後学習】結論をふまえて全体を復習しておく。
その他
教科書 プリントを配布する。
参考書 授業内で適宜紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(50%)、授業参画度(50%)
授業参画度は毎回のコメントの提出度合40%、発言を求めた回数(ほぼ毎回)あたりの自発的な発言の度合10%
オフィスアワー 木曜日昼休み(会議のある時を除く)

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