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科目名 | 西洋史特講5 | ||||
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教員名 | 伊藤雅之 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2~4 | 開講区分 |
文理学部
(他学部生相互履修可) |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 古代ギリシア世界の様々な側面に光を当てつつ受講者に、当時の人々が問題とし、そしてまた現代においても議論する価値のあるテーマを紹介する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 古代ギリシア人の経験や彼らが取り組んだことへの理解を深め、自分自身が歴史や現代の世界にどう向き合っていくのかを考えていくための手掛かりを増やすことを目的とする。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | 教員の用意するレジュメを基本教材とした講義形式。ただし受講者には事前・事後の学習を求める(各2時間を目安とする)。 |
授業計画 | |
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1 |
導入(授業の方向性や、授業内で取り上げられる予定の地域などについて説明する) 【事前学習】大学および自分が住んでいる地域の図書館に、どのような古代ギリシア関連の書籍があるかをチェックすること。 【事後学習】次回やそれ以降の授業に備え、授業内に配布したレジュメで紹介した書籍のいずれかを可能な限り読んでおく。 |
2 |
ギリシア人とペルシア戦争 【事前学習】ペルシア戦争および歴史家ヘロドトスについて調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する(どのような情報源を用いても構わないが、情報源自体は2つ以上であること)。 【事後学習】ペルシア戦争とはどのような事件だったかについて、自分なりの説明を文章の形で行う(100字以上)。 |
3 |
アテナイ民主政の形成と繁栄 【事前学習】都市国家アテナイ(現アテネ)について調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する(情報源に関する留意点は第2回講義についての事前学習と同様で、これ以降の回でも同じ)。 【事後学習】「僭主」とはどのような存在であるか、またどのような文脈で用いられる表現なのかという点について、自分なりの説明を文章の形で行う(字数に関する留意点も第二回講義についてのそれと同様で、これ以降の回でも同じ)。 |
4 |
アテナイ民主政の挫折と成熟 【事前学習】ペロポネソス戦争について調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 【事後学習】寡頭政とはどのような政治体制であるかについて、自分なりの説明を文章の形で行う。 |
5 |
ギリシア人と碑文、および小テスト 【事前学習】図を掲示しつつ古代ギリシアの歴史・文化や生活などを論じた書籍などを活用しながら、古代ギリシア人がどのような碑文を作成したかについて調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 【事後学習】古代ギリシアにおける顕彰(けんしょう)決議とはどういうものだったかについて、自分なりの説明を文章の形で行う。 |
6 |
ヘレニズム時代の始まり、および小テストに関する解説 【事前学習】古代マケドニア王国について調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 【事後学習】マケドニア王アレクサンドロス3世とはどのようなことを行った人物だったかについて、自分なりの説明を文章の形で行う。 |
7 |
中小勢力にとってのヘレニズム時代と外交(1)連邦制とプロクセノス 【事前学習】ヘレニズム時代について調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 【事後学習】ヘレニズム時代のプロクセノスとはどのような存在だったかについて、自分なりの説明を文章の形で行う。 |
8 |
中小勢力にとってのヘレニズム時代と外交(2)安全を確保するための様々な方策 【事前学習】アッタロス朝ペルガモン王国について調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 【事後学習】ヘレニズム時代の文書にしばしば登場するアシュリアの概念がどのようなものだったかについて、自分なりの説明を文章の形で行う。 |
9 |
古代ギリシアにおける植民、および小テスト 【事前学習】古代ギリシア人がどのような地域で、そしてまたどのような地形を選んで植民活動を行っていたかについて調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 【事後学習】古代ギリシア人にとって都市におけるアクロポリスないし城山がどのような存在だったかについて、自分なりの説明を文章の形で行う。 |
10 |
古代ギリシアにおける傭兵、および小テストに関する解説 【事前学習】古代ギリシアに限らず、そもそも傭兵とはどのような存在であるかについて具体的な事例と合わせて調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 【事後学習】古代ギリシア人たちの世界において、傭兵がどのような存在だったかについて、自分なりの説明を文章の形で行う。 |
11 |
アテナイにおける弁論 【事前学習】古代のアテナイで裁判がどのような場であったかについて調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 【事後学習】アテナイにおける弾劾裁判がどのような場であったかについて、自分なりの説明を文章の形で行う。 |
12 |
古代ギリシアにおけるスパルタ 【事前学習】スパルタがどのような国家体制を構築していたのかを調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 【事後学習】スパルタの王がどのような存在だったかについて、自分なりの説明を文章の形で行う。 |
13 |
古代ギリシアにおける宗教、および小テスト 【事前学習】古代ギリシア人にとってデルフォイの神託所がどのような場所であったかについて調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 【事後学習】古代ギリシア人にとって祭典がどのようなものだったかについて、自分なりの説明を文章の形で行う。 |
14 |
ローマのギリシア人世界への進出、および小テストに関する解説 【事前学習】ローマが戦ったマケドニア戦争について調べ、ルーズリーフ1-2頁程度のまとめノートを作成する。 【事後学習】ローマが唱えた「ギリシアの自由」がどのようなものだったかについて、自分なりの説明を文章の形で行う。 |
15 |
総括(期末試験に備えてのこれまで取り上げた内容の復習と補足) 【事前学習】ここまでに配布した資料や自身が作成したノートを見直し、不明点があれば質問できるようにしておく。 【事後学習】配布資料とノートを見直し試験に備える。 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 特定の書籍をここで挙げることはしないが、授業内で配布するレジュメでその日取り上げたテーマに関連した書籍などを適宜紹介することを予定している。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(70%)、授業内テスト(30%) |
オフィスアワー | 授業終了時 |