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科目名 | 日本史基礎実習1 | ||||
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教員名 | 古川隆久 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 史学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 日本近現代史の研究能力のうち、未刊行史料を扱える能力、具体的には草書体の文字の解読、古文漢文交じりの文章の現代語訳、年代不明の史料の年代推定の方法、さらには史料の内容読解の能力を実習方式で学習する。 |
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授業のねらい・到達目標 | くずし字(草書体の文字)の解読、古文漢文交じりの文章の現代語訳、史料の年代推定、史料の内容読解が自力でできるようになることが目標。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。 |
授業の方法 | テキストとして、明治~昭和戦中期の政治家、官僚、軍人などの未公刊の毛筆書簡6通程度を用いる。 授業は、指定した範囲まで予習(テキストの文字の解読)してもらった上で、質疑応答の形で正解を見つける形で進め、授業の最後にその日解読分の音読(読み下し)と仮現代語訳を行なう。一つの書簡が読み終わったところでグループによって現代語訳と内容読解、年代推定を分担して調べて口頭報告してもらう。受講者数の関係で受講者全員が報告できない場合は報告にかわるレポートを課す。14回目に草書解読力に関する授業内テスト(くずし字辞典、テキスト、自筆ノート持ち込み可)を行う。 毎回かなりの予習復習(やり方については初回に説明する)が必要であり、質疑にも積極的に参加することが必要である。指定のくずし字辞典は毎回必ず持参すべし。その他、国語辞典、漢和辞典、古語辞典、あるいはこれらを含む電子辞書専用機の持参も可。 なお、本授業の事前・事後学習は,各1時間の学習を目安とする。 |
履修条件 | 日本近現代史の予備知識は問わないが、日本近現代史の研究に積極的に取り組む意志があること。 |
授業計画 | |
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1 |
予習方法を実習形式で学ぶ。 【事前学習】シラバスを読んでおく。 【事後学習】予習方法と予習範囲を把握しておく。 |
2 |
書簡A前半の講読(解読、音読、現代語訳) 【事前学習】前回指示された範囲まで予習(自分の解読案を作成)しておく。 【事後学習】授業内容(間違えたところの確認、くずし方のパターンなど)を復習する。 |
3 |
書簡A後半の講読 【事前学習】前回指示された範囲まで予習しておく。 【事後学習】授業内容を復習する。 |
4 |
書簡Aについての口頭報告(年代推定、内容読解など)と質疑、書簡B前半の講読 【事前学習】前回指示された範囲まで予習しておく。 【事後学習】授業内容を復習する。 |
5 |
書簡B後半の講読 【事前学習】前回指示された範囲まで予習しておく。 【事後学習】授業内容を復習する。 |
6 |
書簡Bについての口頭報告と質疑、書簡C前半の講読 【事前学習】前回指示された範囲まで予習しておく。 【事後学習】授業内容を復習する。 |
7 |
書簡C後半の講読 【事前学習】前回指示された範囲まで予習しておく。 【事後学習】授業内容を復習する。 |
8 |
書簡Cについての口頭報告と質疑、書簡D前半の講読 【事前学習】前回指示された範囲まで予習しておく。 【事後学習】授業内容を復習する。 |
9 |
書簡D後半の読解 【事前学習】前回指示された範囲まで予習しておく。 【事後学習】授業内容を復習する。 |
10 |
書簡Dについての口頭報告と質疑、書簡E前半の講読 【事前学習】前回指示された範囲まで予習しておく。 【事後学習】授業内容を復習する。 |
11 |
書簡E後半の講読 【事前学習】前回指示された範囲まで予習しておく。 【事後学習】授業内容を復習する。 |
12 |
書簡Eについての口頭報告と質疑、書簡F前半の講読 【事前学習】前回指示された範囲まで予習しておく。 【事後学習】授業内容を復習する |
13 |
書簡F後半の講読 【事前学習】前回指示された範囲まで予習しておく。 【事後学習】授業内容を復習する。 |
14 |
書簡の解読力に関する授業内テストと解読結果の解説 【事前学習】ここまでの授業の解読結果を復習し、特にくずし方のパターンについて研究しておく。 【事後学習】正解をふまえて解読結果について復習しておく。 |
15 |
書簡F及びテスト問題となった書簡についての口頭報告と質疑 【事前学習】これまでの口頭報告を復習しておく。 【事後学習】くずし字の解読方法や年代推定の方法を整理しておく。 |
その他 | |
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教科書 | 児玉幸多 『 『くずし字解読辞典 普及版』 』 東京堂出版 1993年 テキスト(解読の対象となる書簡のコピー一式)は初回授業で担当教員が配布する。 |
参考書 | 参考書リスト(事典、便覧、年表、史料集など)は初回の授業で配布する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(34%)、授業参画度(33%)、授業での口頭報告(33%) 授業参画度は、授業回数に対して自発的に挙手して発言できた授業回数の割合。 |
オフィスアワー | 火曜日昼休み、古川研究室 |