文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 哲学科 > 哲学概論１（哲学科以外の２・３・４年生）
日本大学ロゴ

哲学概論１（哲学科以外の２・３・４年生）

このページを印刷する

科目名 哲学概論１（哲学科以外の２・３・４年生）
教員名 古田智久
単位数    2 学年 2～4 開講区分 文理学部
科目群 哲学科
学期 前期 履修区分 必修
授業概要 「哲学」の研究方法は、①経験的・実証的な方法（アポステリオリな方法）と、②思弁的・形而上学的な方法（アプリオリな方法）とに大別できる。この講義では、それら二つの研究方法を用いて、哲学の様々なテーマについて具体的に考察する仕方を講義する。
授業のねらい・到達目標 哲学の代表的な問題をいくつか考察してみることによって哲学独自の思考方法を理解し、その他の様々な哲学の問題についても、自力で考察できるようになることを目標とする。それにより、最終的に、履修者自らが自分自身の世界観、人生観を構築する手掛かりを得られるようになることを目指す。
また、この科目は教職課程「教科に関する科目」であるので、授業内容は、「哲学」という学問の「一般的包括的な内容を含むもの」となっている。具体的には、哲学の方法として、経験的・実証的・アポステリオリな方法から、思弁的・形而上学的・アプリオリな方法まで偏りなく取り上げ、また内容的には、狭義の「哲学」については、存在論、認識論、言語哲学、心の哲学、等々を全般的に取り上げ、狭義の哲学以外にも、道徳や藝術についても幅広く取り上げることになる。

この科目は文理学部（学士（文学））のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP9に対応しています。
授業の方法 授業の進め方であるが、まず教科書に記されている哲学の問題を正確に理解してもらうために講義形式の授業を行う。続いて、グループ討論を行う。講義の最後に課題を出すので、履修者は課題に解答し、次回の授業で提出する。次回の授業の初めに何名かに課題について発表してもらい、ディスカッションを行う。以上を、教科書で説明されている問題ごとに繰り返す。
本授業の事前・事後学習は，各２時間の学習を目安とします。
履修条件 哲学科以外の、2年生・3年生・4年生の履修を認める。（1年生の履修は認めない。）
授業計画
1 授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する。
「学問」とは何か、「哲学」とは何か
［事前学習］シラバスと教科書を事前に確認しておくこと。
［事後学習］「哲学」と「倫理学」の違いについて、十分に理解しておくこと。
2 他人の痛み
［事前学習］テキストの第５章を読んでくること。
［事後学習］第２回の授業で指示した課題に解答すること。
3 ロボットに心はあるか
［事前学習］テキストの第６章を読んでくること。
［事後学習］第３回の授業で指示した課題に解答すること。
4 とりはずされた脳
［事前学習］テキストの第２章を読んでくること。
［事後学習］第４回の授業で指示した課題に解答すること。
5 意識という謎
［事前学習］テキストの第３章を読んでくること。
［事後学習］第５回の授業で指示した課題に解答すること。
6 人格の同一性
［事前学習］テキストの第１８章を読んでくること。
［事後学習］第６回の授業で指示した課題に解答すること。
7 人が人を罰することについて
［事前学習］テキストの第１６章を読んでくること。
［事後学習］第７回の授業で指示した課題に解答すること。
8 タイム・トラベル
［事前学習］テキストの第１５章を読んでくること。
［事後学習］第８回の授業で指示した課題に解答すること。
9 道徳について
［事前学習］テキストの第１１章を読んでくること。
［事後学習］第９回の授業で指示した課題に解答すること。
10 最大多数の最大幸福
［事前学習］テキストの第１７章を読んでくること。
［事後学習］第１０回の授業で指示した課題に解答すること。
11 遺伝子操作
［事前学習］テキストの第８章を読んでくること。
［事後学習］第１１回の授業で指示した課題に解答すること。
12 藝術の定義
［事前学習］テキストの第１２章を読んでくること。
［事後学習］第１２回の授業で指示した課題に解答すること。
13 宇宙の始まり
［事前学習］テキストの第１章を読んでくること。
［事後学習］第１３回の授業で指示した課題に解答すること。
14 日常的な推論
［事前学習］テキストの第４章を読んでくること。
［事後学習］第１４回の授業で指示した課題に解答すること。
15 これまでの復習・解説を行い、授業で取り上げた問題についてディスカッションを行う。
［事前学習］授業で取り上げた問題について、再度皆でディスカッションしたいテーマを考えてくること。
［事後学習］講義で取り上げた問題のうち、自分が最も関心をもったものについて再度レポートを執筆すること。
その他
教科書 スティーブン・ロー（中山元訳） 『考える力をつける哲学問題集 （ちくま学芸文庫）』 筑摩書房 2013年
参考書 授業中に適宜指示する。
成績評価の方法及び基準 レポート(80%)、授業参画度(20%)
授業参画度は、授業中の発言・発表等で評価します。
オフィスアワー 火曜日5時限目終了後 2号館11階古田研究室

↑このページのトップ