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科目名 | 美学演習1 | ||||
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教員名 | 櫻井一成 | ||||
単位数 | 1 | 学年 | 2~4 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 哲学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業概要 | 二〇世紀の文芸批評において「作者の意図」はしばしば攻撃の的とされてきた(たとえばR. バルトの「作者の死」や、W. K. ウィムザット&M. ビアズリーの「意図の誤謬」など)。 一方、現代の美学では「作者の意図」の復権ともいえる事態が生じている。本授業では、ジェロルド・レヴィンソンの「文学における意図と解釈」の講読を軸に、作者の意図と解釈の関係について考えていくことにしたい。作者の意図を問わない解釈とはどのようなもので、なぜそれが求められたのか? 作者の意図を念頭においた解釈とはどのようなもので、そこで作者の意図はどのような役割を果たしているのか? 解釈や批評とはどのような行為なのか? 作者の意図はどのようにして知られるのか? 授業ではこういった問題に触れることになるだろう。 |
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授業のねらい・到達目標 | テキストを正確かつ批判的に読む技術を習得する。 プレゼンテーションの技術(要約やレジュメを作成する技術)を習得する。 他の人とディスカッションする楽しさを知り、よりよい議論を行うための技術を習得する。 現代の美学が何を問題としているのかを理解し、それについて思索する楽しさを知る。 哲学的問題にアプローチするための技術を習得する。 この科目は文理学部(学士(文学))のディプロマポリシーDP6及びカリキュラムポリシーCP7,CP9に対応しています。 |
授業の方法 | 演習形式で進める。各回の担当者を決め、担当者が作成したレジュメを叩き台として議論をおこなう。 授業では関連するさまざまな文献もとりあげていく予定である。 理解を深めるために、レポート課題に該当するものとして、論文全体のレジュメを作成してもらう予定である。 意見が正しいかどうかはあまり重要ではないので、臆せずに発言・質問してもらいたい。 本授業の事前・事後学習は、合わせて1時間を目安とします。 |
授業計画 | |
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1 |
イントロダクション:問題の概要について 【事前学習】 不道徳な芸術作品の例を考えてくる。 【事後学習】 他の参加者があげた不道徳な芸術作品を鑑賞してみる。 |
2 |
二〇世紀の文芸批評について 1 【事前学習】 前回の授業で指定された文献を読んでくる。よくわからなかった箇所や疑問点をメモしておく。 【事後学習】 授業で言及された著作や芸術作品があれば、目を通しておく。 |
3 |
二〇世紀の文芸批評について 2 【事前学習】 前回の授業で指定された文献を読んでくる。よくわからなかった箇所や疑問点をメモしておく。 【事後学習】 授業で言及された著作や芸術作品があれば、目を通しておく。 |
4 |
二〇世紀の文芸批評について 3 【事前学習】 前回の授業で指定された文献を読んでくる。よくわからなかった箇所や疑問点をメモしておく。 【事後学習】 授業で言及された著作や芸術作品があれば、目を通しておく。 |
5 |
ジェロルド・レヴィンソン「文学における意図と解釈」の講読1 【事前学習】 講読予定箇所を読んでくる。よくわからなかった箇所や疑問点をメモしておく。 【事後学習】 授業で言及された著作や芸術作品があれば、目を通しておく。 |
6 |
ジェロルド・レヴィンソン「文学における意図と解釈」の講読 2 【事前学習】 講読予定箇所を読んでくる。よくわからなかった箇所や疑問点をメモしておく。 【事後学習】 授業で言及された著作や芸術作品があれば、目を通しておく。 |
7 |
ジェロルド・レヴィンソン「文学における意図と解釈」の講読 3 【事前学習】 講読予定箇所を読んでくる。よくわからなかった箇所や疑問点をメモしておく。 【事後学習】 授業で言及された著作や芸術作品があれば、目を通しておく。 |
8 |
ジェロルド・レヴィンソン「文学における意図と解釈」の講読 4 【事前学習】 講読予定箇所を読んでくる。よくわからなかった箇所や疑問点をメモしておく。 【事後学習】 授業で言及された著作や芸術作品があれば、目を通しておく。 |
9 |
これまでの議論をふりかえり、疑問点を確認する。関連文献から重要な知見が得られた場合は共有する。 【事前学習】 前回までに講読した部分を再読してくる。よくわからなかった箇所や疑問点をメモしておく。 【事後学習】 授業で言及された著作や芸術作品があれば、目を通しておく。 |
10 |
ジェロルド・レヴィンソン「文学における意図と解釈」の講読 5 【事前学習】 講読予定箇所を読んでくる。よくわからなかった箇所や疑問点をメモしておく。 【事後学習】 授業で言及された著作や芸術作品があれば、目を通しておく。 |
11 |
ジェロルド・レヴィンソン「文学における意図と解釈」の講読 6 【事前学習】 講読予定箇所を読んでくる。よくわからなかった箇所や疑問点をメモしておく。 【事後学習】 授業で言及された著作や芸術作品があれば、目を通しておく。 |
12 |
ジェロルド・レヴィンソン「文学における意図と解釈」の講読 7 【事前学習】 講読予定箇所を読んでくる。よくわからなかった箇所や疑問点をメモしておく。 【事後学習】 授業で言及された著作や芸術作品があれば、目を通しておく。 |
13 |
ジェロルド・レヴィンソン「文学における意図と解釈」の講読 8 【事前学習】 講読予定箇所を読んでくる。よくわからなかった箇所や疑問点をメモしておく。 【事後学習】 授業で言及された著作や芸術作品があれば、目を通しておく。 |
14 |
ジェロルド・レヴィンソン「文学における意図と解釈」の講読 9 【事前学習】 講読予定箇所を読んでくる。よくわからなかった箇所や疑問点をメモしておく。 【事後学習】 授業で言及された著作や芸術作品があれば、目を通しておく。 |
15 |
全体の議論をふりかえり、疑問点を確認する。関連文献から重要な知見が得られた場合は共有する。 【事前学習】 前回までに講読した部分を再読してくる。よくわからなかった箇所や疑問点をメモしておく。 【事後学習】 全体の議論をレジュメにまとめる。 |
その他 | |
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教科書 | 西村清和編・監訳 『『分析美学基本論文集』』 勁草書房 2015年 |
参考書 | R. ステッカー(森功次訳) 『分析美学入門』 勁草書房 2013年 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(30%)、授業参画度(40%)、発表(30%) |
オフィスアワー | 水曜日の昼休み |