情報科学特別講究I

授業テーマ	アルゴリズム論の専門的な知識を学ぶ．
授業のねらい・到達目標	講究全体を通して，アルゴリズム論全体を俯瞰し，専門的な文献を読み解く力を養う．特に，処理効率の解析手法，アルゴリズム設計技法と各種データ構造の効用を中心にｇ
授業の方法	教科書を事前に学習し，その内容をまとめた資料を作成し，授業時間に資料に基づいて発表する．教科書に記載されている演習問題を時間の許す限り解くことが望ましい．
履修条件	学部における授業等を通して，アルゴリズム論の基礎事項を修得していることが望ましい．
事前学修・事後学修，授業計画コメント	アルゴリズム論に関する知識や数学的素養に応じて学習のペースを変えてもよい．教科書だけでは理解困難な事項については，別の文献を調査し，その調査結果を報告してもよい．

授業計画
1	アルゴリズムの役割と効用
2	アルゴリズムの計算量解析（概論）
3	アルゴリズム設計技法（概論）
4	計算量関数の上界と下界
5	数学的な準備事項
6	分割統治法
7	分割統治法の計算量解析（substitution method）
8	分割統治法の計算量解析（recursion-tree method）
9	分割統治法の計算量解析（master method）
10	計算量の確率的解析手法
11	確率的アルゴリズム
12	ヒープ（データ構造）
13	ヒープソートと優先順位キュー
14	クイックソート
15	クイックソートの計算量解析

その他
教科書	Thomas H. Cormen, Charles E. Leiserson, Ronald L. Rivest, Clifford Stein, Introduction to Algorithms, The MIT Press, 2009, 3 edition
成績評価の方法及び基準	授業参画度(100%)
オフィスアワー	毎週水曜日１２：１０〜１３：００