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科目名 平成27年度以前入学者 |
生物化学特論II | ||||
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教員名 | 黒須 奉行 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 後期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | タンパク質科学として、タンパク質の基礎的性質からタンパク質分析法を中心に学ぶ。 |
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授業のねらい・到達目標 | ヒトゲノム解析が終わってみると、ヒト遺伝子がかなり少ないことに驚かされた。複雑な高等動物の進化は遺伝子の数を増やすこと以上に、タンパク質の多様性を増やす方向で行われてきたと考えられる。ゲノムはあくまで生命体を構築する平面設計図で、複雑な生命体の構築や維持、調節機序はわからない。生命の基本を理解するには、約10万個といわれる個々のタンパク質のを明らかにする必要がある。この講義では、タンパク質科学として、主にタンパク質の基礎的性質からタンパク質分析法について理解を深めることを目的とする。 |
授業の方法 | 講義形式で行う。」 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | [事前学習]これまで習ったことを復習しておくこと。[事後学習]授業を受けたその日のうちに復習しておくこと。 ニュースや新聞記事などでタンパク質に関することが、しばしば取り上げられるので、積極的に調査して知見を広め、深めることを推奨する。 |
授業計画 | |
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1 |
ガイダンス 生命活動とタンパク質、タンパク質の基礎知識(概要) |
2 | アミノ酸の構造 |
3 | 立体化学、アミノ酸の誘導体、緑色蛍光タンパク質 |
4 | ポリペプチドの多様性、タンパク質の精製と分析(タンパク質精製の一般的な方法、塩析など) |
5 | タンパク質の精製と分析(タンパク質の定量、分光学的解析) |
6 | タンパク質の精製と分析(クロマトグラフィー) |
7 | タンパク質の精製と分析(SDS-PAGE、キャピラリー電気泳動、遠心分離) |
8 | タンパク質分子のアミノ酸配列分析決定法(ペプチド鎖の切断、エドマン分解、MS) |
9 | タンパク質の三次元構造(二次、超二次構造) |
10 | タンパク質の三次元構造(超二次、三次構造) |
11 | タンパク質の三次元構造(四次構造、フォールディング、シャペロン) |
12 | タンパク質の機能解析(抗体を用いたタンパク質分離と分析、抗体に関する基礎知識) |
13 | タンパク質の機能解析(抗体を用いたタンパク質分離と分析、抗体カラム、ELISAなど) |
14 | 学習内容の整理とまとめ |
15 | 総復習・補足説明 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 『ヴォート基礎生化学』 東京化学同人 2014年 第4版 『タンパク質科学イラストレイテッド』 羊土社 2005年 第1版 『タンパク質実験ノート 上・下』 羊土社 1982年 第4版 タンパク質機能に深い興味を持ってる方は「Essential タンパク質科学」南江堂2016年1版を推奨する。 |
成績評価の方法及び基準 | 平常点(30%)、授業内テスト(40%)、授業参画度(30%) |
オフィスアワー | 授業終了時 |