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生命科学実験1

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科目名
平成28年度以降入学者
生命科学実験1
教員名 中里 勝芳
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 生命科学科
学期 半期 履修区分 選択必修
授業テーマ タンパク質と脂質の生化学実験および生体膜モデルを用いる生物物理学実験
授業のねらい・到達目標 生体試料から特定のタンパク質や脂質を分離精製するための技術を学ぶ。また、酵素反応の測定や人工脂質膜小胞であるリポソームを用いるイオン輸送の実験を通してタンパク質や細胞膜の構造や機能についての理解を深める。
授業の方法 生体試料から特定のタンパク質や脂質を分離精製するための原理や方法について基本的なことがらを学ぶ。種々の条件下で特定の酵素の反応速度を測定し、その結果を解析することにより酵素の特性を理解する。脂質を用いて細胞膜モデルであるリポソームを作製し、膜を介するイオン輸送系で発生する水素濃度勾配(ΔpH)や膜電位(ΔΦ)を蛍光プローブを用いて測定する。
履修条件 2年次の実験が履修済みである。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前にテキストを読み実験の目的と方法を十分に理解しておく。
授業計画
1 ガイダンス:実験についての全般的注意
2 タンパク質の分離精製1:タンパク質の溶解度、塩析、結晶化
3 タンパク質の分離精製2:イオン交換クロマトグラフィーによる分離精製
4 タンパク質の分離精製3:電気泳動法による分子量の測定
5 脂質の分析1:肉、魚および植物からの脂質抽出
6 脂質の分析2:脂質画分の薄層クロマトグラフィーによる分析
7 脂質の分析3:ガスクロマトグラフィーによる分析
8 酵素反応の測定1:反応速度の測定、至適pHの測定
9 酵素反応の測定2:反応速度と基質濃度の関係、解析
10 酵素反応の測定3:反応速度と酵素濃度の関係、解析
11 人工膜小胞におけるイオン輸送1:逆相蒸発法によるリポソーム作製
12 人工膜小胞におけるイオン輸送2:蛍光プローブを用いるΔpH測定
13 人工膜小胞におけるイオン輸送3:蛍光プローブを用いる膜電位測定
14 一連の実験から学んだことや感想をレポートにまとめる。
15 総括(実験全体について改めて解説を行い,実験内容の理解を深める)、レポートの評価
その他
教科書 作成したテキストを配布する。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
オフィスアワー 実験室で実験終了後または研究室で対応できるとき

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