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総合研究6

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科目名
平成28年度以後入学者
総合研究6
教員名 湯浅茂雄・塩田雄大・荻野孝野
単位数    2 課程 前期課程 開講区分 文理学部
科目群 国文学専攻
学期 集中 履修区分 選択
授業テーマ 国語辞書の総合的研究
授業のねらい・到達目標 国語辞書について、歴史、現代、電子化といった観点から研究し、国語辞書に反映された日本語の実態を捉える。
国語辞書の背景を把握することによって、日本語学的研究をさらに深めることができるようになる。
授業の方法 夏季の集中講義。各専門の3人の講師によって行う。
1日目は国語辞書の歴史的観点について湯浅茂雄氏、2日目は現代国語辞書の観点について塩田雄大氏、3日目は辞書の電子化の観点について荻野孝野氏に御講義いただく。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前学修:国語辞書の概略や、歴史的、現代的、電子的諸課題について一般的な知識の確認しておくこと。
事後学修:授業時に提示された課題を通して、発展的に類例を探求し、自身の日本語研究への応用を心がけること。
授業計画
1 国語辞書の歴史的研究1―国語資料としての辞書の資料性と『言海』―
2 国語辞書の歴史的研究2―『言海』はどのような辞書か、その体裁―
3 国語辞書の歴史的研究3―近世辞書と『言海』及び『言海』の「普通語」―
4 国語辞書の歴史的研究4―『言海』に続く明治大正期の国語辞典―
5 国語辞書の歴史的研究のまとめ
6 現代国語辞書の研究1―現代のさまざまな国語辞典―
7 現代国語辞書の研究2―新規追加語の選定―
8 現代国語辞書の研究3―語釈をめぐって―
9 現代国語辞書の研究4―発音アクセント辞典―
10 現代国語辞書の研究のまとめ
11 国語辞書電子化の研究1―言語処理用電子化辞書の特徴について―
12 国語辞書電子化の研究2―電子化辞書開発事例の紹介―
13 国語辞書電子化の研究3―電子化辞書の構造について―
14 国語辞書電子化の研究4―拡張。単語辞書を越えたシソーラスや結合価や概念間の記述分野―
15 国語辞書電子化の研究のまとめ
その他
教科書 1日目はプリント配布。
2日目はプリント配布とともに、国語辞典を1冊持参すること。なるべくいろいろな種類の辞典を引き比べたいので、「冊子体」のものが望ましいが、なければ「スマホの国語辞典アプリ(ただしネット辞書ではない)」あるいは「電子辞書」でもかまわない。
3⽇目は授業内容は基本的にパソコン上で表示。パソコン教室を使⽤する予定である。
参考書 飯間浩明 『辞書を編む (光文社新書)』 光文社 2013年
上記参考書は2日目のものである。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(100%)
オフィスアワー 開講前の質問は鈴木功眞へ問い合わせること。
開講中は授業前後に教室・講師室にてオフィスアワーを設ける。
授業を御担当の講師のメールアドレスは授業時に知らせる。

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