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科目名 平成28年度以後入学者 |
東洋史特殊講義7 | ||||
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教員名 | 須江 隆 | ||||
単位数 | 2 | 課程 | 前期課程 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択必修 |
授業テーマ | 中国近世地域史料研究 中国の宋代においては、全国の地理的情報を把握するための総志とともに、地域の論理を如実に物語る地方志が編纂された。そこでこの授業の前半部分では、先ず「中国近世地域史料研究」に着手するに至った研究過程と総志や地方志に注目する意義を簡潔に説明し、それらの史料性を概観するとともに、総志·地方志研究に関する研究史整理を行う。次に総志や地方志の編纂事情や史料としての活用の可能性を探るために、具体例として、現存する総志や地方志の序跋文に着目し、それらの各種序跋文を演習形式で読解していき、総志編纂から地方志編纂へと展開していく過程を考察する。 |
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授業のねらい・到達目標 | 授業担当者の最新の研究に関わる講義と史料読解演習を通じて、漢文史料解析法と研究論文作成手法の習得を目指すことを目標とする。 |
授業の方法 | 授業全体の六割程度を講義形式でおこない、演習形式を併用する。 |
履修条件 | 漢文史料の読解にある程度習熟していることが望ましい。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 一部授業では、総志・地方志序跋文の読解演習をおこなうので、事前学修として、そのための辞書類の準備や漢文史料訓読に要する基礎的知識の習得をしておくこと。また授業計画の各回に記した準備学修を済ませて、毎回の授業に臨むこと。事後学修としては、読解演習で用いたテキストの完全版の訳注稿作成に向けた作業を段階的に進めること。 |
授業計画 | |
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1 |
授業ガイダンス [準備]シラバスに一通り目を通してくること。 |
2 |
中国近世地誌研究の視点 [準備]前回の授業で配布したプリントに一通り目を通してくること。 |
3 |
総志と地方志 [準備]前回の授業で配布したプリントに一通り目を通してくること。 |
4 |
地方志の史料性 [準備]前回の授業で配布したプリントに一通り目を通してくること。 |
5 |
宋代地誌研究の現状と課題Ⅰ「総志」 [準備]前回の授業で配布したプリントに一通り目を通してくること。 |
6 |
宋代地誌研究の現状と課題Ⅱ「地方志」 [準備]前回の授業で配布したプリントに一通り目を通してくること。 |
7 |
宋朝総志編纂考Ⅰ「北宋」 [準備]前回の授業で配布したプリントに一通り目を通してくること。 |
8 |
宋朝総志編纂考Ⅱ「南宋」 [準備]前回の授業で配布したプリントに一通り目を通してくること。 |
9 |
地誌序跋文読解演習に向けて [準備]前回の授業で配布したプリントに一通り目を通してくること。 |
10 |
地方志序跋文読解演習Ⅰ [準備]第9回の授業で配布した地誌序跋文読解演習用テキストを予習してくること。 |
11 |
地方志序跋文読解演習Ⅱ [準備]第9回の授業で配布した地誌序跋文読解演習用テキストを予習してくること。 |
12 |
地方志序跋文読解演習Ⅲ [準備]第9回の授業で配布した地誌序跋文読解演習用テキストを予習してくること。 |
13 |
地方志序跋文読解演習Ⅳ [準備]第9回の授業で配布した地誌序跋文読解演習用テキストを予習してくること。 |
14 |
訳注稿完成に向けたメディアを用いた質疑応答 [準備]地誌序跋文読解演習用テキストの完全版訳注稿を完成させ、電子メールで提出すること。 |
15 |
授業の総括と振り返り [準備]シラバスで授業の到達目標の確認をし、到達度の自己点検をしておくこと。 |
その他 | |
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教科書 | 授業時にプリント(参考資料)及び地誌序跋文読解演習用のテキストを配布する。 |
参考書 | 参考書、辞書・工具書類等については、授業中に随時紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | レポート(50%)、授業参画度(50%) |
オフィスアワー | 本授業時間の前後のみ、本館2階の講師室にて可。また、授業内でE-mailアドレスを伝えるので、そちらに連絡して下さい。 |