教職実践演習（中・高）

科目名	教職実践演習（中・高）
教員名	赤田　圭亮
単位数	2	学年	4	開講区分	文理学部
学期	後期	履修区分	必修

授業テーマ	・現場教員として求められる多面的で奥行きのある発想を身につける。・近代公教育システムを客観的にとらえ返す視点を身につける。・教職を学ぶ学生として教育、福祉、政治に関心をもち、独自の意見を発表できるようにする。
授業のねらい・到達目標	学校現場で教員として働く力蓄えるため、授業を通して具体的な教育実践の視点を獲得する契機とする。そのため ①さまざまな文章、新聞記事等を正確に内容を把握するとともに、批判的に読み込む力を身につける。 ②クラス内の学生の意見を理解し、高め合う議論を試みる。 ③①②を通して、自分の中になかった視点を獲得する。 ④以上をしっかり表現できるような発言力、文章力を身につける。
授業の方法	授業開始後１０～15分は、資料を読み込み、コメントを記入する。前時の課題の確認を行い、テーマに沿って、講義、意見発表、討議、模擬授業、ロールプレイ等を行う。終盤で、振り返りの記入を行う。なお、学生から出された意見については教官の方で出来得る限り次時までにまとめて提示するようにする。
履修条件	目的意識をもって継続的に参加すること。欠席は基本的に認めない（就職等の関係で欠席が避けられない場合は、前時に必ず欠席届を提出すること）。
事前学修・事後学修，授業計画コメント	参考資料のうち最低1冊は読了を試みること。授業は計画的に進めるつもりだが、学生の状況、対応によって前後したり、入れ替えたりする場合がある。全15回をもってひとつのまとまりと考えるので、欠席のないよう参加されたい。

授業計画
1	ガイダンス（授業テーマ・ねらい・到達目標・授業方法・座席・連絡・自己紹介等）・教育実習に関するレポート
2	教育実習の反省からそれぞれの課題を明確にする・グループ討議・発表
3	現代学校事情（学習指導要領・教育課程、生徒指導・いじめ、不登校、保護者対応、地域対応、部活動問題、教員の働き方等）抗議・グループ討議・発表
4	道徳の授業論①　道徳の位置づけと問題点・講義・討議
5	道徳の授業論②　道徳の教材研究と模擬授業（１）
6	道徳の授業論③　道徳の教材研究と模擬授業（２）
7	特別教育活動論①　位置づけと問題点・講義・討議
8	特別教育活動論②　クラスの課題解決の実際・模擬授業（１）
9	特別教育活動論③　学校行事への取り組みの実際・模擬授業（２）特別教育活動論③　クラスの課題解決の実際・模擬授業（２）討議
10	生徒指導論①いじめ・不登校をめぐって　保護者面談、生徒面談のロールプレイ
11	生徒指導論②いじめ・不登校をめぐって　保護者面談、生徒面談のロールプレイ
12	生徒指導論③いじめ・不登校をめぐって　保護者面談、生徒面談のロールプレイ
13	教員の働き方の課題～同僚、管理職、保護者との関係のとり方・勤務時間、超過勤務、部活動と給特法について
14	授業は行わない・第13回で提示した問題について各自レポート作成。疑問・質問については教官のアドレスに。レポートは評価対象となるので次回必ず提出。併せて授業の全体的な振り返りについて3分程度のスピーチの準備をしておく。
15	全体的な授業の振り返りのための各自のスピーチと課題論文提出・若干の講義と全体討議。

その他
教科書	広田照幸『教育問題はなぜ間違って語られるか』日本図書センター 2010年第1版滝川一廣『学校へ行く意味休み意味』日本評論社 2012年第1版赤田圭亮『教育改革とは何だったのか』日本評論社 2011年第1版
成績評価の方法及び基準	レポート(30%)、授業参画度(20%)、模擬授業等への取り組み(30%)、各回の振り返り（レポート）(20%)
オフィスアワー	用事がある場合は、事前にメールで申し出てください。授業終了後時間を確保します（教官のメールアドレスは最初の授業で伝えます）。
備考	授業中のスマホの使用、喫食は許可を得ない限り禁止します。飲み物は自由に。