文理学部シラバスTOP > 文理学部 > 教職コース > ドイツ語科教育法Ⅰ
日本大学ロゴ

ドイツ語科教育法Ⅰ

このページを印刷する

科目名 ドイツ語科教育法Ⅰ
教員名 武井 隆道
単位数    2 学年    2 開講区分 文理学部
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ ドイツ語教育の最新の理論とさまざまな実践方法を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 この講義はドイツ語教師を志望する学生が、ドイツ語授業の仕組みや背景を理解することを目的としています。教え方を考えることにより逆に学習の仕方がわかり自分のドイツ語能力そのものも進歩し発展することと思います。ドイツ語教員免許取得希望者はむろんのこと、ドイツ語そのものの能力を伸ばしたい人や他教科の免許を考えている人にも役に立つ授業です。
授業の方法 講義による最新の理論の紹介、実際の授業例の検討議論、教案の作成等の実践。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 事前学修:資料を概読してください。事後学修:さらに関係文献を検索、閲覧してください。授業計画のコメント:ドイツ語科教育法Ⅰでは外国語教育の方法を広く学び、ドイツ語科教育法Ⅱではドイツ語検定や試験のあり方を考察し、ドイツ語科教育法Ⅲでは模擬授業を含む実践を主体とします。
授業計画
1 今日の社会での外国語教育の意義: そもそも学習とは何か;英語教育とドイツ語教育との比較;日本の現代社会における必要性の相違;大学教育と中等教育それぞれにおける外国語教育の意義;教養観念と外国語教育
2 ドイツ語教科書・教材の検討:ドイツで出版されているドイツ語教科書を比較検討し、その特徴を探る;日本で出版されているドイツ語教科書を比較検討し、その特徴を探る;日本の高校・大学等の授業で使う教科書の条件を検討する
3 外国語教育メソードの歴史的変遷(その1): 文法訳読法の意義をどうとらえるか;直接教授法の意義
4 外国語教育メソードの歴史的変遷(その2): オーディオ・リンガルメソードとオーディオヴィジュアルメソード
5 外国語教育メソードの歴史的変遷(その3): コミュニカティヴ・アプローチと異文化アプローチ
6 読解授業について(その1):読解についての最近の諸研究;認知心理学から見た読解の諸問題
7 読解授業について(その2):コミュニカティヴ・アプローチ、異文化アプローチにおける読解の考え方; 読解教材の作成実践
8 読解授業について(その3):文学テクストについて;外国語教育のなかで文学テクストはどのような意味を持ちうるか;文学テクストの特性と総合的な外国語能力への寄与
9 聴解教材について(その1):聴解教材についての最近の考え方;聴解教材の実際例の検討
10 聴解教材について(その2):聴解教材を使った作問例の検討;聴解授業の試験例の検討
11 教案の基本(その1):授業を構成する外的諸要素の確認(教室、人数、設備等);授業を構成する人間的諸要素の確認(学習者の特徴、到達度等);授業を構成する内容的諸要素の確認(教材、副教材、関連知識等)
12 教案の基本(その2):授業時間配分と構成;授業の流れ;板書、説明に関する諸問題;グループダイナミックスとインターアクション
13 教案作成と相互批評を行う
14 1回から13回目までの授業内容について質疑応答を行う。
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。
その他
参考書 佐藤学  『『教育方法学』 (佐藤学 『教育方法学』 岩波書店(岩波テキストブックス) ・)』 岩波書店 1996年
吉島茂、境一三  『『ドイツ語教授法』』 三修社 2003年
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(50%)
オフィスアワー 金曜3,4,5限出講時の休憩時間

このページのトップ