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ゲノム科学

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平成28年度以降入学者 ゲノム科学
教員名 間瀬 啓介
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 生命科学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ ゲノムとは生命を営むための情報の単位であり、近年、あらゆる生物種においてその解析が急速に進み、生命科学は大きく変貌してきた。本講義では、この最先端分野の一つであるゲノムを対象とした科学(ゲノミクス)の基礎を学ぶ。
授業のねらい・到達目標 ゲノム構造の解析方法について理解を深めると共に、ゲノム情報を用いた生命現象の解析事例や応用事例等を通じて、進化過程や遺伝子機能の解明、さらにその応用や利用法についての基礎的な知識を習得する。
授業の方法 授業は、板書や資料および液晶プロジェクターを中心に活用した講義形式を中心とする。また、出席状況や理解度を確認するための課題の提供やアンケートを行う。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 推薦する参考図書等を活用し、講義内容に関連する事柄について調べ疑問点をもって講義に臨むこと。また、定期的に講義内容をまとめ理解を深めること。
授業計画
1 ガイダンス: ゲノム科学とは
2 ゲノム科学への道: 狭義と広義のゲノム
3 ゲノムの解読1: 塩基配列の決定と遺伝子地図
4 ゲノムの解読2: ホールゲノムシークエンス
5 ゲノムの解読3: 機能ゲノム科学
6 比較ゲノミクス1: 原核生物のゲノム構成
7 比較ゲノミクス2: 真核生物のゲノム構成
8 進化とゲノムの変化1: アライメント解析
9 進化とゲノムの変化2: 系統樹作成法
10 進化とゲノムの変化3: メタゲノム
11 ゲノムと遺伝子発現1: シスエレメント
12 ゲノムと遺伝子発現2: エピジェネティックス
13 ゲノム科学の応用: オーダーメイド医療
14 総括1(授業全体について配布資料などを用いて復習を行い,その上で質疑応答を行う)
15 総括2(授業全体について改めて解説を行い,その上で質疑応答を行う)
その他
参考書 吉川寛、伊藤隆司、上野直人、佐々木裕之、中井謙太 『ゲノム科学の基礎 (現代生物科学入門)』 岩波書店 2009年 第1版
藤山秋佐夫、安田和基、門脇孝、服部正平、水島-管野純子、菅野純夫、加藤和人 『ゲノム科学の発展 (現代生物科学入門)』 岩波書店 2011年 第1版
Arthur M. Lesk 『ゲノミクス』 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2009年 第1版
榊 佳之 『ヒトゲノム』 岩波書店 2001年
清水信義 『ゲノムを極める』 講談社サイエンティフィック 2004年
服部成介、水島―菅野順子 『よくわかるゲノム医学』 羊土社 2013年 第2版
成績評価の方法及び基準 レポート(30%)、授業内テスト(30%)、授業参画度(40%)
オフィスアワー 月~金10:00~18:00 本館6階 生命科学科 研究室602

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