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発生生物学1

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平成28年度以降入学者 発生生物学1
教員名 外川 徹
単位数    2 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 生命科学科
学期 前期 履修区分 選択必修
授業テーマ 受精卵から個体へ
授業のねらい・到達目標 多細胞生物は,1つの細胞である受精卵が細胞分裂を繰り返して個体を形成し,成長を重ねて次世代へ繋がる生殖細胞を作り,そして死んでいく。この過程で,細胞はただ単に増えるだけではなく,お互いにコミュニケーションを取りながらそれぞれに特殊化し,特定の細胞へと分化していく。また,動物は分類群によって異なる多様な形態を形成するが,そのメカニズムの大原則を見てみると,動物間で驚くほど共通していることに気付く。本講義では,このような発生のメカニズムを理解することを目標とする。「発生生物学1」では,発生生物学の基本概念を学んだ後,動物の受精卵から器官形成までの胚発生を中心に扱う。
授業の方法 液晶プロジェクターを用いたスライド映写と板書を併用した講義形式で行う。受講者による授業内容の記録を容易にするため,毎回ハンドアウトを配布する。授業中および授業後の質問を歓迎する。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 毎回配布するハンドアウトには,当該講義内容の「まとめ」が付してある。受講者はその日の講義前に前回分の「まとめ」を利用し復習することで,当日の講義へ備えることが望まれる。
授業計画
1 ガイダンス
発生生物学における基本概念1
2 発生生物学における基本概念2:細胞分化
3 発生生物学における基本概念3:細胞間コミュニケーション
4 発生生物学における基本概念4:細胞接着/細胞移動
5 個体の始まり1:配偶子
6 個体の始まり2:受精
7 多細胞化と基本的な体制の構築1:卵割と原腸形成
8 多細胞化と基本的な体制の構築2:胚葉の分化
9 ボディプラン1:基本的な体軸の形成
10 ボディプラン2:体軸に沿ったボディパターンの形成
11 器官形成1:付属器官のパターン形成
12 器官形成2:外胚葉の分化
13 器官形成3:中胚葉と内胚葉の分化
14 全体の復習(授業全体について配布資料などを用いて復習を行い,その上で質疑応答を行う)
15 理解度の確認と振り返り
その他
教科書 特に使用しない。
参考書 東中川徹,八杉貞雄,西駕秀俊 『ベーシックマスター 発生生物学』 オーム社 2008年
阿形清和,高橋淑子 『ギルバート発生生物学』 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2015年
武田洋幸,田村宏治 『ウォルパート発生生物学』 メディカル・サイエンス・インターナショナル 2012年
中村桂子,松原謙一 『細胞の分子生物学』 Newton Press 2010年 第5版
講義の内容をより深く理解するための参考書であり,必ずしも必要なものではない。初回の講義で紹介する。
成績評価の方法及び基準 授業内テスト(80%)、授業参画度(20%)
成績評価の方法については,初回の講義で説明する。
オフィスアワー 月~金 10:00-17:00
本館6階 生命科学科研究室605

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