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科目名 | 映像文化論 | ||||
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教員名 | アンニ | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
学期 | 集中 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | 映像文化論「日中映画―歴史・文化・表象・身体」 |
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授業のねらい・到達目標 | 本授業は日本映画と中国(香港)映画が互いに絡み合っている部分に焦点を絞って、テキストと事例を取り上げます。戦時中の日中映画の相関する歴史の流れを概説した上で、戦後の日本映画と大陸、香港映画との交流、そうした交流から生まれた映画を中心に、映画人と作品の越境によってもたらした戦時との異なった交流の様相について作品を通して見ていきます。聴講者たちに多角的に映画を読み解く方法を身につけるようになってもらうことを目指します。 |
授業の方法 | 映像資料と文字資料を併用し、代表的な作品を見せながら、講義を進めます。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 事前に日中関係に関する歴史を簡単に勉強することを勧めます。 |
授業計画 | |
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1 | 前説―戦時日中映画交渉の流れ |
2 | 戦後日中映画交流の再開―『白毛女』の日本輸入 |
3 | アニメの日中交流―桃太郎と孫悟空 |
4 | 日本独立プロの左翼系映画とイタリアのネオ・レアリズモは中国へ―『自転車泥棒』と『どっこい生きてる』など |
5 | 日本映画と香港映画の技術交流―西本正、井上梅次、ブルース・リー |
6 | 文化大革命の越境―フランス映画と日本映画における毛沢東思想 |
7 | 大島渚の映像世界におけるアジア―日本・アジアの歴史に向き合う映像作家 |
8 | 文革後の日本映画ブーム―『君よ憤怒の河を渉れ』を手掛かりに |
9 | 中国国民的スターになった高倉健と山口百恵―表象・実象と身体性 |
10 | 香港アクション映画と日本アクション映画の交錯―ツイ・ハーク(徐克)の場合 |
11 | 中国のニューシネマ、第五世代の誕生―『黄色い大地』 |
12 | ポスト第五世代と日本―ジャ・ジャンメクーの『一瞬の夢』 |
13 | ドキュメンタリー映画の実験―ワン・ビン(王兵)の『収容病棟』 |
14 | これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める。 |
15 | 授業内テストおよび解説 |
その他 | |
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教科書 | なし |
参考書 | 晏妮 『戦時日中映画交渉史』 岩波書店 2010年 第1版 黒沢清・四方田犬彦等 『観る人、作る人、掛ける人 (日本映画は生きている第三巻)』 岩波書店 2010年 第1版 石坂健治等監修 『アジア映画の森 新世紀の映画地図』 作品社 2012年 第1版 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(30%)、授業参画度(70%) 勉強に取り組む姿勢と授業内のテストによって総合的に評価します。 |
オフィスアワー | 授業終了時 |