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演劇論

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科目名 演劇論
教員名 元氏 久美子
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 後期 履修区分 選択
授業テーマ シェイクスピア作品を通して演劇について学び、考える。
授業のねらい・到達目標 2014年はシェイクスピア(1564-1616)生誕450年の記念の年であり、2016年は没後400年でした。この約400年前の英国の劇作家が古今東西の演劇に与える影響は驚くべきものです。日本においても近年、『間違いの狂言』(2001)、『NINAGAWA十二夜』(2005)、『不破留寿之太夫(ふぁるすのたいふ)』(2014)などシェイクスピア作品が日本の古典芸能と結びついた例も多くあります。本授業前半では日本の古典芸能に翻案されたシェイクスピア作品を後半ではシェイクスピアの代表的作品『ハムレット』、『ロミオとジュリエット』、日本を代表する演出家蜷川幸雄の舞台を取り上げます。シェイクスピア作品を通して、演劇について学び、考え、演劇に関する基本的な知識を得ることを目標とします。
授業の方法 講義形式が中心となります。理解を深めるために映像を活用します。学生には毎回授業で扱った内容に対するコメントを求めます。
履修条件 なし
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業で取り上げるシェイクスピア作品は事前に読んでおくことが望ましい。
授業計画
1 ガイダンス(授業の進め方、評価方法などについての説明)、シェイクスピアについてなど。
2 演劇とは―シェイクスピアが語る演劇論-
「演劇」とは何か自分なりの考えをまとめておくこと。
3 シェイクスピアと歌舞伎、Twelfth Nightと『NINAGAWA十二夜』第1回
『十二夜』のおおまかなストーリーを確認しておくこと。
4 シェイクスピアと歌舞伎、Twelfth Nightと『NINAGAWA十二夜』第2回
第3回目の授業の資料をBlackBoardでよく読んでおくこと。
5 シェイクスピアと狂言、The Comedy of Errorsと『間違いの狂言』
『間違いの喜劇』のおおまかなストーリーを確認しておくこと。
6 シェイクスピアと狂言、The Comedy of Errorsと『間違いの狂言』
第5回目の授業の資料をBlackBoardでよく読んでおくこと。
7 Hamlet 第1回 イントロダクション
『ハムレット』のおおまかなストーリーを確認しておくこと。
8 Hamlet 第2回 "To be, or not to be" (Act III. Sc. 1)について
第7回目の授業の資料をBlackBoardでよく読んでおくこと。
9 Hamlet 第3回 様々な舞台、映像作品の比較
第8回目の授業の資料をBlackBoardでよく読んでおくこと。
10 Romeo and Juliet 第1回 イントロダクション
『ロミオとジュリエット』のおおまかなストーリーを確認しておくこと。
11 Romeo and Juliet 第2回 様々な舞台、映像作品の比較
第10回目の授業の資料をBlackBoardでよく読んでおくこと。
12 演出家蜷川幸雄と彩の国シェイクスピア・シリーズ
「演出家」の仕事とは何か自分なりの考えをまとめておくこと。
13 演出家蜷川幸雄の演出作品
第12回目の授業の資料をBlackBoardでよく読んでおくこと。
14 シェイクスピアと日本の演劇
最近日本で上演されたシェイクスピア作品について調べておくこと。
15 これまでの復習・解説を行い、授業の理解を深める。
「演劇」に対する自分の意見をまとめておくこと。
その他
教科書 なし
参考書 ウィリアム・シェイクスピア 『十二夜』 白水社他
ウィリアム・シェイクスピア 『間違いの喜劇』 白水社他
ウィリアム・シェイクスピア 『ハムレット』 白水社他
ウィリアム・シェイクスピア 『ロミオとジュリエット』 白水社他
シェイクスピア作品はどの出版社のものでも可。
成績評価の方法及び基準 レポート(50%)、授業参画度(10%)、コメント(40%)
オフィスアワー 木曜日昼休み(12:30~12:50 本館2階講師室)
備考 学期中に実際の舞台(授業でも紹介する)を観に行くことが望ましい。

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