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演劇論

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科目名 演劇論
教員名 埋忠 美沙
単位数    2 学年 1~4 開講区分 文理学部
科目群 総合教育科目
学期 前期 履修区分 選択
授業テーマ 近世から現代までの社会の中での歌舞伎の位置づけについて、広い話題を取り上げて考察します。ともすれば古い特殊な芸能と思われがちな歌舞伎ですが、様々な時代の社会的な出来事を如実に反映していると共に、近現代の文化にも大きな影響を与えてきました。歌舞伎と社会・文化との関わりを理解することを通じて、広い視野を養うことをめざします。
 具体的には、興行システム、作劇法といった演劇専門のテーマから、検閲・戦争といった政治との関わり、西洋との関わり、現在人気の文化(宝塚、2,5次元ミュージカル、特撮ヒーロー、アイドル、漫画など)との関係にいたるまでを取り上げる予定です。内容に合わせたゲストスピーカーも予定しています。
授業のねらい・到達目標 歌舞伎および演劇を深く理解すると共に、それを通じて社会・文化への広い視野を養う
授業の方法 講義形式で進行。
演劇というテーマの性質上、理解を深めるため各回部分的に演劇の映像を視聴します。
各回終了後、レビューシートの提出を求めます。
内容に合わせたゲストスピーカーも予定しています。
事前学修・事後学修,授業計画コメント 授業で紹介する関連書を読み、舞台・映像を見ることが望ましい。
授業計画
1 オリエンテーション/本講義の目的と概要、歌舞伎とはいかなる演劇か
2 興行システム1/江戸歌舞伎の興行システム
3 興行システム2/近代歌舞伎の興行システム
4 ドラマツルギー/歌舞伎の作劇法
5 公権力と歌舞伎/江戸歌舞伎の検閲
6 歌舞伎が描いた戦争1/源平合戦
7 歌舞伎が描いた戦争2/西南戦争
8 歌舞伎・演劇・サブカルチャー1/歌舞伎とサブカルチャー
9 歌舞伎・演劇・サブカルチャー2/演劇と漫画
10 時代とジャンルを超えるヒーロー1/江戸のヒーロー
11 時代とジャンルを超えるヒーロー2/近現代のヒーロー
12 世界の中の歌舞伎/歌舞伎の中の西洋
13 「新」歌舞伎とは/歌舞伎とはいかなる演劇か
14 到達度の確認(試験)と解説
15 これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める
その他
成績評価の方法及び基準 試験(50%)、出席回数(20%)、レビューシート(30%)
オフィスアワー 授業終了時
備考 ゲストスピーカーの都合次第では、この授業計画通りに進まない可能性があります。
授業中の余計な私語は厳禁。私語により授業を妨害している場合は学籍番号と名前を確認したうえで退室を促します。

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