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平成28年度以降入学者 | 理論・学説特殊研究Ⅰ | ||||
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平成27年度以前入学者 | 理論・学説特殊研究1 | ||||
教員名 | 渡辺 彰規 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 3 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 社会学科 | ||||
学期 | 前期 | 履修区分 | 選択 |
授業テーマ | P. ブルデューにおける文化と権力 |
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授業のねらい・到達目標 | P. ブルデューは文化と権力の関係性について多くの議論をしてきたが,その中でもよく知られているのが,文化的再生産論やハビトゥス/プラチックについての理論的考察,界の理論などである。これに対して本講義では,ブルデューの研究者としての全期間を通して,ブルデューが(1)文化と権力について根本的にどう考えてきたか,そしてまた,(2)その考えは時代の変化に応じてどう変化してきたかについて特に焦点を当てて考察したい。 そのことで,社会学の根本をなす文化と権力の関係性についての理解を深め,また,研究書の難解な言い回しに慣れることで今後の研究に必須となるリテラシーを身につけることを目指す。 |
授業の方法 | 講義形式で行う。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 授業内容はその前の回までの内容の理解を踏まえたものとして展開されるので,事後学習(復習)が重要となる。授業中に配布されたプリントについては用語上の不明点は無論のこと,内容上の不明点についても無いよう講義を踏まえての自主的な学習が求められる。また,それでも理解困難な箇所については講師に質問するなどの積極的な授業への参加が求められる。 |
授業計画 | |
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1 | ガイダンス(授業のテーマや到達目標及び授業の方法について説明する) |
2 | 60年代における文化の分断(1)写真研究 |
3 | 60年代における文化の分断(2)美術館研究 |
4 | 60年代における文化の分断(3)学生研究 |
5 | 70年代における文化の権力性(1)再生産研究 |
6 | 70年代における文化の権力性(2)言語研究 |
7 | 70年代における文化の権力性(3)政治研究 |
8 | 70年代における文化の権力性(4)趣味研究 |
9 | 70年代における文化の権力性(5)趣味研究 |
10 | 80年代における文化の個別化/権力の分散(1)大学研究 |
11 | 80年代における文化の個別化/権力の分散(2)芸術研究 |
12 | 80年代における文化の個別化/権力の分散(3)メディア研究 |
13 | 総論(1):ブルデューにおける文化と権力――その可能性と限界 |
14 | 総論(2):日本社会へのブルデュー理論の応用可能性 |
15 | これまでの復習・解説を行い授業の理解を深める |
その他 | |
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教科書 | 特に用いません。講義中にプリントを配布します。 |
参考書 | ピエール・ブルデュー&ロイック・J・D・ヴァカン 『リフレクシヴ・ソシオロジーへの招待――ブルデュー、社会学を語る』 藤原書店 2007年 加藤晴久 『ブルデュー――闘う知識人 (講談社メチエ)』 講談社 2015年 素早く全体像を手に入れるには加藤晴久の入門書『闘う知識人』を強く薦める。ブルデュー本人の肉声を交えた比較的わかりやすいものとして『リフレクシヴ・ソシオロジーへの招待』も薦めたい。 |
成績評価の方法及び基準 | 試験(100%) |
オフィスアワー | 授業終了時。 |