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理科実験(物理)

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科目名
平成28年度以降入学者
理科実験(物理)
科目名
平成27年度以前入学者
理科実験(物理)
教員名 蒲原 康二
単位数    1 学年    3 開講区分 文理学部
科目群 コース科目
学期 半期 履修区分 選択
授業テーマ 教職コースでの基礎的実験(学校教育上、物理学構成に必要な基本実験)
授業のねらい・到達目標 基礎的物理実験を行い,自然現象の意味や実験装置の仕組みを把握し,理科教育において実験事実がいかに貴重なものかを学ぶ.また,各々の実験のどこが面白いのか討論する。プレゼンテーション能力,相手の意見を汲み取る能力,それが正しいのか自分たちで判断する能力を身に付ける.レポートでは観測した内容を定量的に正しく取り扱い、簡潔に報告・記述する能力を身に付ける.
授業の方法 まず、誤差論・各実験テーマの概要についての講義を、クラス全体で行う。次に、ノギスとマイクロメ―タを使用して、密度測定の実験を個人単位で行い、レポートの書き方に慣れてもらう。その後,クラスをグループに分けて各実験テーマを行う.一テーマを二週間かけて行う.一週目に実験,二週目に討論とレポート作成を原則とする.
事前学修・事後学修,授業計画コメント 高校での物理関係科目の修得を前提に説明を行う。説明が不十分と感じた学生は遠慮なく質問してほしい。本実験のテキストは、授業内で配布する。高校で生徒に指導する物理的内容は、未来の市民にとって必要な自然観に必須であると、理解されることを望んでいる。
授業計画
1 ガイダンス及び測定値の基礎的取り扱い法
2 各実験テーマの概要説明と温度計についての補足講義
3 ノギスとマイクロメータ、電子天秤による質量密度の測定
4 前回実験の討論、レポート作成
5 単振り子による重力加速度及び弾性係数の測定
6 前回実験の討論、レポート作成
7 金属、半導体の電気抵抗ー温度依存性(ホイートストン・ブリッジの使用)
8 前回実験の討論、レポート作成
9 極低温の世界(デジタルオシロスコープによる電磁誘導現象の観察と超伝導体の磁気浮上)
10 前回実験の討論、レポート作成
11 光の屈折現象(幾何光学の基礎:反射・屈折の法則と屈折率の起源)
12 前回実験の討論、レポート作成
13 光の干渉現象(波動光学の基礎:ニュートンリング現象の観測)
14 金属のモル比熱の謎と古典物理学の破綻について、各自課題学習をすること。レポート提出を求める。
15 前回実験の討論、レポート作成
その他
教科書 なし(オリジナルのテキストを配布する。)
参考書 水野善右ェ門、三木久夫 『基礎物理実験』 培風館 2001年
成績評価の方法及び基準 レポート(70%)、授業参画度(30%)
オフィスアワー 本実験終了後、本館2Fの講師室にて20分間。

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