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平成28年度以降入学者 | 分子生物学2 | ||||
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教員名 | 外川 徹 | ||||
単位数 | 2 | 学年 | 2 | 開講区分 | 文理学部 |
科目群 | 生命科学科 | ||||
学期 | 後期 | 履修区分 | 必修 |
授業テーマ | DNAの情報から生命現象へ |
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授業のねらい・到達目標 | 生命現象の実働因子はタンパク質やRNAである。これらの分子がどのようにしてDNAのもつ情報をもとに合成されるのか,つまり遺伝情報の発現のメカニズムを理解することが本講義の目標である。「分子生物学1」では, DNAの情報が複製されるメカニズム,DNAの情報からタンパク質が合成されるメカニズムを学んだ。これを受けて,本講義では,DNAの遺伝情報がどのように維持されるのかを学ぶ。また,細胞の持つ遺伝情報全てが常に利用されているわけではなく,細胞によって発現する遺伝子が巧妙に調節されている。そのメカニズムについて詳しく学ぶ。さらに近年における研究の進展が目覚ましい,機能性RNAとエピジェネティクスについても学ぶ。 |
授業の方法 | 液晶プロジェクターを用いたスライド映写と板書を併用した講義形式で行う。受講者による授業内容の記録を容易にするため,毎回ハンドアウトを配布する。授業中および授業後の質問を歓迎する。 |
履修条件 | 「分子生物学1」を履修していることが望ましい。 |
事前学修・事後学修,授業計画コメント | 毎回配布するハンドアウトには,当該講義内容の「まとめ」が付してある。受講者はその日の講義前に前回分の「まとめ」を利用し復習することで,当日の講義へ備えることが望まれる。 |
授業計画 | |
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1 | はじめに:ガイダンス,遺伝情報の流れ |
2 | DNAの損傷と修復 |
3 | 相同組換え |
4 | 動くDNA |
5 | 遺伝子発現調節1:発現調節の概観とタンパク質のDNA結合モチーフ |
6 | 遺伝子発現調節2:原核生物の転写調節 |
7 | 遺伝子発現調節3:真核生物の転写調節 |
8 | 遺伝子発現調節4:転写後調節 |
9 | 遺伝子発現調節5:タンパク質の活性化と分解の調節 |
10 | ノンコーディングRNA1:ノンコーディングRNAとその機能 |
11 | ノンコーディングRNA2:miRNA/siRNA/piRNA |
12 | エピジェネティクス1:エピジェネティクスの概要 |
13 | エピジェネティクス2:エピジェネティック機構が関わる現象 |
14 | 全体の復習(授業全体について配布資料などを用いて復習を行い,その上で質疑応答を行う) |
15 | 理解度の確認と振り返り |
その他 | |
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教科書 | 特に使用しない。 |
参考書 | 東中川徹,大山隆,清水光弘 『ベーシックマスター 分子生物学』 オーム社 2013年 第2版 中村桂子,松原謙一 『細胞の分子生物学』 Newton Press 2010年 第5版 講義の内容をより深く理解するための参考書であり,必ずしも必要なものではない。初回の講義で紹介する。 |
成績評価の方法及び基準 | 授業内テスト(80%)、授業参画度(20%) 成績評価の方法については,初回の講義で説明する。 |
オフィスアワー | 月~金 10:00-17:00 本館6階 生命科学科研究室605 |